たいたい竹流(torgtaitai):どどんとふへようこそ!(Welcome to DodontoF !)
たいたい竹流(torgtaitai):操作方法が分からなくなったら、メニューの「ヘルプ」=>「マニュアル」を参照してみてください。
どどんとふ:======= プレイルーム 【 No. 7 】 へようこそ! =======
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「霧江 冬司」がログインしました。
どどんとふ:「」がログインしました。
どどんとふ:「」がログインしました。
どどんとふ:「」がログアウトしました。
どどんとふ:「ななしさん」がログインしました。
GM:それでは自己紹介に入りたいと思います。霧江さんがPC1、天城さんがPC2、楊原さんがPC3でいきましょう。
GM:今回はPC1から順番にお願いしたいと思います。ではまず霧江さんから!
霧江 冬司:うむ。
霧江 冬司http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYtdG_xgIM
霧江 冬司:霧江 冬司。フリーランスの傭兵です。実力は確かだけど、ひどい女好きでめちゃくちゃやることでも知られていたりいなかったりします。
霧江 冬司:基本的に平和な社会にいると大変なことになる側の人間なので、最近まで物騒な地域で仕事をしていました。
霧江 冬司:N市は物騒な地域になったので、めでたく日本にやってきました。
GM:日本有数の犯罪都市になりつつありますね
霧江 冬司:夢は南の国で可愛い女の子に囲まれながら果物食って呑気に暮らすことです。
霧江 冬司:能力的にはノイマン/キュマイラ。武器を使って相手をしばきます。
霧江 冬司:あと、<生き字引>を使って情報収集もします。相棒が。
:どうも、相棒です。
GM:そっそんな…今回は(オープニング時点では)相棒と別行動中だというのに!
:情報収集したり、ブレーキになったりします。よろしくお願いします。
GM:この人を一人にして町中を歩かせて大丈夫なのだろうか…
:まあ、大丈夫だと思います。たぶん、
霧江 冬司:こっちはこんなところで。よろしくお願いします
GM:ではPC1のハンドアウトです。
GM:HO1 シナリオロイス:三田球絽(さんだ くろ)

あなたは折角のクリスマスイブだというのに予定もなく、仕方なしに町中を歩いて過ごすオーヴァードだ。
いつになく騒がしい町の様子に気を取られていたら、大きな荷物を抱え走る少女と曲がり角でぶつかってしまった。
謎の光を放ち、たちまち立体展開するプレゼントボックス。見る間にサンタの衣装に包まれるあなたの体。
唖然とするあなたに対して少女は言い放つ…「聖なる衣の適合者として、悪のサンタを滅ぼして欲しい」と!

GM:エエーッ!? サンタ座の聖者衣と適合し、聖闘士になっちゃった!
GM:私はお酒も薬もやっていません。
GM:サンタ服を脱ぐために…頑張って、戦い抜いてください。
GM:では続いて、PC2!天城さんお願いします。
天城 康介:はぁい!
天城 康介:「康介、天城康介だ。面白みのない名前だけど、俺はまあ、気に入ってる」
天城 康介:「なんせ、親がつけてくれた名前だからな。生きてたら、由来とかも聞けたんだろうけど」
天城 康介:「……いつの間にか、姉さんよりも年上になっちまったし。ほんと、時間が経つのは…いや、まあ」
天城 康介:「……結局のところ、なるようになるってことさ」
天城 康介http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYpY69tAIM
天城 康介:星辰館高校に通う学生かつ、UGNイリーガルエージェント。4年前の、崩落戦のとある現場におけるただ一人の生存者。
天城 康介:奇妙な強運を引き寄せることから、UGN等からは“特異点”のひとりと見られている。
天城 康介:そんなわけで、クリスマスイブにお仕事が入りましたが、相手が相手なので喜べばいいのか悲しめばいいのかよくわからない男子です。
GM:一部詳細が謎に包まれたままの4年前…!
天城 康介:色々と迷ったり悩んだりしつつ、まあなんとか生きていくしかないよね…!という感じで頑張っています。
GM:たぶん夜には身柄を解放されると思うので、それまでファイトです!
天城 康介:能力的には、《一角鬼》からの有射程白兵型。ミドルは意外とある社会性(社会3)でなんとか…頑張る!
天城 康介:そんな感じでやっていこうと思います。よろしくお願いします。
GM:よろしくおねがいします!
GM:PC2,3はハンドアウトが共通! PC3、楊原さんお願いします!
楊原 あざみ:はい。
楊原 あざみ:楊原あざみ、UGNエージェントです。後方処理班こと清掃局の所属ですが、最近は通常任務に出ることもたまにあります。
GM:清掃局のお仕事だけで相当ブラックなのに…!!
楊原 あざみ:まあ、必要ならやらなければなりませんから。ある意味、現場待機の類よりは随分マシとも言えますし。
楊原 あざみ:発現しているエフェクトの関係で、外見年齢がローティーンで止まっていますが、30歳です。
楊原 あざみ:天城くんとは色々縁がありまして……ここで一緒になるとは、少し思いませんでしたね。
楊原 あざみ:能力的には、バロール/ハヌマーンの変異種。最低限達成値と火力のサイレンの魔女で攻撃するタイプです。
楊原 あざみ:以上です。他に、なにかありますか?
GM:ありがとうございます。清掃局ということで
GM:同時多発サンタ事件が「ワーディングが全然使われていない」「人的被害がほぼゼロ」である等のことを事前にご存知かもしれません。
GM:ではハンドアウトはこちらです。
GM:PC2、3 シナリオロイス:三田球絽 or "サンタクロース" or "同時多発サンタ事件"

あなた達は折角のクリスマスイブだというのにUGNの仮説詰所で事件に備え待機しているオーヴァードだ。
今日は午前中からサンタクロースの格好をした怪オーヴァードがあちこちで発生、死者は少ないが市内は酷い有様だ。
鍋をつつきながらの憩いの一時もつかの間、やがてすぐ近くで強烈なレネゲイド反応が発せられる。
駆けつけた貴方達を待っていたのはサンタ姿で頭を抱えるPC1と、三田球絽と名乗る凄まじく胡散臭い少女だった。

GM:というわけで、霧江さんが呪われてしまった場面に駆けつけることになります。
天城 康介:決定的瞬間!
GM:写真とかは撮らないでおいてあげてください。
GM:ではトレーラーです。
GM:去年と同じクリスマス、今年と同じ来年。サンタを信じていた頃のように懐かしく甘い話。
例年の如くR案件のクリスマスバーゲンの時期に入ったN市は、水面下で阿鼻叫喚の大騒ぎだ。
オフを一人で過ごし、あるいはUGNの臨時詰所で待機していたオーヴァード達の前に現れた少女。
彼女は貴方達にこう告げる…"よからぬものをプレゼントする邪悪なサンタクロースを倒して欲しい"と。

ダブルクロス The 3rd Editon "You better watch out, You better not cry"

 ダブルクロス―――それは裏切りを意味する言葉。

GM:-----
GM:オープニング1 登場PC:霧江 冬司
GM:侵蝕ダイスをお願いします。
霧江 冬司:1D10+30
DoubleCross : (1D10+30) → 4[4]+30 → 34

GM:市内某所。12月24日、いわゆるクリスマスイブ。
GM:キリスト教国ではないこの国でも、街中がふしぎな喧騒に包まれる、そんな日。しかし。
霧江 冬司:「暇だ」
霧江 冬司:市内某所に存在する自宅にて、極めてヒマそうにしている。
霧江 冬司:今日は仕事の予定は一切入れるな、というふうに事前に凪に伝えていたから一日休み。それはいい。
霧江 冬司:しかし、凪もいないとはどういうことだ。それも朝から。
霧江 冬司:「ヒマだ」TVをつけると、ぼんやりと年末のバラエティ番組を見ながら昨晩の残りを使った鍋焼きうどんを啜る。
霧江 冬司:「…………………」
霧江 冬司:「うがーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
霧江 冬司:「クリスマス前日だというのに、どいつもこいつも仕事に勉強に予定!おまけに凪のやつもいないとはどういうことだ!」
霧江 冬司:風情も余裕もない奴らめ。クリスマス前後くらい休んで遊び呆けるべきなのだ。うむ。
霧江 冬司:「…………飲みにでも行くか。ついでに、きれいなねーちゃんのいる店でも行くか。うむ。」
霧江 冬司:そういうわけで、いつもの黒橙色の戦闘服ではなく、私服で街に繰り出そう。目指すは11地区だ。
霧江 冬司:そうと決まれば今日は一日遊ぶぞ!明後日の朝まで家には帰らん。仕事も知らん。きれいなねーちゃん達とドンチャン騒ぎだ。
GM:…外はちらちらと雪が降っている。鈍色の曇り空。
GM:「いぃしやあぁ~~~きいもおぉ~~~焼ぁきたてぇ~~~~え~~」
GM:季節感あふれる声が住宅街に響いている。
霧江 冬司:呑気な声が響く住宅街を、のんきな気持ちで歩く。こういう時の気持ちの切り替えは早い。
霧江 冬司:もう既にこの後のお楽しみのことで頭がいっぱいだ。鼻歌交じりに11地区を目指すぞ。
GM:その時である。
三田 球絽:「はぁ・・・はぁ・・・キャッ!」
霧江 冬司:「うおっ」曲がり角から出てきた少女とぶつかる。
GM:いつもならまず通る人のいない狭苦しい裏路地から、突如プレゼントボックスを両手に抱えた少女が飛び出してくる!
GM:まるで気配を感じさせなかった。人間ではないか、あるいは突然出現したかのように。
三田 球絽:「ご、ごめんなさい! 急いでいて…!」小さく頭を下げて謝る。プレゼントボックスは地面に転がっている。
三田 球絽:年のころは高校生ぐらいだろうか。ありていに言って可愛い外見。サンタクロース風のジャケットにシャツ、下はなぜか膝上丈の赤いスカートだ。
霧江 冬司:「おう、気をつけて歩けよ。……む」女の子なので軽い注意に留めていたが……よく見るとなかなか可愛い子じゃないか!
霧江 冬司:「うむ。ところで、怪我はなかったか?」
三田 球絽:「あっ、はい。 私はじょうぶな体質なので平気です…そちらはお怪我とか、なかったですか?」
三田 球絽:「結構スピード出ちゃってたと思うんですけど…」
霧江 冬司:「なら良かった。俺のせいで可愛い女の子に怪我をさせたとあっては一大事だからな」
三田 球絽:「えっ」少し頬を赤らめる。 割と脈のある時の反応!
霧江 冬司:「ふ、あの程度大した怪我じゃない。……随分急いでいたみたいだが、なにか困り事でもあるのか?」
三田 球絽:「そ、それが…今、人を探していて。 それに、私"たち"の傍にいると、貴方も巻き込まれてしまいます」
霧江 冬司:男と待ち合わせ……の可能性もありそうだが、今の脈アリげな反応から見て可能性は薄いと、俺のノイマンとして強化された脳細胞が導き出したぞ。
霧江 冬司:「私〝たち〟?」
三田 球絽:「…もう行かないと。今日はこの市を早めに出るか、せめて家にこもって戸締りをしっかりして下さい」
三田 球絽:「私はともかく、"この子"が…あっ」
霧江 冬司:「待て待て。困ってる可愛い子を放ってなんかおけるか」
霧江 冬司:「もう少し詳しい事情を話してみろ。場合によっては力に……む?」
GM:プレゼントボックスが…蓋を開くのではなく、直方体の片が展開するように開いていく!! 内側からあふれる光!
霧江 冬司:「な……!?」
GM:中から現れるのは、浮遊する布製のサンタクロースの人形! それが上着、ブーツ、手袋、帽子などのパーツに分かれ…光の粒子になり貴方に殺到!
霧江 冬司:「のわーーーーーーーーーーっ!?」
霧江 冬司:気が付くと、いつもの戦闘服に似ている……ような
霧江 冬司:でもかなり違う姿になっている。
三田 球絽:「あっ…ああ…」膝を震わせ、おののいている。
霧江 冬司:赤い戦闘服の上から白の軽量プレートアーマーに、赤いタクティカル・コート。帽子の代わりにゴーグルを着装している。
三田 球絽:「そんな…まさか、貴方が…」
霧江 冬司:「な……」
霧江 冬司:「なんじゃこりゃーーーーーーーーー!?」
三田 球絽:「貴方がこの子の…市内に一人いるかいないかの、"サンタ座の聖者衣"の適合者だったなんて!!」
三田 球絽:「…勇者様!サンタの勇者様!」ばっと近寄って、分厚いミトンに包まれた両手で貴方の手を握る。
霧江 冬司:「さ……サンタの、勇者?」
三田 球絽:「お願いです! どうかサンタ戦士として…この街を悪のサンタクロースから…クリスマスから守ってください!!」
霧江 冬司:「というか君、こっち側の子だったのか」
三田 球絽:「そ、そういえば…! 自己紹介もまだでした。すみません…」慌てて姿勢を正す。手は握ったままだ。
三田 球絽:「私は三田 球絽。 "日本のゲームや漫画のサンタクロース"の、レネゲイドビーイングです」
GM:-----
GM:シーン終了。ロイス取得のみ可能です。
霧江 冬司:三田 球絽 P興味/N下心○
霧江 冬司:以上で。
GM:-----
GM:オープニング2
GM:登場PC:天城康介, 楊原あざみ
GM:侵蝕ダイスをお願いします。
天城 康介:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 1[1]+33 → 34

天城 康介:落ち着き…
楊原 あざみ:1d10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 10[10]+34 → 44

楊原 あざみ:もとい、41ですね。
GM:市内某地区 公民館旧館
GM:市民や市内の団体に貸し出されている、大きめの部屋の一つ。 この日は、UGNのカバー企業が懇親会の名目で借り受けていた。
GM:クリスマスは人が動く日…当然、その隙に乗じた犯罪は多く…R案件も多い。 ここは、街を護る任務に就いた人員の臨時詰所なのだ。
GM:しかし今年の忙しさは異常だ。ワーディングも使わずに、サンタに仮装した何かが迷惑行為をはたらく事件が多発しているのである。
GM:仮装のおかげでフラッシュモブと勘違いされ事なきを得ているが、危ないバランスだ。 …賑わっていた詰所にも、気付けば貴方達2人しか残っていない。
GM:石油ストーブで暖められた室内、キッチンの横で、貴方達はテーブルを囲んで鍋をつついている。
楊原 あざみ:「それにしても、天城くんも災難ですね」
天城 康介:一応は待機中ということで、気楽な話をする、という場ではないのだけれど。
楊原 あざみ:結局、時間が浮いたら、そういう話でもしなければ間が持たなくなる。
天城 康介:「いや、まあ、もう慣れたけどさ。……そんなわけで、この前のはあいつの悪ふざけってわけでも……ああいや、悪戯といやあそうなのか」
天城 康介:「……兎に角、ちょっとしたバイト中のトラブルってだけで、何かやましいことがあったってワケじゃあない」
天城 康介:白く濁った鍋の中に浮く、シャケの切り身を箸で突きながら。
楊原 あざみ:「まあ、それならもう少し焦っていたでしょうしね」
楊原 あざみ:ノンアルコールビール風飲料の缶を呷って。割と遠慮はないというか、今日の詰所が全般そういう空気だったのだ。
楊原 あざみ:「でも、それならなおさらですよ」
天城 康介:「……む。何がさ」
楊原 あざみ:「せっかくのクリスマス・イブなんですから。待機任務の割り振りは断って、友達なんかと過ごしても良かったのに」
楊原 あざみ:「だいたい、ジャームですらない愉快犯ばかり相手にすることになるんですよ。この時期」
楊原 あざみ:「お酒の勢いでいろいろやらかす手合にも事欠きませんし」
天城 康介:「そりゃまあ、ただの知り合いとかが一緒の仕事っていうんならそうしてたかもしれないけどさ……」
天城 康介:引き受けた理由を口にしようとして、ふと引っ掛かる。
天城 康介:「……ちなみに、あざみさん。去年の今頃は」
天城 康介:妙に実感の籠った言葉に、疑問をぶつける。
楊原 あざみ:「……余り言いたくないと言うか、その」目を逸らす。
楊原 あざみ:「二徹でした」
天城 康介:「……一昨年は」
楊原 あざみ:「夜勤でしたね」
天城 康介:何故だか泣きたい気分に、というか実際泣きそうな顔になりながら。
天城 康介:「……この仕事が終わったら、うち来ないか。帰りにコンビニ寄って、酒とか買って。友達に、チャチャっと作れるツマミの作り方とか習ったし」
楊原 あざみ:鍋のエビをバラしながら。
楊原 あざみ:「ああ。いいですね、予定もなかったですし……それそのまま言ったんですか? おつまみの作り方とか」
楊原 あざみ:「大丈夫ですか。それこそ変な目で見られたりするんじゃないですか」
天城 康介:「そいつも……まあ、色々ある奴でさ。生暖かい目で見られはしたけど」
楊原 あざみ:「はあ……」
楊原 あざみ:「それならいいんですが。まあ、首尾よく終わったら、お言葉に甘えさせてもらいましょうか」
天城 康介:「よし、決まりだ。……まあ、怪我人はいるにしろ、大きな被害は今のところ出てないみたいだし」
天城 康介:「このまま警戒と待機で終わると……いいな……」
楊原 あざみ:「終わってくれれば、それに越したことはないですが……」それならそれで、清掃局出向の自分は仕事が残るのだけど。とは言わずにおく。
:「どうも、霧江商事です」がらがらー、と公民館の引き戸を開けて少女が現れる。
天城 康介:「……こういう話してると、大体あれだよな。事態の急変の報せとか、そういう……」
天城 康介:「……げ、凪さん?」
:「おや、天城さんですか。お久しぶりです」
天城 康介:不穏なことを言いかけて、知人(正確に言えば知人の知人)の登場に目を丸くする。
:「こちらの支部長にお呼びいただいて、救援で来たのですが」
楊原 あざみ:「ああ。名前は伺っています、今は人が出払っていますが」
天城 康介:「うん、久しぶり。……というか、こんな日なのに、あの人と一緒じゃないのか。意外だ」
楊原 あざみ:「天城くん。お知り合いですか?」
天城 康介:「知り合いの知り合いというか、ブレーキが壊れた人のサイドブレーキ役というか」
:「傭兵です。厳密には、その助手をしています」
:「今日は私一人ですが。冬司はクリスマス前日休暇ですね」
天城 康介:「……まあ、信用できる人だよ。支部長が声をかけたっていうなら尚更だ」
:「ちなみに、明日はクリスマス休暇。26日からは年末休暇」
:「お正月は年始休暇で、始業日は1月14日からになります」
:「それまで仕事が来ても、〝めんどくさいからパス〟だそうです」
天城 康介:「……こういう人もいるんだなあ」
楊原 あざみ:「個人営業ですね……」
楊原 あざみ:「まあ、現状は待機です。甘酒でも飲まれますか」
:「甘酒ですか。いいですね」
:というわけで、有り難く頂きましょう。
天城 康介:「鍋…もそろそろシメだけど、外は寒かったろ。暖まってってくれ」
:「はい。ありがとうございます」
GM:ガラッ
イリーガルの少年:「すいません、遅くなりました! 近所のスーパーで生鮭が安かったのでいっぱい買って来…あっ」
楊原 あざみ:「生鮭?」
楊原 あざみ:「お疲れさまです。中へどうぞ、荷物は適当においてもらって」
イリーガルの少年:「ええと、その…クリスマスセールだかなんだかで…」
天城 康介:「……今更だけど、なんでシャケなんだろうな。UGNも、せっかくならチキンとか用意してくれりゃいいのに」
エージェントの女:「…こんにちは。 玉葱とバターとアルミホイルはあるだろうか? 品目が被っても、出来る範囲で何とか…」
天城 康介:「そっちもシャケ前提のレシピだよなそれ!?」
GM:その時である。
GM:ワーディングとは異なる…何か、封じられたレネゲイドが解き放たれたような「圧」をその場の全員が感じる!
GM:方角は、近くの住宅街。 そして、凪さんはその方角に誰の家があるかを当然知っている…!
エージェントの女:「こっ、これは!?」
:「………」
:僅かにそちらの方角へ目を差し向け、微かに眉を動かす。
天城 康介:「……ッ、なんだ……これ。……確か、今の騒ぎは、隠蔽も何もされてないって話だよな」
楊原 あざみ:「……連絡はありませんが、確認に出る必要がありますね」
楊原 あざみ:「詰所の引き継ぎ、よろしくお願いします」
天城 康介:「ああ。……つーわけで、待機終了、出動だ」
:「行きましょうか」
エージェントの女:「わかった、後の事は任せてくれ!」
イリーガルの少年:「無理はしないでくださいね!」
GM:-----
GM:シーン終了。ロイスの取得のみ可能です。
天城 康介:では、シナリオロイスとして同時多発サンタ事件に「好奇心/■厭気」を。
天城 康介:PCにもここでロイスを取ってよいでしょうか。
GM:いくつでもどうぞ!
楊原 あざみ:そうですね。天城くんに「同行者:天城康介:○安心感/恐怖」を。
天城 康介:うす。では、あざみさんに「■幸福感/恥辱」で。
天城 康介:こちらは以上!
楊原 あざみ:「難題:サンタ事件:懐旧/○厭気」も取って、以上です。
GM:-----
GM:ミドル1 (合流シーン)
GM:全員登場です。侵蝕ダイスをどうぞ。
天城 康介:1d10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 3[3]+34 → 37

