Days crumble off, Nights shamble on
メイン|雑談
令和1年、5月初頭。ゴールデンウィーク。
これは唯一の経験者演ずる覚醒枠高校生が、人生初のTRPGに挑む2人のPLと、人生初のTRPGに挑むGMを導いた物語の記録だ。
たいたい竹流(torgtaitai):どどんとふへようこそ!(Welcome to DodontoF !)
たいたい竹流(torgtaitai):操作方法が分からなくなったら、メニューの「ヘルプ」=>「マニュアル」を参照してみてください。
どどんとふ:======= プレイルーム 【 No. 2 】 へようこそ! =======
GM:準備中のため、ルームを施錠中。
GM:パスワードは、開催日になったら外す。
GM:テステス、ドーモ。ハーゴンニンジャです
川島 公治:そして俺が川島公治だ。
GM:こんにちはー
ヤヒロギンジ:こんにちは~!
:こんにちは
鳩麦:あ、鳩麦です
GM:ではとりあえず準備から始めましょう
GM:各自、自分のPCのコマの作成をお願いします!
GM:【PC1】古庭悠陽
PL:みしまさん ロイス:綾瀬真花 推奨感情 P:任意/N:任意
君はごく普通の高校生だった。連休中の課外学習で同じ学年の少女・綾瀬真花と隣の席になり、
最近元気のなかった彼女と久々に二人で話せたことにすこし安堵するような。
しかし、その日を境に変わってしまった。
暴走するバスが建物と接触したとき、君は薄れる意識の中で真花が謎の男に連れ去られるのを目撃する。
GM:【PC2】泊
PL:鳩麦さん ロイス:矢神秀人 推奨感情 P:任意/N:任意
あなたはUGNのエージェントだ。
PC3らと共にFHのオーヴァード大量発生作戦の情報を直前で掴み、学生に扮して観光バスに潜入する羽目になった。
果たして、進行方向の路上に現れた何者かの<<ワーディング>>で運転手が気絶し、バスは建物に接触。
救助活動を開始しようとしたあなたの前に立ち塞がったのは…隣席にいた男子生徒、矢神の成れの果てだった。
GM:【PC3】夏目靖章
PL:ヤヒロギンジさん ロイス:"ピュートリッド"川島公治 推奨感情 P:任意/N:任意
あなたはUGNのエージェントだ。
PC2,およびUGN現地支部のエージェントの川島と組んでFHの陰謀を調べていたところ、バスの転覆事故に遭遇する。
すると、バスの中にいた高校生たちはあなたたちの見ている前で次々とジャーム化、互いに争い始めた。
奇跡的に保護できたPC1だけでも連れて、係留を離れたメガフロートから早急に脱出しなければならない。
【NPC】
GM:綾瀬 真花:PC1と同じ学校のクラスメイト。両親の離婚がどうこうという噂が校内で流れだして以来、やや顔色が悪い。
GM:矢神 秀人:PC2と観光バスで隣の席になった他校生。容姿は整っているが、話していると時折異様な言動を見せる。
GM:川島 公治:最寄りの支部から増援に来た不愛想なエージェント。コードネームは"ピュートリッド"。32歳、180cmに120kgの独身。
GM:春日 恭二:FHの歴戦のエージェント。手腕には疑問が残るが、異様なしぶとさはそれを補って余りある。
GM:点呼開始!
古庭悠陽:準備完了!(1/3)
鳩麦:準備完了!(2/3)
夏目靖章:準備完了!(3/3)
全員準備完了しましたっ!
GM:ではPC1から自己紹介をお願いします!
古庭悠陽:はい!PC1、普通の高校生の古庭悠陽です。
GM:普通とかクラスで3番目とか言いながら顔が良いやつ~!!
古庭悠陽:雰囲気の合う立ち絵がこれだったので……たぶんこれよりかなりふぬけた表情してます
GM:そんな古庭くんのキャラシはというと!
古庭悠陽:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYosbKnwIM
古庭悠陽:おっと申し訳ない!こちらです。
古庭悠陽:平凡な家庭の次男坊でありきたりな人生を送ってきたやつです。特に優れたとこもない!
GM:ほんとか? ほんとに平凡なのか~?
GM:ともあれ、ありがとうございます。女の子と課外授業という事で、ちょっとしたハプニングとかに期待ですね。
GM:では次はPC2!
泊:あいあい!PC2、女武人の泊です!
泊:立ち絵はpicrewのやつで、トリミングしなかった結果こうなりました
GM:窓と桜吹雪が表示されるようにするにはトリミングを避けないといけませんし、難しいですね
夏目靖章:武人には一家言ある鳩麦さんだ!
GM:凄く雰囲気が出てるのでそこのオミットは惜しい!
GM:ところで26歳にしてオープニングで女子高生に変装することになったそうですが
GM:なんでそんなことになったんですか?
泊:中国で武人達に育てられた日本人だぞ!中の人の都合もあって中国語は喋れない!
泊:当日欠席の女子生徒が高身長で、手が空いてる人の中で条件に当てはまるのが彼女しか居なかったからです
泊:泊さんは171cmあります
GM:そうだったのか!私も知らなかったぜ!
GM:ともあれ、キャラシの紹介をお願いします!
泊:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYqKHPngIM
夏目靖章:本名山田…!
泊:モルフェウスで武器作ってハヌマーンで殴る!
泊:単純明快!
GM:速い!そしてルールの理解も早い!
GM:マイナーを武器作成に取られてしまって影走りに使用回数があるなら、メインプロセスに一閃で接近してしまえばいいのだ
GM:最後に意気込みを一言お願いします!
泊:FHはブッ殺す
GM:オッケーです! 滾る殺意!
GM:ではPC3だ!
夏目靖章:はい!PC3、UGN支部長の夏目靖章(なつめはるあき)です!
GM:し、支部長! 幹部だ!
夏目靖章:キャラ絵はまだないんだ、すまんな
GM:事前に頂いたぶんも貼らないほうがいい感じですかね
GM:簡単にレネゲイド能力の方向性の説明だけお願いします
夏目靖章:ふふふ、日毎に進化する立ち絵芸を楽しみにしておくが良い
夏目靖章:シンドロームはサラマンダーとオルクスのクロスブリード!
夏目靖章:名前とは正反対の氷使いです!
夏目靖章:周囲の熱を奪って成長する氷の植物を使って嫌がらせします
GM:そう…<<茨の戒め>>や<<氷の戒め>>を搭載している!
GM:そして、NPCの川島は夏目さんより4歳年上の、彼の元バディです。
夏目靖章:覚醒した時に助けられて以来の付き合いだ
GM:夏目さんも一言、意気込みをお願いします!
夏目靖章:あ、キャラシ貼らなくていいです?
GM:あるのなら貼って頂けると嬉しい!
GM:皆さんもね、見たいですよね?
夏目靖章:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY5rjinAIM
GM:とにかくリーチが長い!
GM:しかも硬直を付与できる!一体ボコられるのは何日恭二なんだ…
GM:そんな夏目さんの本セッションの抱負は!
夏目靖章:UGN支部長の真の実力を見せてやろう…!
GM:ありがとうございます!
GM:では、トレーラーを流してちょっと休憩に入ります
GM:再開は5時からなので、飲み物やおやつの準備を整えるのだ
綾瀬 真花:昨日と同じ今日、今日と同じ明日。このままの日々が、いつまで続くのだろう。
綾瀬 真花:そんなことを考える事もあった。生きることは変貌の連続なのだと知った、あの日までは。
綾瀬 真花:海上フロート見学の課外活動、バスの転覆事故、漂流を始めた島で殺し合う異形。
綾瀬 真花:秘められた力は覚醒し、隠された真実は突き付けられる。
矢神 秀人:ダブルクロス The 3rd Editon "Days crumble off, Nights shamble on"
矢神 秀人: ダブルクロス―――それは裏切りを意味する言葉。
GM:では、始めていきたいと思います。
GM:PC1、古庭くんのオープニングシーンです。覚醒前なので登場侵蝕は必要ありません。
GM:Y市郊外。メガフロート。
GM:君は、複数校合同の課外学習に参加し、観光バスで見学先の工場に向かっている。
GM:抽選倍率が厳しかったらしく、あなたと同じ学校の生徒はほとんど見られない。
GM:君の隣の席の、綾瀬真花を除いて。
GM:古庭くんは彼女とは知らない仲でもなかった。
GM:貴方と彼女はどういう知り合いでしたか?