霧江 冬司:34+1d10
DoubleCross : (34+1D10) → 34+7[7] → 41

楊原 あざみ:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 8[8]+41 → 49

GM:…詰所から現場に急行した3人。
GM:そこでは、いつもと少し趣向の違う姿の霧江冬司と…謎のサンタ服の少女が向かい合っていた!
三田 球絽:「私は三田 球絽。 "日本のゲームや漫画のサンタクロース"の、レネゲイドビーイングです」
三田 球絽:逃がさないぞとばかりに霧江さんの手を握ったまま離さない。
霧江 冬司:「球絽ちゃんか。俺は霧江 冬司。傭兵をやっているんだが……」
霧江 冬司:「俺様がサンタ……?」
三田 球絽:「はい。その赤いブーツ、赤いジャケット、赤いゴーグル…」
三田 球絽:「この日付、この色! どこからどう見ても立派なサンタクロースです!!」
霧江 冬司:「サンタ………」
霧江 冬司:(……つまり、人の家に入っても怒られない。)
霧江 冬司:(ガキには興味ないしプレゼント配りも面倒だ。が、しかし……夜遅くなら姉貴や母親が家にいる家庭も少なくない……はず。)
霧江 冬司:(それにこの子も。レネゲイドビーイングらしいが、うん。ヒューマンビーイングできているし、十分可愛い)
霧江 冬司:「チャンスだな………」
霧江 冬司:目の前の少女が聞こえないような小さい声で、ぼそりと呟くと。
霧江 冬司:「よし!ではこの俺様が正義のサンタクロースとしてその悪のサンタとかいう奴をぶっ殺してやる!」
GM:そう宣言する霧江さんを見つめる、3つの人影。
天城 康介:そんな、力強い宣言を。
天城 康介:「……凄いな。相変わらず100%下心だ」
天城 康介:生暖かい視線で見ている。
:「………冬司。家宅侵入はどんな状況でも基本犯罪ですよ」
楊原 あざみ:「そちら、参考人ですか?」真顔
霧江 冬司:「凪!?お前いつの間に……というかどこをほっつき歩いていたんだ!」
霧江 冬司:「で、お前らは……」凪と一緒にいる二人を見て。なんか見覚えあるような、ないような……
天城 康介:「というかその恰好……」
天城 康介:「……サンタ?」
三田 球絽:「参考人ではありません! サンタです!」
:「バイトです。こちらはUGNの皆さん」
天城 康介:「……サンタ」
三田 球絽:「あれ? 霧江さん、お知り合いなんですか…?」
天城 康介:疑問符を浮かべて発した台詞を肯定されて、もう一度繰り返して。
楊原 あざみ:「どうも。緑川清掃の楊原です」清掃局のカヴァー企業名。まあ通じる程度です
霧江 冬司:「うむ。俺様の助手と、その他だ」
天城 康介:「……え?霧江さんがサンタ?コスプレじゃなく?そしてさせる方じゃなく?」
三田 球絽:「UGN…貴方達が…」緑川清掃、の名前のほうには反応しない。全く心当たりが無いようだ。
霧江 冬司:「なんだ、失礼なガキだな。どこからどう見ても子供たちの味方だろうが」
霧江 冬司:天城くんを見て、なーんか見覚えあるような……というような感じで。
天城 康介:「子供の教育に悪い人間代表のアンタが何言ってんだ。……あー……」
霧江 冬司:「……あ!お前、トカゲ狩りの時にいたガキか!前と違う女連れてたからわからなかったぞ」
三田 球絽:「霧江さんも、UGNの関係者の方だったんですね」
天城 康介:「ええとな、あの人が凪さんの雇い主の、霧江冬司さん。フリーの傭兵らしいけど」
天城 康介:「頭の中が女8割、金1割、遊び1割。そんな感じの人だ」
天城 康介:と、あざみさんに紹介。
天城 康介:「そして人聞き悪い言い方してんじゃないよ!」
霧江 冬司:「力を貸してやってるだけだ」
楊原 あざみ:「はあ。まあイリーガル登録が受理されているならとやかくはいいませんが」
三田 球絽:「どっちにしても、助かりました。連絡を取りたかったのですけど、方法がわからなくて…」
天城 康介:「……で、何やってんだよアンタ。聞こえてきた話だと、サンタやるのに乗り気みたいだったけど」
天城 康介:頭痛を堪えるように眉間に皺を寄せながら、霧江さんに問いかける。
楊原 あざみ:「サンタクロースということですが、ここ半日ほどの間、自称サンタが起こしている事件に関わりがありますか?」
霧江 冬司:「うむ、可愛い女の子が困っていたら助けるのは当然だからな」
霧江 冬司:「何?そんなことになっていたのか」
三田 球絽:「…あのサンタ達はみんな…そして私も、"隠れ里"に集められていたサンタクロースのレネゲイドビーイングです」
天城 康介:「隠れ里。……サンタの?」
:「メルヘンですね」
三田 球絽:「詳しい場所や経緯は伏せさせて頂きますが、サンタクロースのレネゲイドビーイングが集まって暮らす集落でした」
天城 康介:「……もはやメルヘンとファンタジー通り越して、オカルトだよ」
楊原 あざみ:「まあ、RBの特性を考えれば、ありえない話でもないとは思いますが……」
楊原 あざみ:「絵本みたいな話ですね」
天城 康介:「まあ……いるしな。河童とか、ワイバーンとか、でっかいヒグマとか。うん」
三田 球絽:「今夜の未明。 結界を破って、外部からの闖入者がやってきたのです。恐らく、クリスマスイブだから外との境界が薄くなっていたのでしょう」
天城 康介:半ば自分を騙すように、無理矢理納得させる。
三田 球絽:「男はFHエージェントの"ジェラシックレコード"を名乗ると、村中にレネゲイドを賦活させる薬を散布。クリスマスの町の恋人たちを引き裂くよう私たちに強要し」
天城 康介:「うん、うん。……うん?」
三田 球絽:「その場で村民全員に袋叩きにされ、簀巻きで川に流されました」
楊原 あざみ:「自衛されるのは結構な話ですが、それでなお、酩酊状態の同族の方が街の方に?」
三田 球絽:「お恥ずかしい話です。 一件落着かと思ったとき…薬で興奮した仲間の一人が言い出したのです」
三田 球絽:「『我々はサンタクロースなのだから、今日この日に街に繰り出してクリスマスを謳歌しても何も問題はないのではないか』と」
天城 康介:「まあ……楽しむことは悪いコトじゃないよな、確かに」
天城 康介:ある意味全力で「楽しむ」ことに情熱を注ぐ人を半眼で見ながら。
三田 球絽:「『むしろそれは、力の弱いレジェンド種がほとんどである我々にとって存在基盤を強化することに繋がるのではないか』…と。」
霧江 冬司:「それで、街に繰り出て暴れまわってるわけか」
霧江 冬司:「君はその仲間を追いかけてここまで来た、と」
三田 球絽:「はい…その後は、悪い夢のようでした。みんな我先にと街に下り、早朝いちばんの電車に乗って付近で一番大きいこの市まで…」
楊原 あざみ:「心情はお察ししますが……」渋面。
天城 康介:「電車で」
楊原 あざみ:「RBも生き物ですからね」
天城 康介:「そこは!メルヘンを!貫いてほしい!」
三田 球絽:「来る途中、冷静さを保っていた一部の仲間と一緒に、特に人間に危害を加えそうな者を連れ戻したりもしましたが」
三田 球絽:「力及ばず、私と"この子"以外はみな怪我をして村に戻らざるを得なくなってしまいました…」霧江さんの衣装を見る。
霧江 冬司:「となると、この衣装もRBなのか」
霧江 冬司:「……なんか、そう聞くと気色悪いな。性別とかないよな?」
霧江 冬司:「というか、男じゃないな?」
天城 康介:「ほんっと徹底してんなアンタ……。……というか、衣装外付けでなれるもんなのか、サンタって」
楊原 あざみ:「まあ、どうでもいい話は置いておいて……」
楊原 あざみ:「……いずれにせよ、夜までにお帰り願えないと、さらに大事になりそうですね」
三田 球絽:「この子は、『いっそサンタの服を着せれば何でもサンタになるんじゃないか?』という概念のレネゲイドビーイングですから」
天城 康介:「ざ、雑……!?」
:「ずいぶんアバウトな概念ですね」
天城 康介:「……まあ、うん。楽しんでるサンタさんには悪いけど、そういうことだな」
天城 康介:あざみさんの言葉に頷いて。
天城 康介:「霧江さんたちがやろうとしてたのも、そういうこと……悪いサンタをとっちめる、でいいんだよな?」
三田 球絽:「村の者は皆そうです。外で独立して活動できるほど、強い『信仰』の基盤を持たない」
霧江 冬司:「おう。可愛い女の子を泣かせるなんて、サンタの風上にも置けない不届きものだ」
楊原 あざみ:「RBも大変ですね……」
天城 康介:「なるほど。本音は?」
霧江 冬司:「心配するな、球絽ちゃん。暴れまわってる連中は俺様がひとり残らず成敗してやる」
三田 球絽:「そうなのです! 霧江さんが正義のサンタクロースとして仲間を村に追い返してくれれば、サンタへの信仰を歪めず事件を解決できます!」
霧江 冬司:「む。失礼なガキめ。正義のサンタクロースの俺様が見返りなど求めるわけなかろう」
天城 康介:「……凪さん、今のを通訳すると」
天城 康介:誰よりも彼の言葉を理解できるであろう人に尋ねる。
:「……たぶん、よからぬことを考えてますね」
楊原 あざみ:「わかりました。同行しましょう」
三田 球絽:「なんと尊い正義感!」…x通訳の内容も耳に入っていない様子で目を潤ませている。
天城 康介:「だよなあ。……まあ、そういうとこも、ある意味」
三田 球絽:「UGNの方々まで! 本当によろしいのですか!?」
天城 康介:「……羨ましいっちゃ羨ましい。ああはなりたくないけどな。絶対」
天城 康介:小さくため息をついてから。
天城 康介:「とまあ、そういうわけで。……気にすんな、これが俺たちの仕事だからさ」
三田 球絽:「…ありがとうございます」深く、頭を下げる。
楊原 あざみ:「ええ。できれば、あとで里のことについて聞かせていただければ」
楊原 あざみ:「……お役に立てることもあるかと思いますから」
霧江 冬司:「そうだぞ。こいつはトナカイみたいなもんで、これが仕事だから球絽ちゃんが気にする必要はナシ」
三田 球絽:「…そうですね。協力して頂く以上、私たちの事情ばかり秘密にもしていられない」
霧江 冬司:「楊原ちゃんも来てくれるのは有難いが……今、街中大騒ぎなんだよな?こっちに二人も人員割いて大丈夫なのか?」
楊原 あざみ:「問題ありません。事態の大半はサンタ絡みですので」
三田 球絽:「…」恥じ入って俯く。
楊原 あざみ:「積極的に解決に回れるなら、むしろ人員は節約できるくらいでしょう。業務内ですし」
霧江 冬司:「そうか。うむ、よろしく頼むぞ」と、あざみさんに声をかけてから、天城くんにも声を掛けましょう。
天城 康介:「待機組には連絡しとく。……いやでも、これ」
天城 康介:「最後、報告書どう書きゃいいんだ……?」
霧江 冬司:「おい。……いいか、正直に答えろ。あの子、お前の女か?」
霧江 冬司:あざみさんを指して。
霧江 冬司:あ、こそこそと話してます。強引に肩をくんでこそこそと。
天城 康介:「……なんだよ急に。あのな、あざみさんは俺の……」
天城 康介:途中から、同じように声を潜めて。
天城 康介:「……大事な人だよ。もちろん、そうなりたいって思ってるし、向こうも……って」
天城 康介:「何の話だよ!中学生かアンタ!?」
霧江 冬司:「な………」
霧江 冬司:「……いや、そうか。ふむ」
霧江 冬司:「今の俺はサンタだからな。応援するぞ」
天城 康介:「…………」
天城 康介:じぃっ、と霧江さんの目を見る。
霧江 冬司:「なんだ、人様の顔をじーーーーっと見つめて」可愛い女の子ならともかく、男となぞ見つめ合いたくない。
天城 康介:「……いや、悪い。アンタ、なんか悪いモンでも食ったんじゃないかと思って。でも」
天城 康介:「……応援云々はともかく、アンタが可愛い女の子のために動くってんなら、アンタ本人と動機はともかく、やることは信用できる」
天城 康介:「だから、まあ、なんだ。……よろしくな、霧江さん」
霧江 冬司:「………ふん」
霧江 冬司:肩を引き剥がすと、話は済んだ、とばかりに天城くんから離れよう。
三田 球絽:「追って全部ご説明します。何故、サンタが迷惑行為をするのか。何故、人間のサンタに他のサンタを懲らしめて頂かないといけないのか…」楊原さんに。
三田 球絽:「私たちの…隠れ里のことも」
楊原 あざみ:「よろしくお願いします。……そちら、大丈夫ですか? 天城くん、霧江さん」
天城 康介:「うん、大丈夫だ。……いや、大丈夫って言い方もどうかと思うけど」
天城 康介:「……何がどうなるにしても、騒がしいクリスマスイブになりそうだ」
天城 康介:今年何度目かも分からない、諦念が多く混じったため息をひとつ。
霧江 冬司:「うむ。なんでもないぞ」
霧江 冬司:「よし、それじゃ行くぞお前ら。ついてこい!サンタ退治だ!」
GM:-----
GM:シーン終了。時間が遅くなったので、購入処理なんかは次回集合の頭でも大丈夫です!
霧江 冬司:はーい
霧江 冬司:では次回やりましょうか
天城 康介:押忍、了解デース!
楊原 あざみ:了解です!
どどんとふ:「天城 康介」がログアウトしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「楊原 あざみ」がログインしました。
どどんとふ:「天城 康介」がログインしました。
どどんとふ:「霧江 冬司」がログインしました。
GM:改めて、ロイスと購入からお願いします。
GM:処理が終了次第、ミドルに突入。プライズチャートです。
天城 康介:ロイスは保留で。購入は応急手当キットを。
天城 康介:3dx>=8
DoubleCross : (3R10[10]>=8) → 6[5,5,6] → 6 → 失敗

天城 康介:失敗!以上です。
楊原 あざみ:ロイス保留、購入は……応急手当を。
楊原 あざみ:2dx+4>=8
DoubleCross : (2R10+4[10]>=8) → 5[2,5]+4 → 9 → 成功