古庭悠陽:去年委員会で知り合って、今はクラスメイトって感じですね
GM:そう。1年生の時、特にやりたくもない美化委員の貧乏くじを引いた古庭くんは
GM:同じような経緯で委員会に出ていた同学年の綾瀬と知り合い、以降も会えば話すくらいの仲でした。
GM:彼女はここ最近、どこか元気がないまま、周りと距離を置いている。
GM:噂は君も聞いている。両親の離婚。親権争い。どこからともなく、生徒の間にそんな話が流れてきたのだ。
GM:君のこともどこか避けている様子があったが、30分前のインターチェンジの休憩を挟んだ際、隣の席になってしまった。
GM:あなたは彼女のことをそれとなく気遣っているかもしれないし、気まずい沈黙が続いているかもしれない。
古庭悠陽:話しかけるタイミングを見計らってる感じですね
GM:ではここで古庭くんは<知覚>で判定してください。目標値は6です。
古庭悠陽:知覚だと~!?
古庭悠陽:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 9[9]+1 → 10
GM:すっげぇ
古庭悠陽:自分でもびっくり
古庭悠陽:かなり気にしてたからんだな……
GM:では古庭くんは、綾瀬さんがさっきからちらちら君の様子を窺っていることに気付いています。
GM:そして、そっと横目で彼女の様子を見た際に、ふと目が合い
GM:綾瀬は、観念したように微笑みます。
綾瀬 真花:…「久しぶりだね。こうやって、話すの」
古庭悠陽:「あー、うん。そうだね……」笑いがひきつっている
綾瀬 真花:こちらも様子がどこかまだぎこちない。
古庭悠陽:「なんとなく申し込んだけど、綾瀬さんと一緒でよかったかな
綾瀬 真花:「・・・」
古庭悠陽:「そのさ……最近、なにか、あった?」
綾瀬 真花:「そうだね。同じ学校の人、全然来てないし」
綾瀬 真花:「別に何もないよ。ちょっと噂くらいは聞いてるのかもしれないけど・・・」
綾瀬 真花:「ほんとはね、別に今に始まったことじゃないの。口の軽い先生がうっかりばらしちゃったみたい」
綾瀬 真花:どこか寂しげに微笑みます。
古庭悠陽:「あぁ、そうなんだ……」目が逸れる。
綾瀬 真花:「・・・古庭くんは」
古庭悠陽:「……うん?なに?」
綾瀬 真花:「そういうの、だいじょうぶ? たとえば勉強がいやだとか、お父さんが働き詰めとか」
綾瀬 真花:「お母さんが家事で大変だとか…そういうことは、ない?」
古庭悠陽:「おれはー、そういうのは、ない……かな。普通だよ」
綾瀬 真花:「そっか。 そうだよね・・・」
GM:-バスがメガフロートへの連絡橋に差し掛かると、非常ドア付きの狭い窓越しにも海が一望できる。
GM:-日差しに透き通る綾瀬の肌は・・・しかし、やはりどこか青白いように見える。
綾瀬 真花:「…海だ」
古庭悠陽:「……綾瀬さんはさ、やっぱり……」
綾瀬 真花:「私・・・?」
古庭悠陽:「あっ、いやなんでも……そろそろつくのかな?」
綾瀬 真花:「そうだね。あとちょっとで橋を渡り切ったら、もうすぐそこだって」畳んだパンフレットを軽く見やる
綾瀬 真花:「最近…小さい頃に読んだ絵本を思い出すの。海の向こう、空も超えて、誰も知らない国に行って…」
綾瀬 真花:「見たことのない人ばかりで、私のことも誰も知らなくて」
綾瀬 真花:「世界じゅう探したらどこかにないかな、そんな場所。こんなコンクリートの島じゃなくてさ」
綾瀬 真花:どこかぼんやりした視線で窓の外を見ながら、
古庭悠陽:「あるかもしれないけど……それはちょっと寂しくない?」
綾瀬 真花:彼女は、そんなことを口走った。
綾瀬 真花:「寂しい、か」はっとしたように
綾瀬 真花:「ふふ。私がいなくなったら、古庭くんは寂しがってくれるんだ?」
古庭悠陽:「うっ、それは……まぁ、そうだよ……」
GM:綾瀬が言葉を返そうとした、その時。
GM:突然、全身を針金でくまなく緊縛されたような、とてつもない息苦しさが君を襲った。
GM:呼吸をしても、空気が肺に入ってこない。何が起きているのか考えることすらも。
GM:しかしかろうじて、バスがめちゃくちゃに蛇行する振動だけは認識できる。
古庭悠陽:「……だから、ってうぁっ!?」
GM:道路脇の倉庫が窓に迫り、迫り、目の前に迫り・・・耳をつんざく音とともに、その接近が止まる。
GM:朦朧とした世界の中、少し遅れて、バスの先頭が倉庫に接触したまま走行を続けているのだと気付く。
GM:焦げた接触痕が目の前を通り過ぎてゆく。
綾瀬 真花:綾瀬「―――、――」
GM:隣の綾瀬の苦しそうな声も、もう何を言っているのか判別できない。音も恐怖も痛覚も遠ざかり、意識が明滅を繰り返す。
古庭悠陽:「なんだよこれ……!?綾瀬さん!?」
GM:そして、ひときわ大きい振動と共に、世界が傾き…そして、閉じた。君の意識は深淵へと落ちてゆく・・・
GM:最後の瞬間、その目に映ったのはぐったりとした綾瀬を連れ去る一人の男。そして・・・
GM:斜めになった座席に横たわる君の腹部を、深々と貫いた鉄骨だった。
GM:・・・シーンを終了します。
古庭悠陽:はーい!早速死んでしまった!
GM:任意ですが、古庭くんはここで綾瀬さんに対するロイスを取得可能です。
GM:まだとっておきますか?
古庭悠陽:いえもう取っておきましょう
古庭悠陽:クラスメイト/綾瀬真花/好感/○不安でいきます
GM:オッケーです。
GM:いったい彼らの身に何が起こったのか?それを詳らかにするには
GM:少し時間を遡り、同時刻に同じバスの最前席に座っていた泊さんの視点を追う必要があるでしょう。
GM:準備ができ次第、泊さんのオープニングシーンを開始します。
古庭悠陽:早く知りたいぜ……
GM:泊さんのオープニングシーンです。登場侵蝕をお願いします。
泊:1d10
DoubleCross : (1D10) → 3
GM:このシーン中は特殊裁定により、シーン登場以外の原因で侵蝕値が上昇することはありません。
泊:やったー!
GM:では早速ステータスバーの浸食の値を+3するのだ~
GM:これはPLに各自で管理して頂こう
GM:Y市港区、メガフロート。
GM:あなたは何の因果か、観光バスの車内で日本の高校生たちとすし詰めになりながら、「見学先」の工場に向かっている。
GM:「FHエージェントの春日恭二が、高校生の『適格者』を集めてオーヴァード化させようとしている」
GM:ふとそんな情報を掴み、報告を入れたが運の尽き。 気が付けば、次の日にはこのような有様になっていた。
GM:日本の高校生はあまり馴染みがないかもしれないですね。居心地はどんな感じでしょう?
泊:(なんかキャーキャーうるさいし、菓子の匂いで気分が悪い)
GM:そう、互いに顔見知りでもないはずなのにとにかくキャーキャー騒がしい。
GM:バスに乗ってすぐのころはまだ静かだったのだが、今では宴席のようなかしましさの中で
GM:持ち寄った飴やガムをシェアしながら、歌手やら芸能人やらゲームやらの話題に花を咲かせる有様だ。
GM:そんな輪の中に混じろうとしない一人の学生がいる。
矢神 秀人:ニタァ…
泊:悪そうな顔!