霧江 冬司:天城 康介 P有為/N敵愾心○
楊原 あざみ:通しました。以上です。
霧江 冬司:購入はボディーアーマー
霧江 冬司:2DX=>12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 9[1,9] → 9 → 失敗

霧江 冬司:失敗。以上
GM:-----
GM:ミドル2 プライズチャート開始!
GM:シーンプレイヤーは天城さん。登場される方は侵蝕ダイスをどうぞ!
楊原 あざみ:1d10+49 出ましょう。
DoubleCross : (1D10+49) → 9[9]+49 → 58

天城 康介:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 10[10]+37 → 47

霧江 冬司:1D10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 3[3]+41 → 44

GM:メイントピック(サンタ達を追って捕まえろ!)
<知識:レネゲイド><知識:冒険><情報:UGN><情報:噂話> 難易度9
進行度 0/8
最大達成値 30

GM:・サブトピック
[ 三田球絽(0/1)  <交渉>5 or 【精神】7 or <情報:ゼノス>10 ]
[ サンタ座の聖者衣(0/2) <知覚>6 or <知識:レネゲイド>6 ]

天城 康介:サブトピックが胡乱すぎる。
GM:今回は精神や知識含め全て財産点使用可能としましょう。
楊原 あざみ:ありがたいことです。さて、どこを攻めましょうか。
天城 康介:霧江さんかあざみさんにメインを抜いてもらって、手番が残った面々でサブを抜いてく、って感じかなあ、と。
天城 康介:こちらは噂話がダイス5の技能1なので、サブもメインも役に立てそうではありませんが。
楊原 あざみ:そうですね。期待値的にはどちらも大して変わりませんが……
楊原 あざみ:メインを叩きに行きましょう。まあ確実に進めるということで。
霧江 冬司:おっと
天城 康介:はい、お願いします。
霧江 冬司:侵蝕的にこっちが先に動いたほうがよくないか?
霧江 冬司:問題なければ先に生き字引+Cノイマンで振りたい。
GM:どうされますか?
楊原 あざみ:ええ、でしたらお願いします。
霧江 冬司:よし、では<C:ノイマン>+<生き字引>。侵蝕+3
:振ります。
GM:どうぞ!
:4DX7=>9
DoubleCross : (4R10[7]>=9) → 10[3,4,6,7]+1[1] → 11 → 成功

:最低限の突破ですか。まずまずですね。
GM:成功。2PPと1DP獲得です!
GM
0PP 町中に放たれたサンタたちの正体は、奥N町山奥のゼノスの迷ひ家に匿われていた力の弱いレネゲイドビーイング達である。
  サンタレネゲイドビーイング達の目的は、市民に対し誰が最も「自身がサンタである」と印象付けられるかの競争だ。
  PC1が適合してしまったサンタ服にも"参戦資格があり、"サンタ"達はPC1を競争相手と見做し、蹴落とす為の勝負を挑んでくる。

2PP このサンタ決定戦の実態は、「真のサンタを決める」濃縮体実験にも似たサンタ蟲毒儀式だ。
  レジェンド種のサンタクロースのRBは、人間からサンタと認知されることで信仰を得てその力を強める。
  最後の一人、サンタの王となることで力を得たレネゲイドビーイングが齎す被害の規模は予測がつかない。

楊原 あざみ:実のところ、サブトピックを叩きに行く場合でもフル稼働ですから、コスト的にはあまり変わらないんですよね。
天城 康介:サンタ 蟲毒 儀式
天城 康介:では、こちらでサブトピック2をいきましょう。
GM:今回サブトピックの重要性はそこまででもないので
GM:(緊急性が低く、数も少ない)
天城 康介:知覚で。とはいえダイスは1なので…。
天城 康介:1dx+1>=6
DoubleCross : (1R10+1[10]>=6) → 2[2]+1 → 3 → 失敗

天城 康介:失敗。以上です。
GM:【精神】あるいは<知識>素振りに留めておくのもいいかもしれません
楊原 あざみ:全体に還元するのがお仕事ですので……と。
楊原 あざみ:まあ、サンタ座の聖衣について。
楊原 あざみ:マイナーで《アクティベイト》ペイ9HP、侵蝕62の17HP。
楊原 あざみ:知識で行きます。
GM:どうぞ!
楊原 あざみ:5dx+10
DoubleCross : (5R10+10[10]) → 9[3,4,6,9,9]+10 → 19

GM:ファンブル以外は成功ですね…うおっ
楊原 あざみ:よし。財産点1入れて達成値20まで。
天城 康介:素晴らしい。
楊原 あざみ:これで3PP(トピック踏破)の2DPですね。
GM:DP2獲得です! 皆様が各自お持ちのDPは3です。
GM
0PP:サンタRBの一体。「サンタの服を着てればサンタと認識されるんだからサンタの本質とは即ち服装では?」という概念の具現存在。
1PP:装着者にサンタ由来の力を与える性質がある。もう少し調べれば、その全容を解明しサンタの奇跡を再現することも可能だろう。
2PP:アイテムデータが開示される。このアイテムは本セッション中のみPC1が所持・使用できるユニークアイテムである。

あなたは12月の24日から翌日早朝に限り、《癒しの水》(EA114)と《中和剤》(EA.115)をレベル1で取得する。取得に経験点は必要ない。
あなたはサンタクロースに相応しい振る舞いを要求される。サンタとしての務めを果たすまでこの服を脱ぐことはできない。

霧江 冬司:な……
霧江 冬司:なにーーーーっ!?
楊原 あざみ:中和剤が使えるのは覚えておいたほうが良さそうですね。よしよし。
GM:任意で脱げません。
天城 康介:サンタの村に謝罪に行け、と言いたくなるような存在。
GM:あと楊原さんのHPを回復したりできます
GM:では、RPパートに入ります。
GM:市内 繁華街付近 人目に付かない路地
GM:あなたたちはサンタの反応を追いながら、現在の状況について少しずつ三田と情報共有を行っています。
:「……というわけで、隠里から逃げたRBたちは、冬司を狙って襲ってくる可能性が高いかと思われます」
天城 康介:「悪いサンタをとっちめるって言っても、どうやって探すんだって思ったけど」
天城 康介:「……ますます呪いのアイテムじゃないか、それ」
楊原 あざみ:「向こうから来てくれるなら、少しは話が早いですね」
楊原 あざみ:「解析のほうに回してみましたが、その衣装、ほんものの共生型のレネゲイドビーイングのようですから……」
三田 球絽:「同じように、私も他のRBを探知は出来ます。さっきまではそうやって逃げ回っていました」
霧江 冬司:「むしろ、こっちから追いかける手間が省けて丁度いいくらいだな」
霧江 冬司:「むむむ。ということはこの服、本当に生きてるのか………」
三田 球絽:「たぶんこのあと、すぐ先の表通りに出たところでひとり遭遇すると思います」
天城 康介:「遭遇早くない!?」
霧江 冬司:「………なんか気色悪いな。球絽ちゃん。こいつ脱ぐことは出来んのか?」
霧江 冬司:腰部のバックルに手を掛けて。やけに硬いな、このベルト
三田 球絽:「脱げます! サンタの王を決める戦い…サンタファイトの勝者となることで!」
天城 康介:「サンタファイト」
天城 康介:「……ファイトすんの?」
楊原 あざみ:「物騒なサンタですね」顔をしかめる。
霧江 冬司:「…………つまり?」
:「この騒動が終わるまでは、このままかと」
三田 球絽:「霧江さんがこの街の他のサンタRBの誰よりもサンタであると証明されることで…サンタとしての役割は果たされるはずです」
三田 球絽:「プレゼントを実際に配るのは、親御さんのお仕事ですし」風習から生まれた存在だからか、知識だけなら人間の生活に結構詳しい。
霧江 冬司:「いいのか、サンタがそれ言って」
三田 球絽:「…事実から目を逸らしても仕方ないんです。いろいろな人の祈りの積み重ねが先にあって、その先に私達がいる。その感謝を忘れないためにも」
霧江 冬司:「そういうもんか」
天城 康介:「……なんていうか、こう。霧江さん、聖人から物凄く遠く離れた位置にいる人なんだけど、大丈夫なのそれ」
天城 康介:しかめっ面で、霧江さんの服装を眺めながら。
三田 球絽:「それに霧江さんは私たちの事情を聞いて、手助けのために正義のサンタになってくれたんです!人柄もばっちりですよ!」
三田 球絽:「もともと、そこはハードルが高い部分ではないですし。 …遭遇すればわかると思います」
霧江 冬司:「がはは、その通り!どうやらお前よりこの布切れの方が人を見る目は確かなようだぞ」
楊原 あざみ:「ああ、つまり他のサンタも…」
天城 康介:「……あー」
天城 康介:なるほど、と。色々と察して、神妙に頷く。
天城 康介:「……んじゃ、すぐ近くって話だし、会いに行ってみるか。別のサンタってやつに」
GM:路地を抜け、表通りへ。 …辺りがなんだか、騒がしい。
霧江 冬司:「なんだなんだ」クリスマスの喧騒……とは、少し違うような気がする騒ぎに怪訝な表情
GM:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

"サンタクロース":「さぁ、クリスマス大セールですよ! 当店限定商品でライバルに差を付けろ!」
"サンタクロース":そこでは、サンタの服を着込み、レネゲイド反応を放つパンダが雑貨店の店先で客引きをしていた。
天城 康介:「初っ端からとんでもないのが出てきたんだけど!?」
"サンタクロース":「防犯チェーン付き懐中時計に! ウィッグ付き髪飾り! これぞまさに賢者の贈り物!!」
店員たち:「らっしゃーせー」「らっしゃーせー」虚ろな目!! 《竹馬の友》の影響下にあるのだ。
楊原 あざみ:《ワーディング》起動。
三田 球絽:「…見つけましたよ、パンダクロース!!」
霧江 冬司:「うーーーん。ただの年末セールに見えるが……あれがサンタか?」
店員たち:ふらふらとよろめいて意識を失います。
天城 康介:「個体名あんのか……。……うん、アレをどうにかすればいいのは確かみたいだけど」
楊原 あざみ:「まあ、叫んでいる内容的にクリスマス所以でしょうし」
楊原 あざみ:「何もかも台無しですが」
霧江 冬司:「ナイスだ、楊原ちゃん」咄嗟に<ワーディング>を展開した判断を称える。
楊原 あざみ:「仕事ですから。では霧江さんは、あれの相手をお願いします」
パンダクロース:「むっ、貴様は三田…そしておまえたちは何者! 特にそこの男、見かけないサンタだな!」
天城 康介:「うん。俺たちは巻き込まれた人たちの方をなんとかするから」
天城 康介:「……がんばれ?」
天城 康介:細かいことは考えないようにしよう。そんな気持ちに満ちた目で、パンダとサンタ(霧江さん)を見る。
霧江 冬司:「俺様は傭兵にして正義のサンタ。そしてこっちはお供のトナカイだ」その他連中を指して。
:「どうも、トナカイです」
パンダクロース:「正義のサンタだとぉ~!? 新参者のくせに生意気な!」
パンダクロース:「だが細かいことはいい! 礼儀を知らないのは見逃してやる…このオリジナルグッズをダースで買っていけばな!!」
霧江 冬司:「やかましい!ザコRBの分際でいっちょまえに人様に迷惑かけやがって。俺様が華麗に成敗してやる」
霧江 冬司:「というわけで死ねーーーーーーーーーっ!」どこからか取り出したプレゼント袋をフレイルの要領で振り回して、パンダクロースめがけて投擲!
パンダクロース:「ついでにお友達に布教バホッ」まともに当たる!!
霧江 冬司:「よし、悪は去った」
三田 球絽:「やった、大命中です!! サンタアピール成功ですよ!」
天城 康介:「サンタとはいったい」
天城 康介:意識を失った店員を、店舗の軒下に並べて寝かしながら、抑揚のない声で。
三田 球絽:「この調子で対立候補を全員脱落させましょう!」
霧江 冬司:「うむ。この調子でどんどん狩っていくぞ」
楊原 あざみ:「物騒な話ですが……」危険そうな商品を店頭から手際よく撤去している。
パンダクロース:袋いっぱいのプレゼントを受け取ったパンダクロースは目を回している。受け取ったということは、サンタと認めたということだ。
三田 球絽:「…どうしましょう。UGNの方々としては、パンダクロースを捕まえたほうが都合がいいのでしょうか?」
三田 球絽:「特にそういう事がないのであれば、隠れ里の仲間に座標を送ってゲートで回収してしまいますが…」
天城 康介:「……どうだろう。一応、事情は聞いておかなきゃならないんだろうけど」
霧江 冬司:「む。どうなんだ、楊原ちゃん?」
楊原 あざみ:少し考えて、三田さんを見て。
楊原 あざみ:「回収班に連絡しましょう。一応、聴取まではさせていただきます」
楊原 あざみ:「ジャーム化していないなら、そう酷いことにはならないと思いますから」
天城 康介:「ん、了解。待機組に連絡しとく」
三田 球絽:「では、お願いします。笹を要求してくると思いますがそこは真面目に取り合わないでくださいね…普通に雑食なので」
霧江 冬司:「むむ……」あざみさんと天城くんの間に流れるなんとなくいい感じの雰囲気に眉を顰める。
天城 康介:「……第四ならあるかなあ。パンダ用の部屋」
三田 球絽:「それにしてもお見事です、霧江さん…!堂に入ったサンタぶり!!」
天城 康介:「……む」
三田 球絽:感激と尊敬の眼差しで霧江さんを見つめる!
霧江 冬司:「がはは、なんせ今の俺様は正義のサンタだからな!」
天城 康介:霧江さんの視線に、何か言い返そうとして。
楊原 あざみ:「天城くん?」
天城 康介:「……いや、なんでもない。次行こうぜ。ほら、霧江さんも高笑いしてないで!」
霧江 冬司:「ふん、言われんでもわかっとるわ」プレゼント袋を抱えると、のっしのっしと店を後にする。
GM:-----
GM:シーン終了。ロイスの取得、購入が可能です。
霧江 冬司:ロイスなし
楊原 あざみ:ロイス、「同行者:三田さん:○誠意/不信感」で。
霧江 冬司:購入は応急手当キット
霧江 冬司:2DX=>8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 7[7,7] → 7 → 失敗

霧江 冬司:うがーーーーー!
霧江 冬司:まあいいか。以上
天城 康介:ロイス、霧江さんに「仲間意識/■猜疑心」で。
天城 康介:購入は応急手当キット!
天城 康介:3dx>=8
DoubleCross : (3R10[10]>=8) → 10[9,10,10]+8[1,8] → 18 → 成功

天城 康介:……?
GM:揺れ…
楊原 あざみ:ブレがすごいですね……こちらも応急を、ねんのためもうひとつ。
楊原 あざみ:3dx+4>=8
DoubleCross : (3R10+4[10]>=8) → 6[3,6,6]+4 → 10 → 成功

楊原 あざみ:確保しました。できればひとつ使っておきたいですが、大丈夫ですか? GM
GM:もちろんです!
天城 康介:では、こちらでストックしておきましょう。あざみさんの手持ちが切れたらトスする感じで。
楊原 あざみ:2d10+17 では……
DoubleCross : (2D10+17) → 10[3,7]+17 → 27

楊原 あざみ:よし。ぎりぎり全快の26まで。
楊原 あざみ:以上です。
楊原 あざみ:よろしくおねがいしますね、天城くん。
GM:-----
GM:引き続きプライズチャートです。
GM:シーンプレイヤーは霧江さん。登場される方は侵蝕ダイスをどうぞ!
霧江 冬司:1D10+44
DoubleCross : (1D10+44) → 6[6]+44 → 50

天城 康介:出ましょう!
天城 康介:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 6[6]+47 → 53

楊原 あざみ:行きましょう。
楊原 あざみ:1d10+62
DoubleCross : (1D10+62) → 10[10]+62 → 72

天城 康介:出目の偏りが強い。
楊原 あざみ:これはもう、後退のネジを外してかかったほうがいいですね。
GM:楊原さんの侵蝕ダイスが酷い…!
GM:ちょっと何か考えておきます
GM:メイントピック(サンタ達を追って捕まえろ!)
<知識:レネゲイド><知識:冒険><情報:UGN><情報:噂話> 難易度9
進行度 2/8
最大達成値 30

GM:・サブトピック

[ 三田球絽(0/1)  <交渉>5 or 【精神】7 or <情報:ゼノス>10 ]

天城 康介:引き続き、こっちはサブトピックを叩きに行きます。
楊原 あざみ:メインを追いかけましょう。
霧江 冬司:おう。先にメイン叩いて見よう。
楊原 あざみ:ああ。お願いします
天城 康介:霧江さんのが伸びたら、あざみさんには休んでもらっていいかもしれませんね。
霧江 冬司:というわけで……<C:ノイマン>+<生き字引>!
:4DX7=>9
DoubleCross : (4R10[7]>=9) → 6[4,5,6,6] → 6 → 失敗

天城 康介:出目ーッ!?
霧江 冬司:なにーっ
楊原 あざみ:では、マイナーで《アクティベイト》9点ペイ。HP17、侵蝕率76へ。
GM:失敗したとき、侵蝕ダイス振って再判定できることにしましょう
GM:次のシーンから…
天城 康介:ヤー。
楊原 あざみ:判定前に情報収集チームを起動します。UGNで……
楊原 あざみ:3dx+15
DoubleCross : (3R10+15[10]) → 9[1,8,9]+15 → 24

楊原 あざみ:1点足りませんがよしとしましょう。24。
天城 康介:それではこちら、交渉でサブトピック、三田さんを。
GM:素晴らしい、PP3点! DPを2点獲得です。
天城 康介:3dx>=5
DoubleCross : (3R10[10]>=5) → 6[2,3,6] → 6 → 成功