GM:君の隣の席に座る、矢神秀人と名乗る男子だ。
GM:だが、彼が貴方のささくれだった精神を鎮めてくれるかと言えば
矢神 秀人:「ねぇねぇ~、そろそろどこの高校の人かぐらい教えてくれてもいいと思わないかい?」
矢神 秀人:「雰囲気がさ、違うじゃあないか。君も僕と同じ、特別な人間の匂いがするんだよ」
矢神 秀人:「こういう機会に、ぜひ親交を深めておかないかい?」
GM:終始この調子である。
泊:あ、泊さんの席は窓際ですか?通路側ですか?
GM:どっちでも平気です。泊さんにとって任務をやりやすいほうに座ったんじゃないかな?
泊:じゃあ通路側でいきます
GM:本来ならば、こいつに「違い」の程をわからせるのにはコンマ1秒も要らない。レネゲイドの力すら必要ないだろう。
GM:だが今は、きわめて不本意なことに潜入任務中だ。無視を決め込むか、適当にあしらうか。
泊:「うるせぇなさっきから・・・リョウザンパクモヤシみたいな顔しやがって・・・」
矢神 秀人:「リョウザ…何だって?」
泊:「アタシは気分が悪ぃんだ、分かったらさっさと窓側を譲れ」
矢神 秀人:「あったっけ、そんなイケメンアイドルユニット?」
矢神 秀人:「いやほら、そう言われてもね?走行中は席を立つなってガイドさんが何度も言ってるじゃないか」
矢神 秀人:「こうして話してられるのもあと少しなんだし、いいじゃないか。有効に時間を使おうよ」
泊:「じゃあ喋りかけてくんじゃねぇよ。お前の耳障りな声で余計気持ち悪くなっちまう」
GM:そうしている間に、バスが連絡橋に差し掛かる。
GM:路傍の作業員の中に、何人かUGNの任務で見知った顔。すでに別動隊が動いている。
GM:前方のメガフロートで、オーヴァード化させた生徒を回収する部隊の活動は確認されていない。
GM:本土側は別の部隊が担当。メガフロートに現れるという春日に対処するのが、貴方と夏目と川島の役目だ。
泊:(今のところ動きはないみたいだな・・・)窓の外を横目に見ながら
GM:一望できるメガフロートの様子は…どこをどう見ても単なる工場地帯の倉庫街だ。あんなところに本当に現れるのか。
GM:中国でも沿岸部だとよくある光景のようですが、泊さんは山奥で鍛錬を積んでいたようですね。
GM:こういう光景にはどの程度慣れているのでしょう。
泊:そうですね、ほぼずっと天然の要塞の中で暮らしてましたし
泊:物心ついてからこういった光景を見るのは初めてですね
GM:ならば初々しい反応が見たいなァー!
泊:(うお・・・!なんだあのでっけーの・・・!)思わず窓側に身を乗り出す
GM:倉庫、タンク、コンテナ、クレーン。あるいは埠頭に巨大駐車場。
GM:UGNやFHの保有するオーバーテクノロジーには遠く及ばないそれらの施設も
GM:馴染みのない人間から見ればさしたる違いはない。文明の要塞だ。
矢神 秀人:「なんだよ、あんなのが珍しいの? 意外に田舎の方から来た人なのかな」
泊:「・・・喋りかけんなっつっただろ」
泊:ちょっと照れながら
矢神 秀人:「僕は一日の課外授業で数日分の出席日数がとれるっていうだけで、見学なんてどうでもいいんだけどねぇ」
矢神 秀人:「…なぁ。そうつれなくするなよ」超かわいい照れ顔に全く気付かない。節穴!
矢神 秀人:「言ってるだろ、君は僕と同じ、特別な人間という感じがするんだ・・・そのへんの、話のつまらない空っぽな女どもとは違う」
矢神 秀人:「アンタだって本当はさぁ。こんなつまらない世界を壊したいって思ってるんだろ?」徐々に早口になる
矢神 秀人:「そういう目をしてる。僕にはわかるんだよ…それが特別か、特別でないかって事の印なんだって」
泊:「なあ、コーコーセーってのはお前みたいなめんどくさい奴ばっかりなのか?」
矢神 秀人:「かわいそうに、君にはまだ僕の特別さがわからないんだね」
GM:とか言ってる間にここで<知覚>判定です。難易度は6
GM:何かが起こる!
GM:というわけで【精神】dx+<知覚>をお願いします
泊:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 6[3,6]+1 → 7
GM:では成功!
泊:あぶねー
GM:矢神など元より眼中にない。泊の戦闘者の眼光は
GM:メガフロートに進入したバスの斜め前方、倉庫の屋根にくたびれたスーツ姿の男を捉えた。
GM:"ディアボロス、"春日恭二! UGNで周知されている資料写真の特徴とも完全に一致する!
泊:(ッ・・・!あいつ!)
GM:次の瞬間。春日は<<ワーディング>>を展開!
GM:たちまちのうちに矢神は昏倒。運転手も白目を剥いて泡を吹き、たちまちのうちに、バスはアスファルトにハンドルを取られ蛇行を始める。
GM:春日は抜け目なく距離を取っている。追うべきか、バスの暴走に対して何らかのアクションを取るか。
泊:咄嗟に席を立ち、ハンドルを掴みに行きます
GM:では、危うく倉庫に突っ込むところだったバスは、あなたの制御によりすんでのところで衝突を免れる!
泊:「あっぶねぇ・・・初めてでも意外と何とかなるもんだな・・・」
GM:左側に捩れるハンドルを、オーヴァードの力で押し戻す。背中越しにすさまじい摩擦音と火花が貴方を襲う。
GM:だが、やがてバスは徐々に減速し…止まった。
GM:春日の姿はない。どこに姿をくらましたのか。
GM:割れたフロントガラスから外に出れば辺りを見回せるだろう。
泊:(死人は・・・居ねぇか。)バス内を軽く見渡し、外に出ます。
GM:では、バスの外に出ようとしたところで泊さんは気付きます。
GM:運転席の反対側、窓側の席。すなわち、道路際の倉庫と接触した箇所。
GM:ひしゃげたドアの残骸の金属部分が、矢神の胸を貫いている。
GM:シートも、制服も、血で赤々としとどに濡れている。
GM:瞬間。
GM:矢神の死体が、ぎょろりと首をもたげ、焦点の合わぬ目で!
GM:あなたを見据え…飛びかかってきた!
GM:迎撃してもいいし避けてもいいが、車内だと不利かも!
泊:「チっ!」躱しつつ、ハヌマーンのスピードで一気に車外に出ます
矢神 秀人:「へへへェ…やっぱり僕は特別なんだ…」
矢神 秀人:「そうだよ…この僕があんなにあっけなく死ぬなんて…あっていいはずがないもんなァ!」
GM:刺さった鉄骨はそのままに、全身の傷が塞がっていく!
GM:<<リザレクト>>。矢神はたった今、レネゲイドウイルスを発症した…!
GM:というわけで、泊さんのキャラシを見た際に鳩麦さんにオーダーしたシーンを
GM:少し休憩を挟んでから、続行したいと思います!
泊:了解!
GM:再開!同時に、戦闘演出開始!
GM: (バス)
矢神
10m
泊
泊:よし!
GM:盤面はこんな感じ。手番は生意気にも矢神からです。
矢神 秀人:「下手に出てれば、散々ナメた態度取ってくれたな…折角の機会だからな、まず最初にお前を『教育』してやるよ!」
GM:そういう間にも何もない中空から「砂」が現れ、矢神の手に集まっていき…彼の胸の鉄骨と、同じものを形作った。
GM:こいつも、モルフェウスシンドロームによる武器生成能力者だ!風が両者を煽る!
矢神 秀人:<<カスタマイズ>>で攻撃。
GM:さて、武術家の泊さんにはすぐわかるかもしれませんが
GM:矢神は身体能力と反射神経には相当優れているものの、呼吸も視線も足運びも予備動作も互いにちぐはぐです。
GM:投擲される鉄骨の軌道も容易に読み切れるでしょう。
GM:ドッジに自動成功したものとして、お好きに戦闘演出をお願いします。反撃にもそのまま移って構いません。
泊:分かりました
泊:「なあ、えーと・・・なんつったか」無表情のまま、半身を作るようにして最小限の動きで躱します
GM:鉄骨は過たず、読み通りの位置を通過して外れます。
泊:「モヤシ、モヤシでいいか。なあ、モヤシ」
矢神 秀人:「・・・!?」
泊:「特別な力なんてな、持つもんじゃねぇんだよ」制服の上に羽織っていたジャージのポケットに手を突っ込む
矢神 秀人:何が起きているか理解できていない。実戦の経験などないのだ。
泊:「そんなもん持つから」ポケットから取り出した玉の腕輪に砂が集まる
泊:「ここでアタシに、殺されるんだ」いつの間にか右手には倭刀が握られていた
矢神 秀人:「なッ」思わず身構える!