天城 康介:こちらも成功、ですが10には届かず。
GM:まずメイントピックから。0/5です。
GM

4PP 「サンタの資格は持つがサンタではない者」がサンタ決定戦を制することで、このサンタ蟲毒儀式は勝者不在・不成立となる。
  言い換えれば、人間であるPC1がサンタの聖衣を着て参加権を保持した状態でサンタファイトを勝ち抜くことで今回の事態は終息する。

GM:サブトピック
[ 三田球絽(0/1)  <交渉>5 or 【精神】7 or <情報:ゼノス>10 ]
0PP:世界中に多数存在するサンタのRBの一人。サンタ服姿の美少女という概念の具現存在。サンタ競争からは既に敗退済み。
   普段は市外山中のゼノスのマヨヒガで保護を受けているが、正直なところゼノスへの帰属意識はない。
1PP:里唯一のオリジン:サイバー種で良識的なため、隠れ里では村長のような立場で皆をゆるく纏めていた。
   目的はクリスマスを過ごす人の幸福を守る事と、仲間たちを里に連れ戻すこと。

GM:-----
GM:市内 繁華街付近 路上
GM:あなたたちは引き続き三田から事情の説明を受けつつ、次のサンタを追っている。
三田 球絽:「…存在基盤が胡乱で、ヒューマンズネイバーの維持もままならない…そんな私たちを集めたのが、ゼノスという組織でした」
楊原 あざみ:「なるほど。隠れ里の地所も、そちらから提供を?」
三田 球絽:「はい。ゼノスの手の方が所持する、それっぽい地名の山の中に」
霧江 冬司:「京香のやつ、そんなことしてたのか」
霧江 冬司:「あいつの考えることは相変わらずよくわからんな………」
天城 康介:「……ゼノス。ってことは、”プランナー”の保護下、ってことか」
三田 球絽:「…し、下の名前!? "プランナー"とお知り合いなんですか!?」驚く!
天城 康介:組織の、そして個人の名前に、嫌な顔を隠しきれずに。
三田 球絽:「私も直接会ったことはないし、正直雲の上の人みたいな印象なんですけど…」
:「ええ。仕事で何度か」
霧江 冬司:「折角いい女だったのに、わざわざガキの姿になるしな。うーーーん。勿体無い……」
天城 康介:「……なりが子供でも、あれは人の形をした、別の何かだ。俺はそう思うよ」
楊原 あざみ:「まあ、この場にいない相手のことを考えるのは止めておきましょう」
楊原 あざみ:「神経症になりますよ。実際そういう人らしいですし」
三田 球絽:「…正直、私達にもわかりません。何を期待して迎えられ、何を期待してあの場所に住まわせてくれたのか」
天城 康介:「……そう、だな。恩人の悪口を言って、悪かった。……で、今は次のサンタを目指してる……ってことだと思うんだけど」
三田 球絽:「さすがにこんな事態を見越していたとは思いたくないですし…」
霧江 冬司:「ふん。楊原ちゃんの言うとおり、いない奴のことを考えても仕方ない。今はまず目の前のサンタどもだ」
三田 球絽:「ええと、向こうの信号の角を曲がった先です! お店の建物の中にいます!」
霧江 冬司:「よし、行くぞお前ら!サンタ狩りだーーー!」
楊原 あざみ:「ブティックですね。ブティック……?」
霧江 冬司:とーーーーっ、と元気よくブティックに突入していく。
天城 康介:「そりゃあ、クリスマスに向けておめかしする人は多いだろうけど……」
"サンタクロース":「ヒッヒッヒッヒ…! いらっしゃい…!!」
"サンタクロース":カウンターの中には、何やらきらきら枝分かれした結晶体がサンタの服を着た珍妙な存在が接客! 店主らしき人物は傍らで猿轡をかませられて気を失っている。
霧江 冬司:「うわっ!なんだこの化物は」
"サンタクロース":異様なのは店内の商品だ。全て紅白の2色に"テクスチャーチェンジ"で染め上げられている。
天城 康介:「……雪?ひょっとしてアレか、ホワイトクリスマスの概念とかそういう…?」
三田 球絽:「貴方は、サンゴクロース…!!」
天城 康介:「あっ、終始そういう方向性なんだ!?」
楊原 あざみ:「珊瑚は苦しくないですか」
霧江 冬司:「………君んとこの里はまともなサンタはいないのか?」
三田 球絽:沈痛な面持ちでうつむき、黙りこくる。
天城 康介:なぜか妙な疲労感を覚えつつ、先ほどのあざみさんに倣い、《ワーディング》を展開。
サンゴクロース:「ヒッヒッヒ…! 実際私自身、なぜこのようにあやふやな状態で生を受けたのかまったくわかってはいないが…」
霧江 冬司:「よし。それじゃとっとと殺すか」
楊原 あざみ:「被害は抑えてくださいよ。それと無力化で止めてくれるよう」
サンゴクロース:「美しさを求め、自分の店を持つのが夢だったんだよ! お前達も饅頭のように紅白に染め上げてやる!」
天城 康介:「それだけ聞くと真っ当なんだけどなぁ…」
天城 康介:気絶した店主を、屋内の、騒ぎの反対側へ引きずって安置。
サンゴクロース:「それで、どの品をお求めで…?」普通に服を売る気満々だ!
霧江 冬司:「おお……この流れで普通に商売する気だぞ、この刺胞動物」
霧江 冬司:「だが今の俺様は正義のサンタ!施しを与えても人様に施される謂れなどないわ!」
霧江 冬司:肩に担いだプレゼント袋を一同に差し出して。
霧江 冬司:「というわけで、お前たちで何かあいつを倒せそうなものをこっから出せ」
サンゴクロース:「何を言う、代金は払ってもらうぞ! 私はお金に興味はないが、店主が困窮するでな!」
楊原 あざみ:「それはそれで困るんですが、年末調整あたりはさすがに知識の外ですか」
天城 康介:「もう何もかもおかしいよこの店」
楊原 あざみ:では、と袋の中から……トゲ付きの鉄球が尖端についたメイスを引っ張り出します。
三田 球絽:「さすがに税金とか商売とかに詳しいサンタはうちにはいないですね…」
楊原 あざみ:「私には重すぎますね。どうぞ」手渡す。
天城 康介:ため息を吐きながら袋に手を突っ込んで、ごそごそと探って。
霧江 冬司:「おう。……なかなか物騒な物引くな、君」
天城 康介:「…………うん。どうぞ」
天城 康介:引っ張り出した先端が鋭角になった盾、俗に言うカイトシールドを霧江さんに。
天城 康介:「……いや、ここでファンタジー要素出されてもさあ!」
サンゴクロース:「それに似合う服はウチには置いてないよ?」
霧江 冬司:「ええい、俺に言うな!だいたいプレゼントを貰っておいてクレームとはどういう神経だ、貴様!」
:「では、こちらも」ごそごそ、と袋に手を入れて探る。
:取り出したのは、円盤状の小さな物体。
:「…………えい」
天城 康介:「このセット貰ったら泣くだろ、子供!?」
:シュッとサンゴクロースに投擲。
:張り付いた円盤状の機雷がぴかーっと光り、小規模な爆発を発生させる。
:「いいですね。これ」
サンゴクロース:「ギョエーッ!!」直撃!! 欠けた枝が飛び散り、破片がカイトシールドに当たる。
霧江 冬司:天城くんと喧々諤々してる後ろで小さな炸裂音が響き、振り返るとサンゴクロースがノックアウトしている。
天城 康介:「……ええと」
天城 康介:「……霧江さんの、勝ち?」
サンゴクロース:…リザレクトが始まり構造体が修復されていくが、意識を取り戻す様子はない。店内の物品も元のデザインと色に戻っていく。
霧江 冬司:「うむ。でかしたぞ、凪」
霧江 冬司:「またしても悪は去った!」
店主:「う、ううん…あれ? 私は何を…」朦朧としたままだが、意識を取り戻し猿轡を外す。
楊原 あざみ:「……まあ、よしとしましょう。念のため、感染したものが残っていないか確認を……」
天城 康介:「……うん、終わりよければすべて……ん?」
楊原 あざみ:「……おや?」不審な(UGNのタグ付きの)箱が混ざっている。
楊原 あざみ:「……ご主人。こちら、買いたいのですが……お高いですね……」
店主:「あ、あれ? 何が起きて…ちょっと待ってくださいね…こんな商品、仕入れた覚えがないような?」
楊原 あざみ:どうしたものか。と考え込んで。
天城 康介:「……一応、値札はついて……うわっ」
天城 康介:値段を見て呻き声を上げる、が。
天城 康介:「……マジか。いやでも」
天城 康介:箱には、見覚えがある。中身の想像もつく。そして、懐には、先日の"バイト”で得た金がある。
霧江 冬司:「……ブティックに、メイド服?」
店主:「ええと・・・とりあえず試着、なさいますか・・・? でもこれ本当にうちの店の商品なのだろうか・・・?」
楊原 あざみ:口座の残高は……などと考えている。
天城 康介:「……じゃあ、これで」
天城 康介:財布から、高校生にしては持ちすぎと言える額の紙幣を出して。
:「UGNタグ付きですね。どこかの手配師が搬入の時に間違えたのでしょうか」
店主:「あ、はい…お買い上げありがとうございます」まだ意識が朦朧としており、懐事情を不審に思う様子はない。
楊原 あざみ:「……えっ」
天城 康介:「あと、試着の必要はない、と思う。……たぶん、それ、ぴったりだ」
霧江 冬司:「な……」
:「………」
霧江 冬司:「こ……」
霧江 冬司:「こらーーーーっ!お前はさっきから黙って見てればイチャイチャしおってーーーーー!」
楊原 あざみ:「…………」
楊原 あざみ:「いえ。協力ありがとうございます。ということで、失礼しましょう」早口で。
天城 康介:「してねえよ!?そしてなんでキれてんだアンタ!?」
天城 康介:「あ、いや、そりゃあこんな形だけどあざみさんに何か贈るのはやぶさかじゃあ……あ、うん」
楊原 あざみ:「…………」
店主:「何か変な夢を見ていたような…そっちの赤っぽい目の君、サンゴの化け物とか見かけなかったかね」
楊原 あざみ:「ありがとうございます、天城くん」
三田 球絽:「…きっと疲れてるんですよ。今日はもうお店を閉めてゆっくり休んでください」袋詰めにしたサンゴクロースを背負っている。
霧江 冬司:「………よし。引き剥がすぞ」
天城 康介:かけられた言葉に、少しの間、ぼぅっとなって。
:「はい?」
天城 康介:「……うん。じゃあ、次行こう」
霧江 冬司:「サンタの使命は良い子にプレゼントをあげることだろう」
霧江 冬司:「これまでの働きから見て、楊原ちゃんはいい女だ」
霧江 冬司:「そして今、いい女が複数の女を連れ歩くナンパ野郎に引っ掛かろうとしている」
霧江 冬司:「となれば、正義のサンタとしてやることは一つ。あの女たらし野郎の醜態を見せつけて、幻滅させてやるぞ!」
:「……はあ」
:(サンタ服RBの効力もあるし、上手くいくとは思いませんが……)
三田 球絽:(霧江さんと凪さん、何を話しているんだろう…仲がいいなぁ、羨ましい)
霧江 冬司:「でもって、傷心の楊原ちゃんはすぐ傍にいるいい男の俺様の活躍に目を奪われる、と。くくく……完璧な計画だ」
:(まあ、本気で危なくなったら止めましょうか)
霧江 冬司:「よーし、そうと決まればさっさと行くぞー!」
GM:-----
GM:シーン終了。購入、ロイス取得が可能です。
天城 康介:ロイスは保留。そして描写と前後しましたが。
天城 康介:調達判定に特異点を使用、達成値+20で。
楊原 あざみ:ロイスなし。アイテムは……今回は調達しないでおきます。自分では、以上で。
楊原 あざみ:はい。
霧江 冬司:購入でボディーアーマーでも狙うだけ狙うか。
天城 康介:目標はアルティメイド服。
霧江 冬司:2DX=>12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 9[1,9] → 9 → 失敗

天城 康介:3dx+20>=20
DoubleCross : (3R10+20[10]>=20) → 7[4,5,7]+20 → 27 → 成功

霧江 冬司:ダメ。以上
天城 康介:成功です。というわけで。
天城 康介:あざみさん、どうぞ。(スッ)
楊原 あざみ:はい。受け取って装備しましょう。
GM:眩しい…!
GM:-----
GM:ミドル4、プライズチャート。PPが4に達したのでサブトピックが追加されます。
GM:1d2
DoubleCross : (1D2) → 1

GM:シーンプレイヤーは霧江さんです。
GM:登場される方は進捗ダイスをどうぞ!
天城 康介:出ましょう!
霧江 冬司:1D10+53
DoubleCross : (1D10+53) → 2[2]+53 → 55

天城 康介:1d10+53
DoubleCross : (1D10+53) → 7[7]+53 → 60

楊原 あざみ:1d10+76
DoubleCross : (1D10+76) → 7[7]+76 → 83

GM:メイントピック(サンタ達を追って捕まえろ!)
<知識:レネゲイド><知識:冒険><情報:UGN><情報:噂話> 難易度9
進行度 5/8
最大達成値 30

GM:サブトピック
[ "サンタクロース筆頭候補"(深度0/2) <情報:UGN>8 or <知識:レネゲイド>8] メインPP4で解放

霧江 冬司:引き続きメイントピック。凪ーーーーっ!
:<C:ノイマン>+<生き字引>ですね。行きます
:4DX7=>9
DoubleCross : (4R10[7]>=9) → 10[4,6,7,9]+4[1,4] → 14 → 成功

:行きました
GM:2PPと1DPを獲得です。
霧江 冬司:うーーーん。もう一声、行ってみるか?
GM:その場合は侵蝕を1d10増やしてくださいね!
霧江 冬司:では侵蝕1D10追加で振りなおしだ!再び行けー!
天城 康介:ヒューッ!
霧江 冬司:58+1d10
DoubleCross : (58+1D10) → 58+5[5] → 63

GM:振り足し扱いにしますね。
GM:霧江さん一人のシーンがキングクリムゾンされました
霧江 冬司:振るダイスの数はさっきと一緒でいいのか?
GM:いえ、ここは60越えたのでダイスボーナスが乗ります
霧江 冬司:わかった
:5DX7=>9
DoubleCross : (5R10[7]>=9) → 10[1,3,5,8,8]+10[3,9]+5[5] → 25 → 成功

:やりました。
GM:満了!
楊原 あざみ:お疲れさまです。
天城 康介:ナイス。
天城 康介:ではこちら、サブを素振りで叩きましょう。
GM:DPをさらに2、御進呈します
天城 康介:4dx>=8
DoubleCross : (4R10[10]>=8) → 8[2,5,6,8] → 8 → 成功

霧江 冬司:がはは!俺様大勝利ー!
天城 康介:成功はした。
:やりますね
GM:ひとまずここまででえられる情報を先に開示しましょうか
楊原 あざみ:情報は握っておきたいですし……こうなると、4侵蝕は必要経費でいいでしょうかね。
GM:楊原さんも先に判定してしまいますか?
天城 康介:お願いできますか。
楊原 あざみ:はい。行きます。
楊原 あざみ:HP6点ペイの残り11、侵蝕87。UGN幹部コネを使用。
GM:ではどうぞ!
楊原 あざみ:4dx+10
DoubleCross : (4R10+10[10]) → 9[1,5,5,9]+10 → 19

楊原 あざみ:財産1使って20にします。
GM:DPはこれで累計10かな・・・?
天城 康介:たっぷりだ…。
GM:では情報を開示します。
GM:6PP 貴方達や他UGNの奮闘、そして内輪揉めで対立サンタ候補の数も減ってきた。
  間もなく、残る相手の居場所を特定できそうだ。ただし、勝ち残っているということはそれ相応に強いだろう。


8PP サンタの王を決める決勝戦の相手の居場所が分かった。目的は不明だがN市第一変電所に向かっている。

GM
["サンタクロース筆頭候補"(深度0/2) <情報:UGN>8 or <知識:レネゲイド>8] メインPP4で解放
0PP:クリスマスの妖精のRBで、三田以外の隠れ里のリーダー格の一人。他のサンタに町に出ようと言い出した張本人。
1PP:シンドロームはブラックドッグ。赤い布を被り、食欲旺盛で雷を操るという。
2PP:三田の知らない何かを取り込んで「既に人間の信仰を集めているもの」の姿を取ろうとしている。現在の外見や特徴は不明。
   また、習合と模倣の過程で一時的にウロボロスの能力を獲得している可能性がある。

GM:-----
GM:N市内 飲み屋街 ビアホール前
霧江 冬司:「ちっ。ちょこまかと動きやがって!」胡乱なプレゼントボックスから一転、凪が持ってきた愛剣に得物を持ち替えている。
GM:その後もあなたたちは順調に…順調に? 対立サンタ候補を捕獲。 今対峙している相手は、サンバ衣装を着た女性のサンタクロースだ!
サンバクロース:「ホーッホッホッホ! サンタを産湯に漬けたゴッドマザー、このサンバクロースを簡単に捉えられはしないよ!」
天城 康介:「ふざけた格好なのになんてすばしっこい…!」
楊原 あざみ:「……そういえば日本産でしたね。この人達」
天城 康介:荒事なら手伝う、自分が押さえつけるからなんとか、と言ったはいいものの。
楊原 あざみ:自分の能力は大雑把すぎて、本格的な乱戦には手が出せない。歯噛みしながら見守るしかない。
楊原 あざみ:……間抜けなサンタもどきの衣装で。どうやらあのサンゴ男の影響を、思い切り強くウケていたらしい。
霧江 冬司:「ええい、ふざけるのもいい加減にしろ!」
サンバクロース:屋根の上をひらりひらりと飛び回って移動するその姿は、外見年齢をまるで感じさせない!
天城 康介:「アンタのその恰好も大概だよ!!……くそ、あっちか……!」
天城 康介:自分はあまりすばしっこいタイプではない。なので、相手が次に何処へ飛び移るか、半ば賭けのように予測して。
天城 康介:「……!」
天城 康介:そうして、ある瞬間。”偶然”、サンバクロースの背後を取り。
天城 康介:「つかまえた……!」
サンバクロース:「なにっ!?」
天城 康介:その隙を逃がすまいと、羽交い絞めにする。
霧江 冬司:「よし、よくやった康介!」
霧江 冬司:「では(もろとも)死ねーーーーーーーーーっ!!!!」
サンバクロース:「ええい放せ! 今日のメニューは冷凍七面鳥まるごとを煮えた 油に放り込む、米軍風ターキー! そろそろ仕込みを始めないといけないんだよ!!」
GM:(編注:水蒸気爆発が起きて大火事になるので絶対に真似しないでください)
霧江 冬司:流体剣の刃が冬司の手首のしなりに併せて鞭のように伸縮し、しなやかな刃がサンバクロースと……羽交い締めにした天城を八つ裂きにせんと迫る!が。
サンバクロース:「ウ、ウアーッ!?」
天城 康介:「そもそも用事があんならそんな恰好でサンタなんてやってんじゃ……て、おいアンタなにやって……うわーッ!?」
霧江 冬司:放たれた刃はサンバクロースと、天城くんの足場をすぱぱぱーんと切断。
霧江 冬司:「ちっ、外したか!」
霧江 冬司:天城くんは重力に従って落下する羽目になるだろう。
サンバクロース:サンバクロースには当然モロに当たっている! 羽飾りがズタズタだ!
天城 康介:バランスを崩し、サンバクロースを放り投げるように手放して、落下してゆく。
天城 康介:そして、直撃を受けたサンバクロースに妙な具合に加速と回転がかかり、霧江さんへと一直線に……。
天城 康介:……なお、このサンバクロース、ゴッドマザーの名乗りに相応しい、ふくよかな中年女性であることを申し添える。
楊原 あざみ:「天城くん!」
霧江 冬司:「……げ!」
サンバクロース:きりもみ回転しながら、顔から弾丸のように霧江さんにすっ飛んでいく。
天城 康介:「……って、しまっ……あざみさん、避け」
楊原 あざみ:若干でもいいので、エフェクトを発動。少しだけ素早く、落下点に割り込む。
楊原 あざみ:「いえ」
楊原 あざみ:がしゃああん、と、乾いた冬の大気の中に埃が舞い上がります。
天城 康介:空中で身を捩る。背中から落ちていたのを、何かに捕まろうとし……。
天城 康介:「ぐぁっ……!」
楊原 あざみ:「え、きゃあっ!?」
楊原 あざみ:クリスマスカラーのストールをぐいと引っ張られて、前のめりに……
天城 康介:雪と埃が舞い上がる。……ああ、落下地点を劣化させて塵に、つまりクッションにしたのか、と。妙に冷静な思考が走る。
天城 康介:それとは別に。腕の中にある熱に、意識が向く。
楊原 あざみ:「…………」ずれた眼鏡と、子供っぽい赤いベレー帽。クロークがずれて、あらわになった肩口。目をぱちくりとさせて。
楊原 あざみ:「ああ……ええと」
楊原 あざみ:「立てますか?」
天城 康介:「だ、大丈夫。あざみさんこそ……ッ、ぁ」
天城 康介:身じろぎすると、背中に痛み。治癒力は働いていても、苦痛はある。
天城 康介:となると、反射的に、腕に力も入るというもので。
天城 康介:ちかい。かおが、ちかい。
楊原 あざみ:「待って。くるし……」
楊原 あざみ:息がかかるほどの距離。おどろいて見開くと、印象よりずっと目の大きな童顔が目の前に。
天城 康介:「ご、ごめん……!」
天城 康介:力を緩める。けれど、苦痛とは別の理由で。
天城 康介:そういえば、アルコールが入っていた時に、距離が詰まったことはあったけれど。素面でこんなに顔を近くで見るのは、初めてだと。
楊原 あざみ:「まあ、元気ならいいです。向こうも……落ち着いてるようですし……」後半早口。
天城 康介:「……あ、ああ。……ごめん、あざみさん。また、迷惑かけた」
天城 康介:こちらも、努めて落ち着くようにしているが、早口気味に。
:「…………」
天城 康介:「……はっ」
天城 康介:視線を、感じる。
:一体いつからそこにいたのか。じーーーーーーっと。相変わらずのそっけない表情で、君たちを見つめている。
楊原 あざみ:「……失礼」
楊原 あざみ:少し間をおいてから、天城くんの手をほどいて。よいしょ、と立ち上がる。
:「すいません。お邪魔するのも野暮かと思って」
天城 康介:「あ、ああ。……野暮とかそういうんじゃ……ええと」
楊原 あざみ:「……まあ、つもる話は後にしましょう。後に」
天城 康介:少し残念な気持ちは、なんとか隠し通して(そうできたと本人は想っている)、ふわりとした地面に手を突いて立ち上がる。
楊原 あざみ:サンバ婆婆のほうを確認します。
天城 康介:「うん。……今は、あっちだな」
天城 康介:サンバクロースが飛んで行った方を、見る。
サンバクロース:気絶して伸びている。
霧江 冬司:雪と産婆の下敷きになっている。
霧江 冬司:「ぐぬぬ……ええい、何故こうなる!」
三田 球絽:「霧江さん! しっかりしてください霧江さん!!」サンバクロースを退けようと悪戦苦闘している。重い。
天城 康介:「よし、じゃあこの人…人?もUGNで保護してもらうとして」
天城 康介:霧江さんの上からサンバクロースをどかす手伝いをしながら。
GM:瞬間。
GM:霧江さんのサンタ衣装が強い光を放った。
三田 球絽:「こ、この光は…」
霧江 冬司:「うお……な、なんだ!?」
天城 康介:「まぶしっ!?」 目を庇いながらバックステップ!
:プレゼント袋から取り出した遮光グラスを掛けている。
三田 球絽:「まさしく、サンタ決勝戦の進出権者の証!」
:「いよいよ大詰めですね」
楊原 あざみ:「相手の場所はわかりますか?」ベレーを目深に下ろして
三田 球絽:「私の村の仲間で、この場の2名以外で市内に残っているのは…あと1体です!」
天城 康介:「じゃあ、そいつを倒して、霧江さんがラストサンタになったら……!」
三田 球絽:「ええと…あっちの高速道路のほうを山沿いに向けて移動しています…あっ」
霧江 冬司:「当然!良い子のみんなにプレゼントを届けに行くに決まってるだろうが」
楊原 あざみ:「……まあ、そこは置いておきましょう。一時的に」
三田 球絽:そう言いながら、三田の目は山際近くにいくつも立っている送電鉄塔に向けられる。
天城 康介:「……うん。それとまあ、あれだ」
三田 球絽:「…やはり。やはり、貴方が最後の一人ですか」
霧江 冬司:「お届け先でたまたま起きてた美人の女の子といい感じの雰囲気になっても、男と女のことだからな、うむ。自然の成り行きというやつだ。仕方のないことなのだ」
天城 康介:「凪さんがいるなら、大丈夫だよ。どうしようもない人だけど、悪い人じゃあないんだ」
天城 康介:「……悪い人じゃあないんだよ。多分。きっと」
天城 康介:やや、自分の発言に自信をなくしつつ。
GM:つい先ほどの剣戟の瞬間とその後の悪態が、あなたたちの脳裏をよぎるかもしれない。
霧江 冬司:「よーし行くぞお前ら!最後のサンタをぶっ殺して、お楽しみに直行だ!」
:「……最後のサンタを倒したら、あのRBは解除されると思いますが」
楊原 あざみ:「まあ……なんとかなるでしょう。なんとか」作戦行動自体は経験が乏しい。が。まあ。
三田 球絽:「…ええ、行きましょう。 霧江さんか、"あのヒト"か。どちらが真のサンタに相応しいか、2つに1つです」
天城 康介:「なんとか……なるかなあ、その究極の選択……」
天城 康介:拭いきれない不安はあるが、まあ、それでも。
天城 康介:なんとかなるのだ。この人が言うのなら、きっと。
楊原 あざみ:「はい。後始末だけは、たくさんやってきましたから……」ウィンク。不器用に。
:「そうですね。最悪の場合、敵が一人増えたと思ってやってください」
:第4支部で以前報酬の代わりに受領した麻酔弾を銃に込めながら。
:相変わらず冗談か本気か伺い難い表情で君たちに告げる。
GM:-----
どどんとふ:「天城 康介」がログアウトしました。
どどんとふ:「楊原 あざみ」がログアウトしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「楊原 あざみ」がログインしました。
どどんとふ:「天城 康介」がログインしました。
どどんとふ:「霧江 冬司」がログインしました。
楊原 あざみ:ロイス処理は……「同行者:霧江冬司:○有為/警戒」。購入は……なにか欲しい物がある人は?
天城 康介:ロイスは残り1枠保留で。購入は……駄目元でブルーゲイルを狙っておきましょう。変えたらお二方のうち、どちらかにお渡しします。
楊原 あざみ:それなりのものまでなら買えます。
天城 康介:自分が必要なものは特にない、と思います。あとアレですね、あざみさんのHP大丈夫…?
楊原 あざみ:こちらは自前の加速があるので、渡すなら霧江さんのほうですか。
楊原 あざみ:ミドルを乗り切ってしまえば、いずれにせよ問題ありません。
楊原 あざみ:心配してくれてありがとう、ですね。
天城 康介:データ的にも身を削るお人…ともあれ、ブルーゲイル狙いで。
霧江 冬司:ロイス保留、購入は一応ブルーゲイル狙うか
霧江 冬司:3DX=>20
DoubleCross : (3R10[10]>=20) → 6[1,4,6] → 6 → 失敗

天城 康介:4dx>=20
DoubleCross : (4R10[10]>=20) → 9[1,3,6,9] → 9 → 失敗

霧江 冬司:うむ。失敗
天城 康介:失敗!自分は以上でs。
霧江 冬司:こっちも以上だ
楊原 あざみ:そうですね……10だと差がありますね。ブルーゲイルを狙っておきましょうか。
楊原 あざみ:アクティベイト9HPペイ。侵蝕87まで。
楊原 あざみ:4dx+13>=20
DoubleCross : (4R10+13[10]>=20) → 10[7,7,7,10]+3[3]+13 → 26 → 成功

楊原 あざみ:問題なく。霧江さんに渡しておきましょう。
GM:おお、買えている
GM:では、クライマックスへ!
GM:-----
GM:N市 大型変電所前
GM:全員登場。侵蝕ダイスをお願いします。
天城 康介:1d10+60
DoubleCross : (1D10+60) → 5[5]+60 → 65

楊原 あざみ:1d10+87
DoubleCross : (1D10+87) → 7[7]+87 → 94

霧江 冬司:1D10+63
DoubleCross : (1D10+63) → 10[10]+63 → 73

GM:市内で胡乱サンタ存在達が集めた注目は信仰というエネルギーとなり、勝ち残っている者に再分配・集約されていく。
GM:…その最後の戦い。貴方達は、変電所の前で最後の1体と遭遇した。
三田 球絽:「…ついに。ついに、追い詰めました。霧江さんに出会えていなければ、UGNの方々が助けて下さっていなければ…考えるだに恐ろしい」
三田 球絽:「…サンタを人の手に返し、私たちの村に帰って厳かにクリスマスの礼拝をして過ごしましょう」
三田 球絽:「それが私たちの本当の役割。 そうでしょう、サンダー・マウス!」
サンダー・マウス:「…三田か。まさかサンマクロースや酸辣湯クロース、サンバクロースを退けるとはな」
サンダー・マウス:「だが遅かったな。 僕はもうこの変電所で食事を終えた。君達の力など、ものともしない」
サンダー・マウス:「あとはこたつに入ってちゃんちゃん焼きでも食べながら、僕の覇道を見守っているがいい」
天城 康介:「待って、色々待って」
霧江 冬司:「………なんか、バカバカしくなってきたな。帰るか」
楊原 あざみ:「……見た目は置いておきましょう」
:「今帰ると、最悪一生そのままですよ」
霧江 冬司:「ええい、わかっとるわ」
天城 康介:「くっ……見た目はアレだけど、ヤバい奴って気配がビンビンするのがまた……!」
サンダー・マウス:「…なぁ、三田。なぜ、僕達が表社会に出ずに我慢なんかしなくちゃいけないんだ?」
サンダー・マウス:「人にそうあれと願われて僕たちはここにいると、よくそう言っていたな。確かにそうだ」
サンダー・マウス:「だけど、この世の中の有様はなんだ? レネゲイドは存在さえ伏せられ、ぼくたちは世界から黙殺され、切り離されたままだ」
サンダー・マウス:「…この雷霆と、市内でミームを食べ漁りようやく勝ち取ったこの姿があれば…それを覆せるというのに!」
三田 球絽:「…!」
サンダー・マウス:「雷霆は数多の神話で主神の象徴となってきた。そして現代において、電気は最も重要なエネルギーだ」
サンダー・マウス:「送電施設の掌握。あらゆる人間の崇拝を集める偶像の似姿。この力を背景に、僕は現代の神像となってみせる」
サンダー・マウス:「具体的に言うと、芸能界・そして政界に進出… ひいては日本サンタ党を結党し、この国を一年365日クリスマスにする法案を通す!!」
天城 康介:「やっぱこいつも頭サンタクロースじゃないか」
霧江 冬司:「ふん。ネズミ畜生の悩みや野望になんぞ興味なし」
サンダー・マウス:「クリスマスイブとクリスマスにしか村の外に出られない僕たちの気持ちが人間にわかるか!!」キッと睨む!!
楊原 あざみ:「わかりませんね」
霧江 冬司:「そういうふざけた目論見は、せめて可愛いねーちゃんの姿に化けれるようになってから抜かしやがれ」
霧江 冬司:「ネズミなんかお仕置きしても楽しくないし、とっとと殺すぞ」
楊原 あざみ:「遺憾ですが、同感です。行きますよ、天城くん」
三田 球絽:「…命までは取らないでください。 薬で何かどうしようもないことになっていますが、普段は割といい子なんです」
サンダー・マウス:「来い、人間のサンタクロース…! 世界に黙殺されたまま、ただ朽ちて行くつもりは僕にはない!」
天城 康介:「ああ。……そりゃあ、外に出られないんじゃあ思うところもあるだろうけど」
天城 康介:「だからと言って、この騒ぎは見過ごせない。……悪いけど、止めるよ。あんたを」
サンダー・マウス:上空に赤黒い雲が渦巻いたかと思うと…その姿が見る見るうちに巨大化していく…!!
三田 球絽:「いけない…!」《不可視の領域》。
天城 康介:「……うん、やっぱ止めなきゃダメだこれ!」 色んな意味で!
サンダー・マウス:バチバチと電光を放ちながら、薄赤く透き通った障壁が3枚ほど展開される!
霧江 冬司:「ふん、巨大化したところで無駄だ。この正義のサンタ冬司様には叶わんと教えてやる!」
GM:プレイヤーが3人なので、NPCカードを追加します。
GM:NPCカード:三田球絽 《妖精の手》を1回だけ使える。
サンダー・マウス:どこか聴き慣れたBGMと共に、凶暴なワーディングが展開される!
GM:衝動判定。難易度は9です。
天城 康介:2dx+2+1>=9
DoubleCross : (2R10+2+1[10]>=9) → 8[2,8]+3 → 11 → 成功

楊原 あざみ:6dx+1>=9
DoubleCross : (6R10+1[10]>=9) → 10[2,4,4,5,9,10]+5[5]+1 → 16 → 成功

天城 康介:よかった、成功…!
楊原 あざみ:成功しました。侵蝕が……
楊原 あざみ:2d10+94
DoubleCross : (2D10+94) → 13[8,5]+94 → 107

天城 康介:2d10+65
DoubleCross : (2D10+65) → 10[9,1]+65 → 75

楊原 あざみ:景気よく伸びましたね。しかしここまで来たら逆に割り切れる。
天城 康介:侵蝕は75へ。
霧江 冬司:4DX=>9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 7[3,3,7,7] → 7 → 失敗

GM:昨日計算を間違えていたのですが、皆さんは各自9点のDPを
霧江 冬司:ぬ、暴走か
霧江 冬司:73+2D10
DoubleCross : (73+2D10) → 73+14[7,7] → 87

GM:このタイミングで、好きな数値だけ消費できます。
天城 康介:は、では3点使って侵蝕81に!
GM:フルパワーアタックが解禁!
楊原 あざみ:保持します。
霧江 冬司:4点使って侵蝕95で留めておくぞ。
GM:かしこまりました!それでは戦闘…開始です!
GM:エンゲージハマップで管理します。彼我距離は5mです。
GM:まずセットアップから。
サンダー・マウス:なし。
天城 康介:《フルパワーアタック》を宣言。行動値0に。
霧江 冬司:ブルーゲイル。侵蝕+4、行動+4
天城 康介:元々最後尾だった!
霧江 冬司:ラウンド中行動値を9に変更だ
楊原 あざみ:《赤方偏移世界》を自分に。行動値+6は12まで。
GM:あれ、ブルゲって5点だったような…?
霧江 冬司:おっと。では侵蝕100の行動値10で。
GM:5点ですね。霧江さんは侵蝕と行動値補正をさらに+1してください
GM:では、戦闘開始です。イニシアチブから。
サンダー・マウス:《加速する刻》
サンダー・マウス:そのままメインプロセスを行います。
GM:▼スパークリングジゴワット 《雷神の槌》《コンセントレイト:ブラックドッグ》《サンダーストーム》《原初の赤:スキルフォーカス(RC)》
GM:対象は範囲:選択、追加効果なし。PC全員を対象にRCによる射撃攻撃。
GM:11dx7+14
DoubleCross : (11R10+14[7]) → 10[1,1,1,2,3,4,7,8,8,8,9]+10[1,4,6,7,8]+10[5,8]+5[5]+14 → 49