泊:「せめて、一瞬で終わらせてやるよ」軽く姿勢を落とす
泊:これダイスとか転がします?
GM:判定はすべて自動成功になります
泊:分かりました
泊:<<コンセントレイト>><<音速攻撃>><<さらなる波>><<一閃>>
矢神 秀人:屈んだところまでを視線で追うのがやっとだ。
泊:瞬時に矢神の目の前まで迫り、咄嗟にガードした腕の上からすれ違いざまに首を撥ねる
GM:するりと刃が矢神の体を通り抜ける。
GM:手応え、あった。
泊:「じゃあな、モヤシ。」宙を舞う首と視線が合う
矢神 秀人:困惑の表情が貼り付いたままだ。
矢神 秀人:自分が踏み入った「特別な世界」の正体をついぞ知らぬまま、矢神の人間としての生は終わった。
泊:「アタシは、オマエみたいな奴が心底嫌いだ」
泊:首が地面に落ちる
GM:鈍い音。そのまま半回転ほど転がる。
GM:演出戦闘を終了します。
GM:さて、しかし次の瞬間。
GM:泊さんは気付きます。矢神の体が倒れる音が、聞こえない。
GM:視線をやってもいいし跳び退ってもかまいません。
泊:異常に気付き、咄嗟に視線を向けます
GM:そこには既に矢神の姿はありませんでした。
GM:正確に言えば、見えない。胸を貫いていた鉄骨と寸分違わぬ、同じものが
GM:ヒトの輪郭から何百本も伸び、さながら針の山を形作っている。
GM:今度はばきりばきりというはっきりした音を立て
GM:視界の隅、矢神の生首からも・・・無数の鉄骨が生え始める。
GM:それらが一斉にぶるりと震えたかと思うと
GM:弾けるように全方向に飛び出した!
泊:「おいおい・・・!”特別”にも限度があんだろ・・!」
GM:一帯に鉄骨の嵐が吹く!
GM:シーンを終了します。
GM:夏目さんのオープニングシーンです。登場侵蝕をお願いします。
夏目靖章:1d10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 7[7]+34 → 41
GM:Y市港区、メガフロート。倉庫2階。
GM:あなたはこの人工島に春日恭二の活動の痕跡を発見し、古馴染のエージェントの川島と共に警戒に当たっている。
GM:双眼鏡を覗くあなたの傍らで、川島はかれこれ数十分タブレットを操作し続けている。支部長に栄転する君を、君を快く送り出した元バディだ。
川島 公治:「B班が、Y港埠頭で敵の別動隊を捕捉した。検体の回収班と見て間違いない、だそうだ。接敵まであと2分」
川島 公治:「次の交信は状況が終わってからだろう」
夏目靖章:「潜入している山田君……って言うと怒られるんだった、泊君からの連絡はありましたか?」
川島 公治:かぶりを振る。バスの様子は遠くから視認できるが、特に変わった様子はない。
川島 公治:昔からあまり自分から喋るやつではないし言動も昇格前、昔のままだが…どこか以前よりよそよそしい気がする。
川島 公治:「そちらはどうだ。オーヴァードの大量発生計画というが…結局、モノの動いている形跡は?」
GM:ファルスハーツがオーヴァードを覚醒させる際、よく使われるのが
GM:"αトランス"と呼ばれる薬剤だ。人間が摂取すればたちまちレネゲイドウイルスが活性化し
GM:オーヴァードとしての能力に覚醒するか…あるいは、ジャームと化す。
夏目靖章:「各方面に網を張ってますが、なかなか尻尾を出しませんね……」
GM:UGNは組織規模では大きくFHに勝るが、裏を返せば情報戦では後手に回りがちだ。…今回はむしろ未然に手を打てた部類のケースにあたる。
GM:洋上のドローンや監視鏡で、フロ-ト内の簡易なクリアリングも済んでいる。FHが組織単位で活動している形跡は、ない。
GM:にもかかわらず、双方の作戦決行間際になってもFHの研究セルの動きは見えないのだ。
GM:回収班の存在は確認された。これを撃滅してしまえばFHの目論見は潰えるという話になるが…
GM:何かが、あなたの腑に落ちない。
GM:…メガフロートにバスが進入してくる。
GM:あなたはFHの動向を更に勘繰ってもいいし、川島との久々の任務に思いを巡らせてもいい。
夏目靖章:どっちもしたい…!上手いこと流れで話題が移る感じで…!
GM:では先に…川島との任務に思いを巡らせてください!
GM:鈍化する時間感覚の中で、あなたは思考を巡らせる。
夏目靖章:川島先輩……今となってはそう呼ぶこともなくなったが
夏目靖章:オーヴァードとして覚醒してから、3年前に支部長として今の支部に移るまで、長くバディを組んでいた仲だ
夏目靖章:人間としてもオーヴァードとしても、自分を育ててくれた師匠と言ってもいい
川島 公治:(おい大丈夫か、しっかりしろ!) (チッ、その傷跡…お前も「覚醒しちまった」のか)
夏目靖章:(あんたは……いや……!それよりも……母さんは…!?)
夏目靖章:俺がオーヴァードに覚醒した事件……"αトランス"によってジャーム化した母親が起こした大量殺人事件
川島 公治:(…現場から救出されたのは、お前ひとりだけだ) (よく聞け。お前は"オーヴァード"として覚醒したんだ)
夏目靖章:最初は自分が母を殺したのだと思った。記憶はおぼろげだったが、自分のものではない血が両手にべったりとついていたから
夏目靖章:だが実際は違った、俺は母に襲われて覚醒したが……殺せなかった
夏目靖章:殺したのは、川島先輩だ。
川島 公治:現場に散らばり残った、奇妙な動物の死骸のような戦闘痕。
川島 公治:当時の川島は<<無機なる四肢>>に動物の形を取らせる戦闘方法をとっていた。
夏目靖章:そのことを知ったのは、俺が支部を移る前のことだった
川島 公治:そもそものバディ解消の原因は、川島のレネゲイドの不安定化だった。
川島 公治:絶対安静を言いつけられ、医務室に寝泊まりする川島の顔は少しやつれていた。
夏目靖章:高校生の時なら多少は食って掛かったかもしれないが、流石に大人になってからそんなガキみたいな真似はしない
夏目靖章:むしろその時に湧いた感情は、自分が母を手にかけていなかったという安堵と
夏目靖章:川島にいらぬ十字架を負わせた申し訳無さだった。思えばこれまでずっと目をかけてくれたのも、その負い目からだったのだろう。
川島 公治:(…あのときの技も、もう使えねぇ) (いいか、お前にはまだ未来がある。為すべきと信じたことを、貫け)
夏目靖章:自分になんか構わなければ、とっくに支部長になっていたかもしれない人なのに……
川島 公治:UGNチルドレンの過酷な訓練体制に不満を持つエージェントは少なくない。川島もその一人だ。
川島 公治:彼は夏目を手元に引き取ると主張して譲らず…その代償を支払った、のだろう。何らかの形で。
夏目靖章:(もちろん、そのつもりですよ)(俺が本部エージェントになった暁には、秘書として取り立ててあげましょう!)