GM:リアクションをどうぞ!
楊原 あざみ:ダメもとでドッジだけ。
楊原 あざみ:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 8[1,6,8,8] → 8

楊原 あざみ:ダメです。失敗。
霧江 冬司:リア不状態なので、ダメージをどうぞ
天城 康介:では、自分はガードしつつ、あざみさんをカバーリング。《軍神の守り》を使用。
サンダー・マウス:ダメージを出します。
天城 康介:侵蝕87へ。
サンダー・マウス:5d10+3d10+11
DoubleCross : (5D10+3D10+11) → 27[5,1,7,6,8]+14[3,5,6]+11 → 52

サンダー・マウス:装甲ガード有効!
天城 康介:死!《リザレクト》!
天城 康介:1d10+87
DoubleCross : (1D10+87) → 4[4]+87 → 91

天城 康介:まだ元気。
GM:霧江さんの処理が終わったら演出に入ります!
霧江 冬司:サンダー・マウスに 興味/呆れ○を取得し昇華して復活。
GM:演出に入ります。
サンダー・マウス:「ギ・・・・ガァァァァァーー!!」テレビやゲームでとても聞き覚えのある声とともに、全方位に強烈な電流が放たれる!
サンダー・マウス:情報子を取り込むことで一時的に自身のRBとしての存在基盤を強め、莫大な電力を扱う力を得ているのだ。
天城 康介:「そりゃあ、無茶すんのはお互い様だから…な…!」
天城 康介:電気ネズm……もとい、サンダー・マウスとあざみさんの間で、自分の身体を焼き焦がして、アース代わりに電流を地面に逃がす。
楊原 あざみ:「……ありがとうございます」
霧江 冬司:「ぬぅ、ふざけたナリの癖してなかなかやるな……」
GM:…イニシアチブ。楊原さんのメインプロセスをどうぞ!
楊原 あざみ:はい。では、マイナーで《アクティベイト》《リミテッドイモータル》、処理順回復支払いで12点ペイ。
GM:達成値+12…!
楊原 あざみ:侵蝕113、さらにメジャー《クロックアップ》《サイレンの魔女》。
GM:判定どうぞ!
楊原 あざみ:7dx+16
DoubleCross : (7R10+16[10]) → 9[2,2,3,3,8,9,9]+16 → 25

楊原 あざみ:まあこんなものでしょう。達成値25の射撃攻撃!
楊原 あざみ:(侵蝕122へ)
サンダー・マウス:ドッジ。《イベイジョン》により固定値12、命中です。
楊原 あざみ:3d10+23 装甲無視 ダメージが…
DoubleCross : (3D10+23) → 21[5,7,9]+23 → 44

楊原 あざみ:出目も高いですね。装甲無視の44点。
GM:サンタ風のメイド服を着ているので、《超人的弱点Ⅰ:サンタクロース》が適用されます。
楊原 あざみ:あっ
サンダー・マウス:《電磁反応装甲》
GM:しめて34点、バリアが一つ消えます!演出をどうぞ!
楊原 あざみ:「サンタを名乗るなら、悪いですが、イヴの夜だけでお帰り願います」
楊原 あざみ:手のひらの上、赤く光る魔眼が光を放射。巨体に直撃する。別に傷がつくわけではない。
楊原 あざみ:単に、エネルギーの消耗が異常に速くなるだけだ。吸い上げた電力が、みるみるうちに失われていく。
サンダー・マウス:「ウ、ウワーッ!!やめろ、ちぢむ!!」
サンダー・マウス:展開されていた障壁の1枚が、パリーンと音を立ててガラスのように砕ける!本体にも確実にダメージが蓄積している。
GM:イニシアチブ。霧江さんのメインプロセスです。
霧江 冬司:よし、ではマイナー前にオートタイミングで武器の射程を延長。
霧江 冬司:マイナーで1m横のエンゲージに移動する。
霧江 冬司:メジャーで<C:ノイマン>+<コンバットシステム>+<獣の力>+<フェイタルヒット>
霧江 冬司:対象はサンダーマウス
GM:判定どうぞ!
霧江 冬司:11DX7+2
DoubleCross : (11R10+2[7]) → 10[3,4,4,6,6,7,8,9,9,10,10]+10[3,4,5,7,10,10]+10[3,8,9]+10[6,9]+10[10]+4[4]+2 → 56

サンダー・マウス:《イベイジョン》は12。命中です。
霧江 冬司:がはは、大ダメージだ!
GM:ダメージをどうぞ!
霧江 冬司:9D10+21
DoubleCross : (9D10+21) → 47[2,8,1,6,3,3,6,9,9]+21 → 68

霧江 冬司:うむ。68点。装甲・ガード有効だが……どうだ?
サンダー・マウス:《電磁反応装甲》
GM:装甲と合わせ23点軽減、さらに超人的弱点でダメージ+10。55点ですね。
霧江 冬司:かなりのダメージだな。では演出
サンダー・マウス:戦闘不能。《蘇生復活》!
霧江 冬司:「ふん、バカめ。図体がデカくなったぶん、不利になったということに気がついていないようだな」
霧江 冬司:「貴様の弱点は既に見破った。それを今から身を持って教えてやる。……行くぞ!」
サンダー・マウス:「ぬかせ!今の僕に弱点なんかない!」
霧江 冬司:眼光鋭くサンダー・マウスを睨み据えると、サンタの証明であるプレゼント袋を背負いながら巨体めざして駆ける!
霧江 冬司:その最中。抱えたプレゼント袋を宙に放り投げ───剣を一閃!
霧江 冬司:引き裂かれたプレゼント袋から溢れでた無数の玩具が洪水のごとく氾濫。
三田 球絽:「あ、ああーっ!? 聖者衣のパーツが…!! あれ修復してもらうの大変なのに!!」
霧江 冬司:流れ出た玩具が、全員の足場をすっぽり覆い隠す。さらに、サンダー・マウスに向かって雪崩込む玩具の洪水!
霧江 冬司:「がはは、サンタのお前に子供たちの夢が壊せるかー!」
サンダー・マウス:「ギガアアーッ!?」
サンダー・マウス:体に触れたプレゼントが電気で次々と炭化していくが…そのたびに、対消滅めいて電気エネルギーが抜けていく!
サンダー・マウス:サンタクロースはサンタクロースを攻撃してもいいが、子供やプレゼントを攻撃すれば…それはおのれの存在を否認するに等しいのだ!!
霧江 冬司:玩具の洪水に身を沈めると、サンダー・マウスの目前でぴょーーーんと飛び出し、大上段に振り上げた直剣を脳天めがけて叩きつける!
霧江 冬司:「隙ありーーーーーーーーーっ!」
霧江 冬司:電磁障壁を力任せに叩き破り、強烈な峰打ちをぶちかますと再び玩具の洪水に紛れて撤退。
サンダー・マウス:たまらず身悶えしたところを、傭兵の剣閃は過たず捉えた。手ごたえありだ。
霧江 冬司:「がはは、俺様の華麗なる作戦勝ちだ!」
:「………いいんでしょうか、これ」裂かれたプレゼント袋を修復しながら。
霧江 冬司:「ふふん。勝てばいいのだ」
サンダー・マウス:「まだだ…まだ終わらん! 幾千万の女性ファン達が僕を待っているんだ…!!」もはや気力だけで耐えている!
GM:イニシアチブ。サンダー・マウスのメインプロセスです。
サンダー・マウス:マイナーなし。 メジャーで ▼巨大なる万雷 《雷神の槌》《コンセントレイト:ブラックドッグ》《雷の剣》《サンダーストーム》《フラッシングプラズマ》《原初の赤:スキルフォーカス(RC)》
GM:シーン攻撃です。対象はPC全員。
天城 康介:グエーッ!?
サンダー・マウス:8dx7+14
DoubleCross : (8R10+14[7]) → 10[1,4,6,7,7,8,9,9]+10[4,7,9,10,10]+10[7,8,8,9]+10[1,3,4,7]+6[6]+14 → 60

霧江 冬司:なにーっ!?
サンダー・マウス:な、なんだこれ!?
楊原 あざみ:それは……避けようがないのでリアクションを止めます。よろしく。
天城 康介:では、《軍神の守り》を使ってあざみさんをカバーリング。侵蝕93へ。
サンダー・マウス:ダメージを出します。
霧江 冬司:どうぞ
サンダー・マウス:7d10+3d10+11
DoubleCross : (7D10+3D10+11) → 41[3,5,8,7,4,10,4]+18[8,2,8]+11 → 70

天城 康介:殺意高いな!?
サンダー・マウス:装甲ガードは有効です。
天城 康介:死ぬ!のでリザレクト!
天城 康介:1d10+93
DoubleCross : (1D10+93) → 1[1]+93 → 94

天城 康介:えぇー…。
霧江 冬司:粘るなあ
GM:び、びくともしない…
霧江 冬司:楊原 あざみにP好意/N隔意○で取得して昇華復活。
楊原 あざみ:硬い……
GM:演出行きます!
サンダー・マウス:「僕は…僕は子供たちの夢と希望の象徴になったんだ! その証の力を見ろーッ!!」
サンダー・マウス:瞬間、頭上の赤い雲の渦が鳴動。稲光が次々と周囲一帯に降り注ぎ始める!
サンダー・マウス:変電施設は厳重に絶縁されているが、道端の木やごみが一瞬で飲み込まれ灰になっていく!
天城 康介:「子供の夢と希望が」
天城 康介:片手を天に突き出す。部分的に槍と化しつつあるそれは、避雷針のように伸びて。
天城 康介:「こんな、後に何も残さない暴力でどうすんだよ…!」
天城 康介:叫びながら、帯状の赤雷に呑まれる。
サンダー・マウス:「ハハハハ…! 今どきの子供の感性のドライさを舐めるな! 勝ったほうが正義だ!」
楊原 あざみ:爆風に目を眇めて。でも、そこにいるのは信じているから。
楊原 あざみ:「天城くん! ……やれますね?」
GM:イニシアチブから、天城さんのメインプロセスです。
天城 康介:はい!マイナーで《完全獣化/一角鬼》侵蝕は103へ。
天城 康介:射程が5mになっている素手で、サンダー・マウスに白兵攻撃。組み合わせは《C:キュマイラ/獣の力》。
天城 康介:参ります!
GM:判定どうぞ!
天城 康介:11dx7+4
DoubleCross : (11R10+4[7]) → 10[2,2,4,5,7,7,8,8,9,9,10]+10[2,3,5,7,8,9,10]+10[5,5,9,9]+5[4,5]+4 → 39

天城 康介:40には届かず!
サンダー・マウス:《イベイジョン》でドッジ固定値12!命中です!
サンダー・マウス:ダメージをどうぞ!
天城 康介:4d10+10+15
DoubleCross : (4D10+10+15) → 20[5,2,3,10]+10+15 → 45

天城 康介:装甲有効、45点で。
サンダー・マウス:最後の《電磁反応装甲》、装甲3。22点通ります。
サンダー・マウス:残りHP1、復活ありません! 戦闘終了です!
GM:演出をどうぞ!
天城 康介:では軽く!
天城 康介:サンダー・マウスの勝ち誇った声と、轟雷の音。それが一瞬途切れた刹那。
天城 康介:『……そうか、お前がそう言うんなら』
天城 康介:雷を引き裂くように、一筋の光がサンダー・マウスへと延びる。
サンダー・マウス:「な…何ッ!?」
天城 康介:それは、積み重なったプレゼントのスキマを縫い、箱に傷ひとつ付けることなく。
天城 康介:サンダー・マウスが被ったサンタ帽を貫き、槍はその下の毛皮を掠めて、弾き飛ばす。
天城 康介:『勝った方が正しい。……ああ、そりゃあ単純でいい。だから』
天城 康介:全てがそうであればいいのに、と聞こえるようなくぐもった声。
天城 康介:所々が歪み、ひしゃげ、それでも全体としてはヒトの形を保つ。騎士甲冑のような姿が、雷光の中から現れる。
天城 康介:『今は、俺たちの勝ちだ』
サンダー・マウス:帽子が、風雷にあおられ飛び去って行く。
サンダー・マウス:己はサンタであると主張することで雷電を留め置く為の軛が、切り離される。サンダー・マウスの全身から、電気が逃げて散らばってゆく…!
サンダー・マウス:「ギ・・・ガー」
サンダー・マウス:「これ大丈夫なの!?」と思うような爆炎に包まれながら体が縮んでいき…
サンダー・マウス:ころりと地面に倒れる。
GM:そして…霧江さんの衣装が再びひときわ強い光を放つ!
霧江 冬司:「おっ」
GM:体にまとわりつくような独特の感覚がなくなった。正式にサンタの里で一番のサンタとしての資格を得ることで、衣装の機能より霧江冬司の権限が上になったのだ。
GM:もういつでも脱ぎ捨てられるし、クリスマスが終われば勝手に元の場所に戻っている。感覚で、それがわかる。
:「どうやら、RBの拘束が解かれたようですね」
天城 康介:「……そうか。これで、霧江さんが真のサンタに……」
楊原 あざみ:「早々に返還するべきでは? 三田さん」
天城 康介:「……いや、なって大丈夫なのかほんとに」
天城 康介:体を覆っていた甲冑は崩れ落ち、既にいつも通りの学生服姿。
三田 球絽:「ううん…そのほうがいいかもしれませんけど、ここから先は勝ち抜いたサンタクロースの決めることですし」
霧江 冬司:「……ふむ。そうか」
霧江 冬司:試しに、軽く念じてみる。
三田 球絽:「霧江さんなら大丈夫ですよ。ね、霧江さん?」
霧江 冬司:騒動に巻き込まれる前の私服姿に。ついでに、もう一度軽く念じてみる。
霧江 冬司:ぴかー。光に包まれて、再びコンバットサンタ服に。
天城 康介:「……ほんとに制御出来てるみたいだ。ってことは、これで一件落着……かあ」
霧江 冬司:念じる。私服。念じる。ぴかー。コンバットサンタ服。念じる。軍装解除。念じる。ぴかー。コンバットサンタ服。
三田 球絽:「おお、素晴らしい…!流石は適合者!」
霧江 冬司:「うーーーん。面白いからもうちょっとこのままでいよう」
楊原 あざみ:「……一応、監視は回してもらいましょうか。詰所の方に連絡して」
三田 球絽:「私たちの村の事態に巻き込んで、収拾して頂いて。本当にありがとうございます」深々と頭を下げる。
霧江 冬司:「何、正義のサンタとしては可愛い女の子のピンチを見捨ててはおけんからな」
霧江 冬司:「当然のことをしたまでだ。うむ」
:「……それにしても」球絽さんが確保したサンタねずみを見て。
:「なんだか、最後の方は冬司に似ていましたね」
霧江 冬司:「なんだと!?俺様の方があんなネズミより1000倍ハンサムだろうが!」
天城 康介:「……いやあ、似てたと思うよ。勝てばよかろうなのだー、とか言いそうなとことか特に」
楊原 あざみ:「…………」
楊原 あざみ:「……あちらのほうが、女の子ウケはすると思いますね」
霧江 冬司:「がーーーーん」
GM:-----
GM:バックトラック。ジャームが一切登場しなかったのでEロイスはありません。
霧江 冬司:残りDP5点使って侵蝕下げます
GM:どうぞ!
霧江 冬司:108に低下。手持ちロイス4個なので二倍振り
霧江 冬司:108-8d10
DoubleCross : (108-8D10) → 108-38[1,7,1,7,6,3,5,8] → 70

天城 康介:ロイスは5つ、侵蝕は110、DP使用なしの等倍振りで!
天城 康介:110-5d10
DoubleCross : (110-5D10) → 110-34[8,5,3,8,10] → 76

天城 康介:5点域で帰還。
霧江 冬司:よーし帰還!
楊原 あざみ:ロイス6、このまま振ります。
楊原 あざみ:122-6d10
DoubleCross : (122-6D10) → 122-33[5,8,1,8,6,5] → 89