夏目靖章:なるべく平静を装って別れた
夏目靖章:今更自分たちの関係性が変わることはない、そう考えていたが
夏目靖章:今回の任務でヘルプとして現れた川島さんと久しぶりにあった時
夏目靖章:自分の中で制御できない感情が思いの外膨れ上がっていたことに気づいた
夏目靖章:このなんとも言えない居心地の悪さは川島さんも感じているだろう
GM:奇しくも、今回の事件も「オーヴァード化」絡みだ。
GM:レネゲイドに造詣が深い二人が再び組むことになったのは必然か、それとも。
夏目靖章:ともあれ、まずは目の前の任務に集中しなくては
GM:二人がかりで、目を皿にして敵方の動きを探った。ゼロだ。αトランスを保有するセルが動いている気配はない。
GM:まるで「そんなものは初めから計算に入っていない」かのように…
夏目靖章:「わかっているのは"ディアボロス"春日恭二が動いている可能性が高いということだけ。上の連中は軽視していますが…」
夏目靖章:「油断のならない男ですよ、実際奴の工作でFHに確保されたオーヴァードは数多い」
川島 公治:「…奴を倒したエージェントは何十といても、仕留めた奴は一人もいねぇ」
川島 公治:「用心しといて損なしってのは賛成だよ。泊の奴にあんな役回りをさせるのは正直どうかと思うがね」
夏目靖章:「うーんでも似合ってましたよ?うちの支部で高校生で通るのは彼女だけですから」
川島 公治:「…まぁ、な」こらえきれずに笑う
夏目靖章:この男、紳士を気取っているが致命的にデリカシーがない
夏目靖章:「俺か川島さんが教師役で紛れ込んでも良かったんですが、お互い遠距離型の能力ですからね」
夏目靖章:「咄嗟の事態に対応できて、あわよくばそのまま制圧となると、やはり彼女が適任でしょう」
川島 公治:「!」
GM:川島の端末にコール。発信元の番号のディスプレイは、分隊のそれだ。
GM:その意味するところは一つ、回収部隊の制圧。…しかし。
GM:<知覚>で判定してください!ちょっと遠いので難度8!
夏目靖章:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 5[1,2,3,5] → 5
夏目靖章:ぎゃっ
GM:では、二人はコールに気を取られ、一瞬だけ気付くのが遅れます。
GM:バスが道路をそれ、倉庫に接触したことに。
GM:そして、倉庫の屋根を飛び移る影‥春日恭二!
夏目靖章:(しまった!反応が遅れた!)
川島 公治:「いかん…! 行くぞ!」
川島 公治:端末の報告を受け、「クリア」の手信号を作りながら
夏目靖章:「ここで逃がしたら泊くんのコスプレが水の泡です。絶対に追いつきましょう……!」
川島 公治:場面転換!登場侵蝕は不要!
GM:-バスの傍に辿り着いたあなたが目にしたのは、おそるべき光景だった。
GM:-車内にひしめく生徒たちが…血みどろの争いを繰り広げている。
夏目靖章:「…っ!これは…」
GM:-あるものはエフェクトと思しき力を暴走させ、ある者は痙攣しつつも爪に血をにじませながら隣の生徒と互いの首を絞め合う。
GM:-一部のジャームは、自身の持つ衝動を他者に伝播させる力を持つ。衝動侵蝕と呼ばれる現象だ。
夏目靖章:「……っ!あ……ぐぅ……!!」一瞬、あの日の母の姿がフラッシュバックする
夏目靖章:いや、今までこんな現場は何度も見てきた。
川島 公治:川島は壊れたドアを見て舌打ちすると、バスの陰に走り込んだ。
夏目靖章:明らかに意識しすぎている、平静を保たなくては……
川島 公治:泊は…ひときわ凶暴そうなジャームに攻撃を続け、動きを封じている。あれがこの事態の元凶という事だろう。
GM:-見ている間にも窓に一輪、また一輪と血の花が咲き、車内の状況がわからなくなっていく。
GM:一人の男子生徒を抱えた川島が、バスの角から這い出てきた。
GM:その視線の意味を間違えるはずもない。「もう手遅れだ」と言っている。
夏目靖章:「川島さん、その子は……?」
川島 公治:黙って生徒の腹部の血痕を示す。
川島 公治:傷痕がない。ジャーム化せず、オーヴァードに覚醒している。
GM:というわけで古庭くんが救出されましたが
GM:演出でリザレクトしているものの戦闘不能状態ですので、この状態でダメージを食らうと
GM:生命活動を停止…死んだのだ! 即ちキャラロストです
夏目靖章:おお、死んでしまうとは情けない
GM:矢神が範囲攻撃を持っていることを踏まえ、救出活動を敢行するか離脱するか決めてください
古庭悠陽:死にたくない……いや死んでるけど……
川島 公治:「…この作戦の指揮官は、お前だ」
川島 公治:「お前の。俺たちの為すべきは、何だ」
夏目靖章:「……後手に回りましたが、当たりを引いたのは我々でしたね」
夏目靖章:「オーヴァードの保護を最優先します。川島さんはすぐに離脱して下さい。俺は泊君の撤退を支援します」
川島 公治:続きを聞かずに、セーフハウスの方角へと駆け出す。
川島 公治:手当てが一秒遅れるほどに、ジャーム化のリスクも増すのだ。
夏目靖章:オーヴァードの保護はUGNの至上命題、自分の判断は間違っていないはずだ
夏目靖章:だが、本当にそれだけだろうか……?
夏目靖章:川島さんに抱えられたあの少年に、かつての自分を重ねてしまったかもしれないなど……
夏目靖章:”フリージア(氷の華)”の異名とはあまりにもかけ離れた感傷だ
夏目靖章:とにかく、今は支部長として部下を無事に連れ帰らなくてはーーー
GM:----
GM:マスターシーン
GM:-数分後、廃倉庫。
綾瀬 真花:綾瀬真花「う・・・・」
綾瀬 真花:綾瀬真花「あれ・・・私、私・・・は?」目を見開く。制服のあちこちがズタズタだ。交通事故。
春日 恭二:「気が付いたか」
綾瀬 真花:「誰!?」
春日 恭二:「私は春日恭二という。君を迎えに来たよ」
綾瀬 真花:「待って、どういうこと!? 古庭くんは!? それに私は…」
春日 恭二:「落ち着くといい。傷の一つも負ってないだろう」
春日 恭二:「おめでとう、だ。君は素晴らしい力に目覚めたんだよ」
春日 恭二:「しかも君のそれは特別だ…ゆうに凡百のオーヴァードを圧するだろう」
春日 恭二:「不安かね? 無理もない。我々が力の使い方を教えよう…」
春日 恭二:「ファルスハーツは世界を変革し人類を導く者たちだ。君は選ばれたんだ、その資格がある」
綾瀬 真花:「力…」
綾瀬 真花:「…聞かせてください。これがあれば、もう二度とあんな日常に戻らなくても…いいの?」
春日 恭二:「…まさに、その通りだとも。さあ行こう、同胞たちが君を待っている」
GM:その時。
GM:遠くで、凄まじい破壊音が轟いた。…本土とつながる橋のほうだ。
綾瀬 真花:「!!」
春日 恭二:「なっ…!?」
GM:窓の外、春日が見やった先に見えたのは・・・今まさにもうもうと立ち上りはじめた、キノコ状の黒煙。
GM:そしてその先。 へし折れ、斜めにめくれあがって千切れた・・・連絡橋の残骸だった。
GM:ジャーム化した生徒たちが、バスを抜け出し…そこらじゅうに戦いの余波が広がっているのだ。
GM:漂流が、始まる。
GM:----
GM:シーンを終了します。
夏目靖章:ロイス変更:川島公治へのロイスを 信頼 / ◯悔悟 に変更します。
古庭悠陽:古庭悠陽の侵蝕を+2(1D10->2)した
GM:フハハハハ!不思議な力で次のシーンでの登場侵蝕が免除されました!
GM:その時になったら2増やしてあげてね!
古庭悠陽:やったー!
GM:こんにちは!
夏目靖章:こんにちは~
GM:前回までのあらすじ!
GM:せっかく立ち絵が付いたのにゆっくり饅頭と化した矢神が係留施設に激突!
GM:ついに女子高生をハイエースした許せない男、春日恭二!
GM:そして、意識不明のまますんでのところでUGN組に保護された古庭悠陽の運命は…!?
GM:----
GM:メガフロート、UGNセーフハウス。
GM:倉庫街の隅にひっそりと存在する、こぢんまりした架空企業の寮の一室だ。
GM:あなた達は、姿を消した春日の襲撃を警戒しつつもこの拠点へと撤退してきた。
GM:係留施設が破壊され、メガフロートは海流と折からの強風で太平洋へと漂流を開始している。
GM:無理に動かせる状態ではなかった古庭の手当を優先することにしたUGN組。
GM:そして今、古庭の意識が戻ろうとしている。
GM:というわけで古庭くんは登場侵蝕…はもう振ってあるのでそのまま登場してください。
古庭悠陽:了解!
GM:薄く、目を開ける。
GM:耳にはまだ、綾瀬の声がこびりついたままだ。
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+4(1D10->4)(侵蝕:34->38)した
古庭悠陽:「綾瀬……さ、ん……!?」訳も分からず飛び起きる
夏目靖章:「おや、気がついたみたいだね」部屋の片隅でコーヒーメーカーを操作している
古庭悠陽:記憶を手繰る。工場見学、バスでの気まずい時間と会話、轟音と衝撃と。
GM:-体に、得体のしれない熱がくすぶっている。
古庭悠陽:綾瀬さんと彼女を連れていく何者か———そして自分の脇腹を貫通する鉄骨。
古庭悠陽:「え、は……?おれ、死んで……え?」
夏目靖章:「急に動くと危ないよ。まずは落ち着いて……」
夏目靖章:「コーヒー、飲めるかな?」マグカップに入ったコーヒーを差し出す
古庭悠陽:「えっと、あ……はい、ありがとうございます……」混乱しながらも受け取る
泊:泊の侵蝕を+1(1D10->1)(侵蝕:38->39)した
泊:「やってくれたなぁ・・・ナツメ」悪態をつきながら二人のいる部屋に入る
泊:「お前、これ終わったら飯おごれよ・・・お、気づいたかガキンチョ」
夏目靖章:「砂糖とミルクもあるからね……って、あ、山田君、おつかれさま」
古庭悠陽:持ったマグカップの熱でようやく自分が生きているという実感を持ち、少しずつ落ち着いてくる。
泊:「山田って呼ぶな!」食い気味に
古庭悠陽:と同時に疑問が浮かぶ。「あの……すいません、どなたですか……?ていうかおれ、死んだはずじゃ……?」
夏目靖章:「おっと失礼、自己紹介が遅れてしまったね」
夏目靖章:「俺の名前は夏目靖章、こっちは……」
泊:「泊、この胡散臭い優男の部下だ」
夏目靖章:「紳士と言ってほしいな、まあともかく……」
夏目靖章:「ようこそUGNへ、”古庭悠陽くん”」
夏目靖章:「新たな同胞を、我々は歓迎するよ」
GM:ルールブックに載っている範囲の情報は
GM:RPなしで共有して頂いて構いません。
GM:現在の簡単な状況なんかも同様に省略してください。
古庭悠陽:了解しましたー
GM:どこまで説明したかはあとからのRPで固まる感じなので
夏目靖章:多分夏目が大体のことは喋ってくれたのでしょう
GM:古庭君的にここはちょっと引っかかるだろうなーみたいな事項にリアクションしてもらえるといいかも。
GM:なにぶん突拍子もない話ばかりですからね。
泊:「ナツメ、こいつ本当に大丈夫か?なんかナヨっとしてボケーっとして・・・お前、梁山泊だと一日で死ぬぞ?」
夏目靖章:「泊君が逞しすぎるだけだよ……一般的な高校生はこういうもんなんだ」
古庭悠陽:「あー、つまりテロみたいなことを起こすFHってのがいて……それに対抗する組織がUGNってことでいいんですか……?」
古庭悠陽:「で、基本的にオーヴァードって言う超人……?が戦ってて、それに、おれもなった……?」
夏目靖章:「理解が早くて助かるよ、君はFHの工作に巻き込まれて覚醒したが、かろうじて我々UGNが保護した」
夏目靖章:「……君一人だけを、ね」
泊:「・・・」少し神妙な顔をする
古庭悠陽:「おれ、ひとり……?いや、でもあの時は……」
GM:簡単に時系列を整理すると
GM:矢神の<<ギガンティックモード>>による鉄骨の雨で、斜めに転覆したバス車内の学生が負傷
GM:このとき、一番当たり所が悪かった古庭くんが一度死亡。
GM:続く「衝動侵蝕」、ジャーム化した学生の攻撃による二次被害などで
GM:残りも覚醒・凶暴化した、という流れですね。
泊:なるほど
古庭悠陽:運が悪かったのか良かったのか……
GM:夏目さんと泊さんは矢神の衝動が「闘争」ないし「加虐」と当たりを付けてもよいです。このシナリオだと関係ないですが。
泊:「・・・すまない、あのモヤシをちゃんとブッ殺さなかったアタシのせいだ」
泊:頭を下げる
夏目靖章:「まあ、外で張っていた俺たちも反応が遅れたんだ。我々全体の不手際だよ……謝って済むことでもないけどね……」
古庭悠陽:「え、いや頭あげてください……!責めたりなんて、そんな……」かなり慌てる。
夏目靖章:(おそらく彼だけがジャーム化を免れたのは偶然ではない……)
古庭悠陽:「……ありがとうございます、助けてくれて。それで、1つ聞きたいんですけど……」
夏目靖章:(あの鉄骨の化物と同じく、集団暴走の"起点"かもしれないが、今は言うべきではないかな)
夏目靖章:「何かな?遠慮せず聞くといい」
古庭悠陽:「綾瀬さん……えっと、おれの隣に座ってた女子なんですけど、綾瀬さんは……?」
古庭悠陽:「おれより先に誰かがつれていったはずじゃあ……?」
泊:「女・・・?ナツメ、居たのか?」
GM:川島からそのような報告はありません。
夏目靖章:「綾瀬真花……君のクラスメイトだね。ああ、君が眠っている間に大体の情報は洗わせてもらったよ」
GM:情報を止めるような奴でもないですし、今の夏目さん相手ならそれこそあり得ない話です。
GM:そこを洗ったのならこの情報は出してしまおう
GM:今回の課外学習は実態が存在しません
夏目靖章:あ、すいません洗ったというのは古庭君の個人情報のことです
GM:あっと、了解しました
夏目靖章:一応夏目にも、誰かがさらったとしたら春日かな?ぐらいしか言えないと思います
夏目靖章:「生憎と俺たちが現場に着いた時にはもう居なかったし、泊君も見ていないとなると詳しいことはわからないが……」
夏目靖章:「心当たりならある
GM:そう、春日は不可解にも完全に姿を消しています。
泊:「連れてかれたってことは・・・まだ生きてるんだろうな、アヤセって女は」
GM:本土側の部隊からも目撃報告がありません。
夏目靖章:「"ディアボロス"春日恭二、今回の事件の首謀者と見られるFHエージェントだ」
古庭悠陽:ではそれを聞いて一瞬ほっとして、すぐに顔が青ざめる。「じゃあ綾瀬さんはテロリストに捕まって……!?」
夏目靖章:「彼の目的はあくまで同胞の確保、手荒な真似はしないと思うが……」
泊:「ああ、アタシもバスの中から見たぜ」
古庭悠陽:「確保して、それから……どうするんですか」
夏目靖章:「そりゃあ仲間にするのさ、そこは我々と変わらない。だが連中には能力を制御するという概念がないからね」
夏目靖章:「ジャーム化するのも速い」
泊:「なりふり構わず力を振るう、最低最悪のクソ野郎共だ」
古庭悠陽:「そんな、なんとかならないんですか……!?」
泊:「もし勧誘を断ったりしたら、何されるか分かんねぇぞ」
夏目靖章:「もちろん、なんとかするために我々がいるのさ」
夏目靖章:「今は君の保護を優先したが、俺達はまだ春日の確保を諦めていない」
夏目靖章:「泊君も暴れたりないだろうし」
泊:「お、よく分かってんじゃねぇか。」
泊:「安心しろ、ユーヒ。こうなった以上、アタシ達は全力でお前を守る。可能な限り、お前の手助けもするつもりだ」
古庭悠陽:「ありがとうございます……っておれの、手助け……?」ピンと来ていない
夏目靖章:「ここまでの話で薄々感じてたと思うけど、オーヴァードってのは貴重なんだ」
夏目靖章:「覚醒したての君にはまだ暴走の危険性が残っている」
夏目靖章:「その監視のために人員を割いていると、春日の追跡に戻れないんだよね」
夏目靖章:「なので一緒に来てほしい」
泊:「そういうこった」
泊:「それに、お前だって取り返したいだろ?」
古庭悠陽:「それは……そう、ですけど」言いながらすこし俯く
泊:「お前の知り合いってんなら、お前が連れ戻せるきっかけになるかもしれない。」