楊原 あざみ:OK。戻りました。
GM:シナリオは5点、いつものが5点。それと、普段私は忘れがちなのですが
GM:Dロイス、亜純血:フラッシングプラズマで+1点。計11点にバックトラックぶんを加算した経験点をお納めください
GM:霧江さんが15点、天城さんと楊原さんが16点ですね。私も15点頂きます。
楊原 あざみ:合計16ですね。
天城 康介:いただきましたー!
霧江 冬司:いただきます
GM:-----
GM:エンディング1
GM:支部への連絡は終わった。 変電施設に被害はなく、サンダー・マウスは絶縁シートにくるまれて取り調べ室に直送されていった。
:「終わりましたね」
楊原 あざみ:「ええ。市街への物的被害も最小限、騒ぎの規模こそ大きかったですが……」
霧江 冬司:「終わったな。それで、球絽ちゃんはこの後どうするんだ?里に帰るのか?」
GM:市内でのサンタクロースに扮装したオーヴァードの奇行は収束。人員にも昼頃よりは余裕が出始めている。
天城 康介:「騒ぎだけで済むなら、まあいいんじゃないかな。……建物とかもそんなに壊れてないなら、うん」
天城 康介:清掃局の仕事もそう多くはならないだろう、と。被害が少ないことと同じくらい、それに安堵している。
三田 球絽:「…言われてみたら、私はクリスマスの過ごし方を何も考えていなかったですね。まさか街に出るとは思いませんでしたし」
三田 球絽:「他のサンタを止めるのに夢中でしたから。どっちみち、夜明け前にはマヨヒガに送還されると思います」
霧江 冬司:「……ふむ。凪」
GM:実のところ、清掃局のスペシャリストが必要になる案件は少ない。被害が少なかったこともあるが、シーズン的に人払いが容易ではないのだ。
:「はい。まだ時間はありますね」時計を確認する。
霧江 冬司:「よーーし。それじゃ、行くぞ」球絽ちゃんの手を取って。
GM:前線の人員に余裕が出来るのと入れ替わりに、事務手続きがパンク状態。あなたたちにも本日は直帰して欲しいというお達しが出た。
GM:「現場待機」もなし。事件の事を知った上の誰かが気を回したのだろう。
三田 球絽:「わっ…!? 霧江さん、行くってどこへ?」
霧江 冬司:「サンタのRBがクリスマスの楽しみ方を知らんなど、本末転倒だろう」
三田 球絽:「そ、それは…!」
三田 球絽:「確かに」ものすごく納得がいったという顔。
霧江 冬司:「俺様がクリスマスの楽しみ方をたっぷり教えてやろう。というわけで、クリスマスデートだー!」
霧江 冬司:「……と、その前に」
霧江 冬司:ふ、と天城くんの方に。
天城 康介:「……なんだよ。仕事はどうすんだサンタクロース、とか今更言わないぞ、俺は」
三田 球絽:「デート…クリスマスデート!」
楊原 あざみ:「(とはいっても……どうしたものですか)」
霧江 冬司:「ふん。クリスマスの楽しみ方を知らん女の子に、その意義を教えるのもサンタクロースの立派な仕事だろう」
霧江 冬司:「それよりも、だ」
天城 康介:「物は言い様だなオイ!?」
霧江 冬司:「まさかあの巨大鼠にトドメを刺すとはな。それも球絽ちゃんの願い通り命を奪わずに追い詰めた」
霧江 冬司:「………ふん。イリーガルのガキにしてはやるではないか」
天城 康介:「……お、おう」
天城 康介:何やら薄ら寒いものを感じないわけでは、ないけれど。
:「おや」僅かに目を瞬かせる。「珍しいですね。冬司が男の人を褒めるなんて」
霧江 冬司:「うるさいぞ、凪。………ほれ」天城くんに手を差し出す。
天城 康介:差し出された手を、少しの間じっ…と見て。
天城 康介:「……まあ、うん。なんだかんだ、やっぱりアンタ悪い人じゃあ」
天城 康介:ないんだな、と。そう言いながら、手を握り…。
霧江 冬司:ぺかーーーー。光が迸る。
天城 康介:「なッ……!?」
霧江 冬司:「がはは、まんまと引っかかったな、バカめ!これで今年のサンタさんはお前だーーー!」
三田 球絽:「え…えええーっ!?」
楊原 あざみ:「…………」
天城 康介:「前言撤回だ!アンタ最低だよ!……グワーッ!?」
霧江 冬司:「やかましい!楊原ちゃんと球絽ちゃんの前でかっこよく巨大鼠を倒すという俺様の計画をぶち壊したのだ」
霧江 冬司:「サンタを仕留めたものが真のサンタというのなら、お前がその勤めを果たすのが筋だろうが!というわけで、キリキリとプレゼントを配り歩くんだな!」
天城 康介:しゅわぁ……と煙が晴れると。
天城 康介:「くそっ、筋が通ってなさそうで通ってるのが余計に腹立つ……!」
楊原 あざみ:「……まあ、仕方ありません。それなりにサンタとしての仕事をこなした方が、この衣装も素直に戻ってくれますか」
天城 康介:ケーキ屋で売り子のバイトをする学生が着るような、オーソドックスな赤白の衣装。帽子。さすがに、付け髭まではないけれど。
天城 康介:「……あざみさん?」
楊原 あざみ:「付き合いますよ。今夜は、他の仕事もありませんから」
三田 球絽:どうしようという顔であわあわしている。
天城 康介:恐る恐るというか。え、本当に?と言っているような、そんな声色。
霧江 冬司:「………ふん。俺様は帰る。お前はせいぜい、楊原ちゃんとそこのプレゼント処理に駆けずり回るんだな」
楊原 あざみ:「以上です。天城くん、他になにか?」
天城 康介:「……わかった。わかったよ。やるっきゃないんだな。……まあ、考えようによっちゃ、うん」
霧江 冬司:「さ、行くぞ凪。球絽ちゃん」というわけで、今度こそ球絽ちゃんの手を取って街に降りよう。
天城 康介:「……霧江さん」
三田 球絽:「あっ…え、えっと、早朝には脱げると思いますから、それ!」
天城 康介:街へと降りてゆく、サンタだった人の背中に。
:「………うちの雇用主がすいません」ペコリと頭を下げる。
天城 康介:「アンタ、やっぱり最低のロクデナシだけど」
天城 康介:「いい人だな」
三田 球絽:「取り調べなんかで必要なことがあったら、楊原さんに渡してある連絡先まで!」
三田 球絽:そう言って手を引かれていく。
:「三田さんは、責任を持って夜明け前にはUGNへお送りしますので」それでは、と言うと、冬司に続く。
楊原 あざみ:「はい。お気をつけて。良い休日を」一礼。
霧江 冬司:「けっ。男に褒められてもちーーーーっとも嬉しくないわ」
霧江 冬司:憎まれ口で返すと、お供と少女を連れて街へと歩き去る。
GM:-----
GM:エンディング2 霧江冬司&長良川みち子
GM:ちらほらと降っていた雪も降りやんだ、クリスマスイブの街。この季節は、夕方を過ぎると空が暗くなるのもあっという間だ。
GM:霧江冬司たちは、正し意味でのクリスマスの賑わいを取り戻した街並みを歩いている。
霧江 冬司:「さーて。ガンガン遊ぶぞー」
三田 球絽:「ええ、ガンガン遊びましょう!」
三田 球絽:「…何をして遊びましょう? 馬券場?」
霧江 冬司:「………君は時々びっくりするような事を言うな」
三田 球絽:「ご、ごめんなさい。娯楽に関する知識があんまりなくって…そういうのはサンダーマウスの得意分野でしたから」
霧江 冬司:「ええい、クリスマスに男女で馬なぞ見に行っても仕方あるまい。凪」
:「はい。ホームパーティや遊園地デートというプランが一般的ですが」
霧江 冬司:「うーーん。クリスマス初心者の球絽ちゃんといきなり家ではしゃぐのは却ってハードル高い気がするな」
三田 球絽:「私の家にお誘いしようにもサンタの里だからちょっと遠いですね…今日はドタバタしてるでしょうし」
霧江 冬司:「遊園地は……今から行って間に合うか微妙だな。よし」
霧江 冬司:「まずはやりたいことを探すか。そのうち何か見つかるだろ」テキトーーーなことをさらっと言う。
三田 球絽:「あっはいはい! 私ショッピングを体験してみたいです!」
長良川みち子:では、そんな感じでフニャフニャしてるあなた達の前に一人寂しく本屋から出てくる女子高生!
長良川みち子:「うう、こんなに早く売り切れてるなんて。出版不況はどうなったのかしら」
長良川みち子:「こうなったら……いや、でも挿絵があるタイプの本は電子だとなんか……」
霧江 冬司:「よし。それじゃ近くのショッピングモールでも……お」ばったり。
霧江 冬司:「みち子じゃないか。何してるんだ、こんなところで」
長良川みち子:「えっ……わっ」
長良川みち子:服装はいつものセーラーではなく、白いニットワンピに赤基調のマフラー。クリスマスカラーである。
長良川みち子:「冬司さん……と、その子は」
三田 球絽:「あっ、かわいい! 霧江さんのお友達ですか?」
長良川みち子:「また女の子をひっかけてるんですね。いえ、全然気にしてないですけど!」
霧江 冬司:「うむ。RBの球絽ちゃんだ」
長良川みち子:「と、ありがとうございます。霧江さんとはたまにお仕事をご一緒させてもらってる……長良川です」
三田 球絽:「どうも、三田球絽といいます! サンタクロースの里の村長をやらせていただいています!」
長良川みち子:「へぇ~、すごいですね。お若く見えるのに村長なんて」
三田 球絽:「今は霧江さんと凪さんと3人で、クリスマスデートの最中なんです!」
長良川みち子:「……………………………………?」
霧江 冬司:「初めて村の外でのクリスマスだというからな。正義のサンタとしてクリスマスの楽しみ方を教えてやろうとしていたところだ」
長良川みち子:「? 冬司さんはサンタだったんですか……???」
:「どうも。長良川さん」ひょっこりと冬司の後ろから顔を出して。
長良川みち子:「えっと……」手を額に当てて俯く
長良川みち子:「凪ちゃん」縋るような目!
:「実はかくかくしかじかでして」というわけで、これまでの事情をかいつまんで説明します。
GM:では長良川さんは、霧江さんがサンタ服のRBを脱げなくなって(下心アリアリで)サンタファイトを勝ち抜き
GM:最終的にサンタの権利を天城さんに移譲、三田にクリスマスの過ごし方を教えるために彼女を連れて町に繰り出した旨の説明を受けます。
長良川みち子:「なるほど、なるほどね……凪ちゃんはすごいわね……顔色一つ変えずにこんな事件を要約してみせるなんて」
長良川みち子:「また変な事件に巻き込まれたんですか?」
霧江 冬司:「おう。俺様の活躍で無事解決したところだ」
長良川みち子:「猫に化石に、今度はサンタ……ここまでくると、なんというか才能ですね。冬司さん」
三田 球絽:「わたしが言うのもなんですけど、結構あるんですねこういう事件」
長良川みち子:「結構は無いですが……」
:「まあ、今はひとまず置いておきましょう」
三田 球絽:「そうだ! 長良川さんはこれから何か予定とかあるんですか?」
長良川みち子:「うぐぅ!」
霧江 冬司:「うむ。凪の言う通り。今はクリスマスデートの最中だからな。仕事の話はナシだ」
長良川みち子:胸を押さえてうずくまる。
三田 球絽:「せっかくの初デートですし、長良川さんもご一緒しませんか!4人でデートですよ!」
霧江 冬司:「……何をやっとるんだ、お前は急に」胸を抑えてうずくまるみち子に怪訝な表情。
長良川みち子:「……ふふ、所詮私は高校3年にもなってクリスマスを仕事とラノベ漁りに費やす女…………へ?」
霧江 冬司:「そうだな。暇してるならお前もついてこい」
三田 球絽:「いいアイデアだと思いませんか、霧江さん!凪さん!」子供のはしゃぎよう。感性が幼稚園児なのだ。
長良川みち子:「いや、ですから私は冬司さんとデートとかをする仲では」
長良川みち子:(……いいのかな? いやいや!)ぶんぶんと頭を振っている。
霧江 冬司:「………だーーーー!グダグダ言わんととっとと来い!こっちは夜明けまで時間がないのだ!」
長良川みち子:(……クリスマスに、冬司さんと? って、きゃー! ちょっと!」
霧江 冬司:がしーとみち子の腕を掴むと、グイグイと引っ張りながらショッピングモール目指して突き進む。
三田 球絽:「イエーイ! ダンシンオールナイト!」
:「まあまあ、ご縁ですので」無表情のまま、みち子さんの背中を押す。
霧江 冬司:というわけで、いくぞショッピングモール!遊び倒すぞーーーー!
GM:-----
GM:そして…場所はショッピングモール!
GM:勢いに押されて、長良川さんもあれよあれよという間に連れて来られてしまった!
三田 球絽:「わぁ、すごい!」パーティーグッズ売り場の鼻メガネを凝視して目を輝かせている。
長良川みち子:「そ、そろそろいいでしょう!」冬司さんに掴まれていた腕をほどいてもらいます。
長良川みち子:(……大きいな、冬司さんの手)
三田 球絽:三田は何故か凪さんと手をつないでいる。デートというものをよくわかっていない。
:「はい。いいですね」動物の被り物を手に、三田さんと遊んでいます。
長良川みち子:「向こうは向こうで不思議な相性の良さを発揮してるし」
霧江 冬司:「む。球絽ちゃんは既にはしゃいでるな。うむ、いいことだ」
霧江 冬司:「さて、俺たちも遊ぶか。……お、これなんかみち子に似合うんじゃないか?どうだ?」
長良川みち子:「う……(一番遊び慣れていない子が楽しそうにしていることで逃げ道が封殺されているの唸り)」
霧江 冬司:とかなんとかいいながら、パーティー用の派手なサングラスをふざけて掛けさせようとします。
長良川みち子:「えっ? 似合いますか?」
長良川みち子:「冬司さんがそう言うなら、買ってみようかな……」
霧江 冬司:「うん、なかなか面白いぞ。ほら」ニヤニヤ笑いで鏡を差し出す。
長良川みち子:「……」
長良川みち子:「……いや、そういう事だと思ってましたけど?」
長良川みち子:「っていうか何ですか、新しく捕まえた女の子の相手は良いんですか?」
長良川みち子:「いいじゃないですか、私なんかをからかって遊ばなくても……」
長良川みち子:「つーん」
長良川みち子:いじけたようなことを言いながら、然程嫌そうでもない。
霧江 冬司:「球絽ちゃんに楽しんで貰うのはもちろん大事だが、お前と遊ぶのも楽しいからな」
長良川みち子:「なんですかそれ、ふふ」
長良川みち子:「……でも、ちょうど良かった」
長良川みち子:手を後ろで組んで、冬司さんの隣へ。
長良川みち子:「お世話になりましたし、何かお返しをしたいと思ってたんです」
長良川みち子:「サンタさんのお仕事でお疲れみたいですし、私が冬司さんに買ってあげますよ、クリスマスプレゼント」
長良川みち子:と言いながら、テナントのおもちゃ屋を指し示す。
霧江 冬司:「そうか、では遠慮なく……」返してもらうぞ、と言おうとして、指し示されたおもちゃ屋を目で追う。
霧江 冬司:「こら。俺様を子供扱いするな」ぽかり、と軽く小突いて。
三田 球絽:「あっ凪さん、おもちゃ屋ですよおもちゃ屋! ゲーム機が置いてありますよ!」
長良川みち子:「あたっ」
長良川みち子:「あれー……絶対好きだと思ったんだけどなあおもちゃ屋……」
三田 球絽:「私アイドルが斧でモミの木を切る奴がやりたいです!」何かと勘違いしている!
霧江 冬司:「ふん。それにサンタの俺がプレゼントなぞ貰えるか。いいかみち子、覚えておけ」
霧江 冬司:「俺は人から奪うのは大好きだが、施されるのは嫌いなのだ」
長良川みち子:「施し、なんかじゃないですよ。お礼ですお礼」
長良川みち子:「……まあでも、お嫌ならまたの機会にしておきますか」
霧江 冬司:「ふん。それにお礼だというならもっといいものがあるぞ」
長良川みち子:「……」少し赤面。
長良川みち子:「……もうそのパターンはいいですから」
霧江 冬司:「いいことあるか!俺にとっては一番大事なことだ」
霧江 冬司:「………まあ、今日は球絽ちゃんに楽しんでもらうことが第一だし。今度にするか」
長良川みち子:(ほっ……)
三田 球絽:特撮の変身グッズのコーナーで凪さんに手を引かれて斧を探している。
三田 球絽:「霧江さーん! 大変です! 斧が、斧がどこにもありません!」
三田 球絽:「ちょっと探すの手伝ってください!」
霧江 冬司:「よーし!俺様が探し出してやる!」
霧江 冬司:というわけで、呼びかけに応じて球絽ちゃんの方にだーーーっと向かっていく。
長良川みち子:(……何が『俺にとっては一番大事な事』よ)
長良川みち子:(私にだって、大事な事なのに……)
:「…………楽しんでますか?」いつからそこにいたのか。
長良川みち子:「凪ちゃん」
:いつの間にか長良川さんの傍らに居て、缶のスープを持っている。
長良川みち子:「ありがとう──ええ。多分、あのまま家に帰ってたより、ずっと楽しい」
:「どうぞ」自販機で買ってきた飲み物を長良川さんに渡しつつ、自分は缶スープで暖を取る。
:「そうですか。それは良かったです」
長良川みち子:自分もベンチに座って、スープを飲み始める。
長良川みち子:「大変だったわね」
:「冬司も気になって、声を掛けたんだと思いますから。……絶対に言いませんけど」
:「いえ、楽しかったですよ」
:「冬司も、楽しかったと思います。楽しくないことはしない人ですから」
長良川みち子:「あ、そうなんだ。凪ちゃんって表情が変わらないから、ああいうのを楽しんでるイメージあんまりなかったわ」
長良川みち子:「でも、やっぱりいいコンビなのね」
長良川みち子:缶をあおり、息をつく。
長良川みち子:「冬司さんが気を使ってくれてるのは、分かるわ」
:缶のスープを少しずつ飲みながら、長良川さんの言葉に耳を傾ける。
長良川みち子:「明日架ちゃんの件で助けてもらった時に、良い所はいっぱい見せてもらったもの」
:「はい」
長良川みち子:「実際あれから……うん。気持ちが楽になったと思う。同じことをするのにも」
長良川みち子:「自分がどうしていいか分からなくなったとしても、一緒に考えてくれる人がいる。それって、素敵なことだわ」
長良川みち子:「私も、冬司さんにとって、そういう人の1人になれたらいいな~と思うんだけれど」
:「そうですね。……私も、時々そう思います」
:「基本的に全部自分で進めて行きますからね、あの人」そこがいいところなんですけど、と呟く。
長良川みち子:「ふふ、そうね」
:「……プレゼントの件ですけど」