泊:「いつの時代も、囚われのお姫様を助けるのは王子様ってな。相場が決まってんだよ。」
古庭悠陽:「王子様って、おれはそんな柄じゃあ……」
夏目靖章:「泊君の口からお姫様なんて言葉が聞けるなんて……やっぱり女の子なんだなぁ……」
泊:「う・・・うるせぇな!絵本とかなんか・・・そういうので見ただけだ!」
夏目靖章:「まあ、どっちかと言うと泊君が王子様って感じだけどね!とにかく、力の使い方を覚えるのは速いに越したことはない」
泊:パァン!!(尻を叩き、歯をギリギリさせながら夏目を睨みつける)
古庭悠陽:(うわ……痛そう……)
夏目靖章:「痛ったぁ!えっ……何!?俺なんか変なこと言った!?」
夏目靖章:「潜入のコスプレを褒めたときもそうだったけど、照れ隠しで暴力を振るうのは良くないぞ!」
泊:「オマエに言われると茶化されてるみたいでなんか変な気持ちになんだよ!!」
泊:「ナツメほんとそういう所だぞ、うちの支部に居る女は9割がたオマエの事変な目で見てるからな」
夏目靖章:「茶化すわけないだろ、俺は女性には常に正直でいようと心がけているんだ」
夏目靖章:「嘘だ!俺は紳士なんだ!容姿端麗、文武両道の敏腕支部長なんだ!」
古庭悠陽:2人を見てやりとりをみて、ふと口から零れる。「……あの、おれってなにかできることがあるんですか……?」
古庭悠陽:「泊さんは強そうですし、夏目さんは支部長って
古庭悠陽:出来る、人なんですよね。おれは、たいしてなにも……できませんよ」
夏目靖章:「……古庭君」
泊:(無言のまま悠陽に近づいて、背中を叩く)
泊:「シャキッとしろシャキッと!」
古庭悠陽:「あいっ、いったぁ!?」
泊:「いいか、アタシが言うのもなんだが、目覚めちまったもんはしょうがねぇ。オマエはもう”普通”じゃないんだ」
泊:「だが、普通じゃなくなっても、”普通”を守ろうとする事は出来る。もちろん、その逆もな。」
夏目靖章:「力を得た者が、何も成すことなく終わる……この世界はそういう風には出来ていない」
夏目靖章:「力を得た以上、君にできることは2つしか無い」
夏目靖章:「"奪う"か"守る"かだ」
夏目靖章:「君には選ぶ権利がある」
泊:「・・・決めるのはお前だ、ユーヒ。オマエの掴みたい未来はどっちだ。」
古庭悠陽:「おれは……」いくつかの記憶が頭をよぎる。「……”守る”、ほうがいいです」
泊:(無言で軽く頷く)
夏目靖章:「なら決まりだ!古庭君、支部長権限で君に臨時エージェントとして協力を要請する!」
夏目靖章:「一緒に綾瀬さんを助けよう」
古庭悠陽:「———っ、はい……!」
川島 公治:「話は纏まったか」
川島 公治:部屋に入ってくる。
泊:「うぉっ!ビックリした!」
川島 公治:「うるせぇな! こちとら連絡やらなんやらで手いっぱいなんだよ! だいたい」
川島 公治:窓の外を見やる。 断続的に聞こえる戦闘音。 遠くにときどき見える雷、あるいは猛火。
川島 公治:「出入りするのに呑気にインターホンなんか押してられるか。電波確保のために外に出るのだってヤベェんだ」
川島 公治:「…脱出手段の手配がまとまった」
夏目靖章:「さすが川島さん、いい手際です」
川島 公治:「…3時間後、プラスマイナス10分。ピックアップの船が来る」
川島 公治:手配の大本は夏目の支部長筋のコネだが、そこには触れない
泊:「さっすが、伊達にデケェ訳じゃねぇな、カワシマ」
川島 公治:普通の船舶で接近できる状況ではないのだが、古庭くんのUGN入りが決まったわけではないのでそこはまだ共有していない
川島 公治:…が、夏目さんはUGNがヘリを搭載したテクノスーパーライナーを保有していることを知っていたのだ
夏目靖章:さすが敏腕支部長だぜ
川島 公治:試作船「ほうらい」、またの名を「UGN蓬莱山支部」。常勤の戦闘部隊を搭載している。
古庭悠陽:「3時間後……それまでに、綾瀬さんを……助ける」自分に言い聞かせるようにつぶやく。
GM:というわけで、状況の整理や周辺の調査、綾瀬の居所の当たりつけなどを
GM:情報収集シーンで勧める感じになります。
泊:おお、情報収集
古庭悠陽:情報を集めねば
GM:イメージマップはこんな感じです。拡大しないとよく見えないかもしれませんし
GM:ダブルクロスにマップの概念はたぶんあんまりないので特に見なくても問題ないのですが
古庭悠陽:おぉマップまで……
夏目靖章:準備がいいぜ
GM:シーンを終了して大丈夫でしょうか?
泊:私は大丈夫です!
夏目靖章:OKです!
古庭悠陽:大丈夫です!
GM:ではその前に、購入判定だ!
GM:各自、基礎ルルブ1,2に掲載されているアイテムをひとつ
GM:<調達>判定で獲得可能です。
GM:財産ポイントの説明は必要そうですか?
夏目靖章:念の為聞いておきたい……!
GM:では、ここで財産ポイントのチュートリアルです。
GM:泊さん、夏目さんとも今回は常備化ポイントを使い切っていますが
GM:余った場合、そのままの数値を「財産ポイント」として持ち込めます。
GM:情報判定、ないし調達判定に失敗した際、達成値と目標値の差に等しい値の財産ポイントを消費することで
GM:判定を成功させることができます。「いちたりない」に強くなるわけですね。
GM:半端なアイテムを常備化するよりは、この状態で保持しておいた方が位置エネルギーがあるかもしれませんね。
GM:ともあれ、10分程休憩を入れましょう
GM:休んだり、購入したいアイテムを決めたり、判定をしたりしておいてください。この宮刑は希望に応じて延長します。
GM:ひとまず30分から再開という形にしておきましょう!
泊:了解!
夏目靖章:了解です!
古庭悠陽:了解しましたー
泊:夏目靖章 〇連帯感/不信感
GM:よし、それでは購入だ!
GM:PC番号順に行きましょう。古庭くんは何が欲しいのかな?
古庭悠陽:応急手当はもってるので……UGNボディアーマーを狙いましょう
GM:では目標値は12だ!
古庭悠陽:2dx+2>=12
DoubleCross : (2R10+2[10]>=12) → 10[3,10]+7[7]+2 → 19 → 成功
GM:うそだろ!?
泊:すごい
古庭悠陽:かえた!
GM:では古庭くんは、物資をあらためている際に床下収納の鍵を見つけ
GM:なんかそこにあったボディアーマーを手に入れました。
GM:さっそく そうびするかい?
古庭悠陽:>はい
GM:オッケーです!
GM:次、泊さん!
泊:応急手当キットで!
GM:では目標値8!
泊:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 7[4,7]+1 → 8
GM:お、ジャストだ
泊:やった!
夏目靖章:おおー
古庭悠陽:いい感じだ
GM:泊さんは、セーフハウス備え付けの救急箱を確保しました。
GM:次は夏目さんです!
夏目靖章:うーんじゃあちょっと難し目の医療トランク行ってみます
泊:チャレンジャー・・・!
GM:攻めますね!? 目標値20!
古庭悠陽:頑張って!
夏目靖章:3dx+1<=20
DoubleCross : (3R10+1[10]<=20) → 10[5,7,10]+6[6]+1 → 17 → 成功
GM:惜しい…ボデマなら買えてた…
古庭悠陽:回ったけど……惜しい!
夏目靖章:あ、間違った!不等号逆!
泊:惜しいぜ・・・
夏目靖章:くそー
GM:夏目さんは予備の救急備品が無いか抜け目なくチェックして回りましたが
GM:すぐに調べられる場所にはそういうものは無いようですね。
GM:では、このまま情報判定に行きます。
古庭悠陽:おっとその前にロイスを!