長良川みち子:「……やっぱり体を差し出すしかないのかな」めっちゃ小声
長良川みち子:「今のなしね」
:「いえ。もう十分頂いていますよ」
長良川みち子:「──」
:「みち子さんが楽しそうなら。彼もきっと、それが一番ですから」
:「これ、内緒ですよ」絶対に自分から言わないし、本人に面と向かって言っても照れ隠しするだけでしょうから。
長良川みち子:少し目を見開いて、溜め息。
長良川みち子:「まったくもう……しょうがない人だなあ」
霧江 冬司:「こら」
長良川みち子:「うひゃっ」
長良川みち子:噂をすれば影!
長良川みち子:いや、実際は一緒に遊びに来ているので、すぐ合流するに決まっているのだが。
霧江 冬司:「女二人で何を長話しとるか」ぽすん、とみち子と凪に向けてプレゼント包装された袋が差し渡される。
長良川みち子:「冬司さん……えっ、これ!」
三田 球絽:こちらも袋をもってほくほくした顔で後ろに続いている。
霧江 冬司:「ふふん。今日の俺様はサンタだからな。良い子へのプレゼントは抜かりないぞ」
長良川みち子:手元の袋と彼と、視線を何度か往復させ
長良川みち子:「……もう! もう!!!」
霧江 冬司:ちなみに包の中ですが、凪はデブ猫、みち子はサメのデフォルメされたぬいぐるみが入っています。
三田 球絽:三田の袋の中身はなにかギザギザしたフォルムだけが確認できる。恐らく特撮売り場の何かだ。
長良川みち子:「ずっと私が嬉しいだけじゃないですか……! こんなことが降り積もれば、冬司さんから離れられなくなってしまいます」
霧江 冬司:「なんだ、そんなことか」
長良川みち子:「……負けませんからね」
長良川みち子:自分が何を口走っているのか、既によく分かっていない。
長良川みち子:「私がプレゼントするつもりが……こんな……!」
霧江 冬司:「気にするな。みち子が楽しいと、俺も楽しいからな。だから、お礼とかそういうことをわざわざ堅苦しく考えんでいい」
:「……おや」少し意外そうに目を瞬かせる。
長良川みち子:「!」
長良川みち子:困惑して、凪ちゃんの方を見る。
長良川みち子:それから、視線を冬司さんの方へ。
三田 球絽:「好意は、素直に受け取るのがいいと思いますよ」
長良川みち子:「…………そういう、ことなら」
三田 球絽:「…今日は、クリスマス。普段はできないことが出来る、ちょっとだけ特別な日ですから」
霧江 冬司:「うむ。そういうことなのだ」
霧江 冬司:「まあ、どうしてもお礼がしたくて仕方なければ、そのときは身体で支払ってくれてもいいぞ!がはは!」
長良川みち子:三田さんの言葉を受け、おずおずとぬいぐるみの袋を抱きしめる。
:「……………」はあ、と小さく息を吐く。
三田 球絽:「そういうことみたいですよ!」よくわかっていない!
長良川みち子:「……身体で払う、というのとは違いますけど」
霧江 冬司:「おう」
長良川みち子:そういいながら、冬司さんに寄り添い、腕を組む。
長良川みち子:「これくらいなら。特別な日ですし」
霧江 冬司:「おう。……よーし!夜明けまだまだ時間はあるな」
霧江 冬司:#「夜明けまでまだ時間はあるな」
霧江 冬司:「行くぞ、みち子。凪。球絽ちゃん」
長良川みち子:「……うん。今夜は、よろしくお願いします。冬司さん」
長良川みち子:わずかに顔を背け、息をひそめる。どきどきと高鳴る鼓動を悟られぬよう。
長良川みち子:長良川みち子は、記念日の類を殊更ありがたがるタイプの人間ではないけれど。
長良川みち子:特別な日というのも、悪くは無いな、と。幾年かぶりにそう思った。
GM:…ショッピングモールを出る。 空は高く、雪で濾過された空気は澄み渡る。
GM:4人の笑い声は、賑う街の人並みの中にゆっくりと溶けていった。
GM:-----
GM:エンディング3 天城康介&楊原あざみ
GM:N市 第九地区 公園・夜
GM:かくして、プレゼントを配る役目を拝命した2人のサンタクロースは追加でもう一仕事をすることになり。
GM:袋の中身がはける頃には、時刻はすっかり夜。 あなたたちは人気のない夜の公園のベンチで休憩を入れていた。
楊原 あざみ:「ふう」
楊原 あざみ:吐き出した息が、街灯のひかりに白く浮かび上がる。
GM:名物・とても由緒ある逆立ちしたロブスターの像が、冠雪してライトアップされ貴方達を見守っている。
天城 康介:「あざみさん」
天城 康介:お待たせ、とサンタ姿の少年が声をかける。手には、自販機で買ってきた缶飲料が2本。
楊原 あざみ:「ありがとうございます」
楊原 あざみ:サンタ姿の(見た目は)少女がそれを受け取って、プルトップを引く。空気の弾ける小さな音。
楊原 あざみ:ふうふうと吹いて、ひとくちのんで。
楊原 あざみ:「別に、自分の分まで合わせてくれなくてもよかったんですよ。天城くん」
天城 康介:「いいんだよ。俺が、これがいいって思ったんだから。それに」
天城 康介:「カフェで呪文みたいな名前のコーヒー頼むより、俺たちらしいんじゃないかな」
天城 康介:熱く、甘いお汁粉を、ちびちびと啜るように口にする。
楊原 あざみ:「それは、天城くんが言う台詞じゃないですね」目を細める。
天城 康介:「そうかな。……まあ、そりゃあ、ここまで付き合ってもらったお礼にしちゃアレだけどさ」
楊原 あざみ:「いえ」
楊原 あざみ:小さく笑って。
楊原 あざみ:「貴重な経験でした。自分のエフェクトが、他の人にも効いている、っていうのは」
楊原 あざみ:……サンタの聖衣が起こした奇跡、というにはちょっとささやかすぎる現象。
楊原 あざみ:たまにだけれど報告されていることだ。自分にのみ効果を及ぼすタイプのエフェクトの「共有」。
楊原 あざみ:どう考えても達成不可能な配達タスクをこなすのに、少しばかり利用させていただいた。
楊原 あざみ:「……あれだけ良い子がいるのなら、まだまだ世の中は安泰ですね」
天城 康介:「……うん。良い子すぎるのも、考え物だけど」
天城 康介:半分ほど残っている缶をベンチに置き、指を組んで腕を前に伸ばす。
楊原 あざみ:「なにか悩みなら、相談くらいなら乗りますよ」
楊原 あざみ:「……役に立てるかはまあ、別として」
天城 康介:少しばかり、身体が強張っている。それは寒さのせいだけでなく、"早く”動き回ったためでもあるけれど。
天城 康介:そんな世界でいつも、文字通り身を粉にして働いている人へ、視線をゆっくり向けながら。
天城 康介:「……第九の子たちに渡しに行った時にさ。ひとりぶん、余計に渡しただろ」
楊原 あざみ:「ええ。……イリーガルに、個人的な知り合いがいるのかと思っていましたけど」
楊原 あざみ:少し、目をすがめて。目線は、一瞬だけ天城くんの背中に。
楊原 あざみ:「誰か、気になる人ですか?」
天城 康介:「気になると言えば、その通りだよ。……言っとくけど、小さい子だぞ。小学生の、女の子だ」
楊原 あざみ:「せいぜい五歳か六歳下くらいでしょう?」
天城 康介:「あざみさんは一体俺を何だと思っているのか」
天城 康介:苦笑いのような笑みを浮かべようとして、それはすぐ、無表情に近い真顔で上書きされる。
楊原 あざみ:つくっていた、かすかな笑顔をひっこめる。
楊原 あざみ:背中を見ているだけでも、察せられることはある。
天城 康介:「……少し前に、第9に。やどりに呼ばれて、隣町で戦ってさ」
天城 康介:「俺、その子の父親を、殺した。……作戦上のことで、そして相手はジャームだった。だから、間違ったことじゃないと思ってる」
楊原 あざみ:「……ええ」
天城 康介:「今、その子がどこにいるかは分からない。だから、やどりに、渡してやってくれって預けたんだ」
天城 康介:くるくると、中身を撹拌するように、スチール缶を揺らす。
天城 康介:「そうしたって、何が変わるってわけじゃあない。……それは分かってるけど」
天城 康介:「……子供には親がいて、家族がいて、クリスマスにはプレゼントを貰って。そういう”当たり前”を、忘れたくないってのは」
天城 康介:「たぶん、俺の身勝手……なんだろうな」
楊原 あざみ:「忘れたくないというのは……」
楊原 あざみ:言葉を、慎重に選ぶように。
楊原 あざみ:「それは、そうでしょう。だって、それは天城くんだけのことですから。でも」
楊原 あざみ:「贈ってくれるだれかを、なくしてしまった誰かに。その当たり前を、少しでも届けてあげよう、っていうのは」
楊原 あざみ:「それは、身勝手とは言いません。思いやりと言います」
楊原 あざみ:「あのパンダが売りつけてたもの、おぼえていますか」
天城 康介:「……カツラに、チェーンつきの時計。……ぁ」
天城 康介:聞いたことはある、けれど詳しくは覚えていない。そんな、曖昧な記憶。
楊原 あざみ:「そう。失敗しないクリスマスプレゼントなんですよ、あれ」
楊原 あざみ:「鎖のない金時計を持っていた夫と、美しい髪が自慢だった妻が、お互いの大事にしているもののために…」
楊原 あざみ:「…金時計と、髪の毛と。お互いの大事にしていたものを売って、プレゼントを買ってしまう。そういうお話です」
天城 康介:「それだけ聞くと、マヌケな喜劇みたいだけど」
天城 康介:「作者が……というか、いまあざみさんが言いたいのは、そういうことじゃあないんだな」
楊原 あざみ:「あらすじだけだと、そうとしか思えませんし、昔は私もそうだと思いこんでて……」
楊原 あざみ:「……こほん」
天城 康介:「昔は」
楊原 あざみ:「……まあ、野暮な人ばかりだったんですよ。知り合いが」
楊原 あざみ:「ともかく。……私の解釈ですけどね。プレゼントするというのは、お祈りの口実なんです」
楊原 あざみ:「あなたのために祈らせてください、って。……これも、あんまり聞こえがよくありませんね」
天城 康介:「……口実って言うなら、まさに。うん、俺は」
楊原 あざみ:「誰かが自分のことを思ってくれている」
楊原 あざみ:言おうとした言葉に、被せるように。
楊原 あざみ:「それだけで、ずいぶん救われることだってあるんですよ。天城くん」
楊原 あざみ:「きみだって。身に覚え、ありませんか?」
天城 康介:「……痛いほど」
天城 康介:つい最近、その頃を思い出させてくれる相手と再会したからか。昔と呼ぶほど古くはない記憶を、ありありと思い出しながら。
楊原 あざみ:「なら、それでいいんです。きっとね」
楊原 あざみ:一瞬、息をつまらせるように、ことばを切って。
楊原 あざみ:「……自分の見ている世界は、自分にしか見えないものだから」
楊原 あざみ:……時間が止まったように静かな夜。街灯のジリジリという音だけがかすかに聞こえている。
天城 康介:自分にしか。そう告げられた言葉を、音には出さずリピートしてから。
天城 康介:「じゃあ、あざみさんには」
天城 康介:何もかもが崩れ去っていく最中に立つ、この人には。
天城 康介:「世界は。俺たちは」
天城 康介:「俺は、どう見えてるんだろう」
楊原 あざみ:「……頑張っている子」
楊原 あざみ:なめらかに、よどみなく答える。
天城 康介:「うん」
楊原 あざみ:「どうしようもないくらいに大変な状況で、自分で歩いていくしかないのに、立っている子」
楊原 あざみ:「世界のことは……」
楊原 あざみ:「ずいぶん前に、考えるのを止めました」
天城 康介:「止めた、って……」
天城 康介:「……なんで、って聞いても?」
楊原 あざみ:「……クリスマスにするような話でもないですよ?」
天城 康介:「今じゃなきゃ聞けない話かも、しれないだろ」
楊原 あざみ:少し黙り込んで。
楊原 あざみ:「私ね。小学校、ほとんど行ってないんです」
天城 康介:「……それは」
天城 康介:どう言葉を挟んだものか。挟んでよいのか。分からないまま、相槌を打つ。
楊原 あざみ:「ああ、いえ。別にいじめられてたとかじゃないんです。もっと単純に」
楊原 あざみ:「家の外に、出してもらえなくて」
天城 康介:「……いたんだろ。親。なんだってそんなことを」
楊原 あざみ:「わかりませんでした。今も、わからないです」
楊原 あざみ:「ある日、ふっと帰ってこなくなって……何日待ったのか」
楊原 あざみ:「家にあった食べ物がなくなって、マンションのサビ臭い水だけでしばらく過ごして……」
楊原 あざみ:「……それで、能力が暴発して、マンションが倒壊しかけて。UGNに保護されて」
天城 康介:「……そうして、今まで、ずっと」
楊原 あざみ:「ええ。やることだけは、ほんと、たくさんありましたから」はにかむような微笑、を浮かべて。
楊原 あざみ:「一人で待ってる間、いろいろ考えました。いろいろ……ドアの外のこととか」
楊原 あざみ:「そのときに、ほら。たぶん、考え飽きちゃったんですね。世界のこと」
楊原 あざみ:「……ほら。あんまり、楽しい話でもなかったでしょ?」困ったような笑い声。天城くんの背後で。
天城 康介:「うん。……今のを聞いて、楽しいって笑う奴がいたら、きっとブン殴ってる」
楊原 あざみ:「この話の教訓は……」
天城 康介:「あざみさん」
楊原 あざみ:「…………」
天城 康介:いつものように、この話はこれでお終い、の合図を遮るように。
楊原 あざみ:「何です。天城くん」
天城 康介:「俺は、長く見積もっても2年くらいだ。……何もかも嫌になって、それでも引き戻してくれる人がいて」
天城 康介:「こうして、今、なんとかやってる」
天城 康介:背後の、自分よりも随分と低い声に並ぶように。振り返り、片膝をつく。
楊原 あざみ:涙は流していない。
楊原 あざみ:「立派だと思いますよ。何もかもなくして、それでも……」
天城 康介:「……あざみさん」
楊原 あざみ:「……なくしたくないと思うものを、まだ、誰かに贈れるから」
天城 康介:もう一度。自分のことではなく。
天城 康介:「今からじゃ、だめか」
楊原 あざみ:「…………」目を細めて。まなじりが赤いのは……寒さのせいのはずだ。
天城 康介:「そりゃあ、2年と……20年くらいじゃあ、重さも段違いだろうけど」
天城 康介:「今から、取り戻しちゃだめなのか」
天城 康介:あなたのことを話したいのだ、と。赤いケープに覆われた肩に、そっと手を添える。
楊原 あざみ:「取り戻すなんて」
楊原 あざみ:「もう、十分にもらってますよ。私」
楊原 あざみ:「そりゃ、誇れるような子供時代の思い出とかありませんけど」
楊原 あざみ:「中高とはそれなりにいろいろありましたし。転勤中の笑い話ならいくらでも……」
楊原 あざみ:ケープ越しに感じる手のちからに、言葉を切る。
天城 康介:「十分じゃないよ」
天城 康介:「俺が、満足してない」
楊原 あざみ:「……やっぱり、話すんじゃなかった」
天城 康介:「もう手遅れだよ」
天城 康介:肩に置いていた手を、滑らせるように背中に回して。小さな体を抱き寄せる。
楊原 あざみ:こどものようにちいさなからだが、こわばる。
天城 康介:「……覚えてるか。第五の、梁田支部長のラブレター騒動の後に話したこと」
楊原 あざみ:「…………」
楊原 あざみ:「飲みすぎると記憶が残らない方なんです……っていうのは」
楊原 あざみ:「通りませんか」
天城 康介:「うん、そりゃあ無理だ」
楊原 あざみ:「断言してもいいですけど」
楊原 あざみ:「もしそうしてしまったら、きみは、ぜったい、幸せにはなれませんよ」
楊原 あざみ:「だから……」
天城 康介:「俺が幸せかどうかは、俺が決める」
天城 康介:その先を塞ぐように、小さく、けれどはっきりと。
天城 康介:「……このくらいの我儘は、言ってもいいだろ。その代わり」
天城 康介:「あざみさんにも、我儘を言って欲しい。……ああいや、違う」
天城 康介:「これから、生きることを取り戻してほしい。俺と、一緒に」
楊原 あざみ:「…………」
楊原 あざみ:こわばっていたからだから、力が抜ける。
楊原 あざみ:長く細い溜息。
楊原 あざみ:「最初に会ったときから、ずっと思ってましたけど……」
楊原 あざみ:「ほんとうに物好きですね。天城くんは」
天城 康介:「物好きって言うけどな」
天城 康介:「好きになったんだから、仕方ないだろ」
天城 康介:力が抜け、けれど冷たさに晒されたままの身体を抱きしめる。
楊原 あざみ:「…………」
楊原 あざみ:「……痛いです」
天城 康介:「もうちょっとだけ、我慢してくれ」
天城 康介:「まだ、今日言わなきゃならないことを、もうひとつ言ってないんだ」
楊原 あざみ:「……何です?」
楊原 あざみ:公園の大時計、スピーカーから割れた音色の音楽が響く。
天城 康介:「うん。じゃあ、改めて」
天城 康介:日付が変わったことを告げる音を上書きするように。抱き締めたまま囁くように。そして。
天城 康介:少しだけ、腕の力を緩めて。お互い、顔と顔を向け合って。
天城 康介:「メリークリスマス、あざみさん」
楊原 あざみ:きょとんとした表情で、ずれた眼鏡の下から、天城くんの顔を見返す。
楊原 あざみ:顔が赤いのは。今度は、かなり苦しかったからも混ざっているけれど。
楊原 あざみ:「メリークリスマス。天城くん」
楊原 あざみ:流れているのは、当然、気の利いたクリスマスソングではなくて。日本中の道端で流れていたメロディ。
楊原 あざみ:「……康介くん」
楊原 あざみ:曲名は、故郷の空。
楊原 あざみ:「…………」
楊原 あざみ:「……いまのは、しばらくなかったことにしましょう」
天城 康介:その呼び方に、一瞬、呆けたようになり。そして。
天城 康介:「うん。……でも」
天城 康介:「忘れないよ。ずっと」
天城 康介:ありふれた音楽と、冬の冷たさと、腕の中の暖かさを。ずっと。
GM:-----
GM:ダブルクロス The 3rd Editon "You better watch out, You better not cry"
GM:Fin
GM:全行程終了です!! 皆様お疲れ様でした&ありがとうございました!!
天城 康介:お疲れ様でした!ありがとうございましたー!
霧江 冬司:お疲れ様でした&ありがとうございましたー!
楊原 あざみ:お疲れさまでした。ありがとうございました!