GM:そうだった!
GM:情報収集に参加する人は登場侵蝕も忘れないでね!シーンプレイヤーもPC番号順です!
夏目靖章:泊さん、古庭君、春日にそれぞれ取ります
夏目靖章:泊 ◯連帯感 / 隔意
夏目靖章:古庭悠陽 ◯懐旧 / 無関心
古庭悠陽:泊/○尊敬/恐怖
夏目靖章/○誠意/疑心
GM:たぶん夏目さんはロイスを取る対象が無くなると思うので
泊:古庭君のを取ってなかったので、取ります
古庭悠陽:ついでに綾瀬さんへの感情をちょっと変えます ○心配/不安で
夏目靖章:春日恭二 感服 / ◯敵愾心
GM:明日までに前歴に関するものを適当に最低1つ生やしておいてください。母親がいいのでは?
泊:古庭 悠陽 〇同情/悔悟
夏目靖章:そうですね!タイタス化してるかもしれないけど
GM:ではシーンを切ります。
GM:お待たせしました、情報項目を開示します
GM:・綾瀬真花
<知覚>、<情報:噂話、FH>8
・矢神秀人
<知覚>、<知識:レネゲイド>6
・蔓延するジャーム
<知覚><知識:レネゲイド><情報:UGN>6
GM:今調べられるのはこの3つです。
GM:流れとしては、まず情報収集に参加するPCが登場の宣言を行い
GM:次に判定を実行。
GM:最後に、成功した場合は情報を獲得した過程をロールプレイする過程を行います。
GM:誰が登場してどの項目を調べるか、相談タイム開始です。 古庭くんは最初は必ず登場ですが。
古庭悠陽:はい!登場しまーす!
古庭悠陽:古庭悠陽の侵蝕を+1(1D10->1)(侵蝕:34->35)した
GM:レネゲイドがメッチャクチャ安定してる…
古庭悠陽:落ち着いたやつだ……
泊:私も登場します
泊:泊の侵蝕を+3(1D10->3)(侵蝕:39->42)した
夏目靖章:最後は私だ!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+3(1D10->3)(侵蝕:45->48)した
泊:おお・・・全員低い
GM:クックック・・・どの項目にチャレンジするんだぜ?
古庭悠陽:噂話が強いので綾瀬さん行こうかなと!
GM:了解!話の流れ的にもちょうどいい!
GM:では早速判定をどうぞ!
古庭悠陽:コネ:噂好きの友人を使用します!ダイス+2個!
古庭悠陽:4dx10+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 10[1,8,8,10]+1[1]+2 → 13
GM:友人を通していろんな話を聞いていたんだろうなぁ…携帯は圏外だし
GM:・事故現場に遺体は無く、オーヴァードとして覚醒している可能性が高い。
古庭悠陽:固定ロイスの友人から聞いてた感じですね
GM:綾瀬に関しては以上です。
GM:綾瀬も、同じ力に目覚めている。そして、ファルスハーツと行動を共にしている可能性が高いという。
GM:なんかちょっとこのシーンの後、風に当たって頭を冷やしたくなったり・・・しませんか?
GM:具体的に言うとトリガーシーンが発生します
古庭悠陽:そうですね……共有した後一人になりたくなるかも……
古庭悠陽:了解です、いったい何が起こるんだ……
GM:お願いします。
GM:さて、残る情報項目は2つ!
夏目靖章:コネを使えばジャームの情報は夏目が取りやすそうだけど
夏目靖章:泊さんも技能的にはジャームの方が確率高いですね
古庭悠陽:その場合は泊さんが<知覚>で振った方がいいかも?
GM:夏目さんは知識なら素で4d+2振れるので
GM:目標値6ならコネ切るのはちょっともったいないかもしれませんね
GM:クックック…なにしろ後から追加で情報項目が生えたりするのでな…
夏目靖章:じゃあ私が矢神の情報を探ろうかな
GM:判定どうぞ!
古庭悠陽:コネは使い捨てじゃないのでガンガン使っていっても大丈だと思いますよ
GM:しっ知らなかった!
GM:そんな…絆の力は使い捨てでは…ない!?
夏目靖章:4dx10+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 8[1,4,4,8]+2 → 10
GM:では情報開示です!
GM:外のそこら中に突き刺さる槍は、彼がフロートを切り離しジャームと戦闘を繰り広げている痕跡だ。
船のたぐいの係留を執拗に切り離した形跡もある。"シューラ・ヴァラ"という片仮名の不気味な血文字をあちこちに残している。
GM:まず間違いなくジャーム化している。(知識:レネゲイドによる追加情報)
GM:以上です。
夏目靖章:自己主張が強い野郎だ
古庭悠陽:以前から自分でコードネーム考えてたのかな……
泊:では私は残ったジャーム化についてですね
GM:お願いします!
泊:3dx10+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 10[3,9,10]+2[2]+1 → 13
GM:みんな出目いいなぁ・・・
GM:あの場で死ねなかったものの成れの果てだ。みなジャーム化しており、もう助けることはできない。
オーヴァードに覚醒した際に約半数が苦痛で即座にジャーム化すると言われているが、今回の事件は明らかに数が一致しない。
GM:具体的に言うとジャーム化してる比率が高すぎますね。理由は言わずもがなですが。
GM:情報は以上です。3つ抜けましたね
夏目靖章:情報強者だ
古庭悠陽:頼もしい面子だぜ……
GM:では3人で情報収集のロールプレイをお願いします。場所は引き続きセーフハウス
GM:衛星回線通信機、こっそり周辺を哨戒してきた、双眼鏡その他諸々。演出は自由です。
泊:「よっ・・・と、戻ったぞー」<<軽功>>を使って辺りを走り周ってきた体です
夏目靖章:「おかえり、泊君。収穫はあったかな?」
泊:「駄目だな。衝動侵蝕の影響だろうが、思ったよりジャーム化してる奴らが多い。」
古庭悠陽:「あの、バスの場所に綾瀬さんは、やっぱりいませんでしたか……?」
泊:「居なかった。まあ、あの場に居たらジャーム化した連中に襲われてただろうから、ある意味運が良かったのかもな」
GM:泊さんは古庭くんの荷物とかを回収していてもいいですし、していなくてもいいです。
GM:シナリオの処理には影響しません。
夏目靖章:「オーヴァードへの覚醒に当たって、その半数は即座にジャーム化するとは言うけど、今回はちょっと数が多すぎるね」
古庭悠陽:「そう、ですか……ありがとうございます」おそらく生きている、それがわかったものの顔は晴れない。
泊:「あ、それとユーヒ。とりあえずバスの中にあったもんを手当たり次第に持ってきたんだが・・・」
泊:「何か手がかりになりそうなもんはあるか?」
古庭悠陽:「あっと……おれのはこれです。すいません、わざわざ」
古庭悠陽:「……?いや、ないですね。隣に座ってたのに、綾瀬さんのが……?」
夏目靖章:「泊君、現場にあった遺留品はこれで全部かい?」
GM:全部回収したなら相当な量ですが、体を動かし慣れてて軽功があれば出来るでしょう。
GM:あるいは座席の位置を聞いていたかもしれません。
古庭悠陽:思い出す、自分も綾瀬さんもたしか足元に鞄を置いていた。横転したとしてもそこまで遠くに行くだろうか……?
GM:ちなみに矢神の荷物には携帯ゲーム機とかメンズコスメとか漫画が入ってました。
泊:「ああ、その辺に散らばってた内臓とか指以外だと、これで全部のはずだ」
古庭悠陽:だと、するならば「……誰かが、先に鞄を持って行った?」ぽつりと呟く。
泊:「・・・ジャームが大量に居る場所にわざわざ出向いてか?」
泊:「いや、それが”可能”な奴なら・・・」
夏目靖章:「FHは反社会的な性質こそあるが、オーヴァードを庇護する組織という点ではUGNと同質だ」
夏目靖章:「"彼女が既にオーヴァードとして覚醒している"なら、そのくらいの手間はかけるかもね」
泊:「・・・とりあえず、先にナツメとユーヒの話を聞かせてくれ」
夏目靖章:「さっきも言ったが、ジャーム化の比率が高すぎる」
夏目靖章:「おそらく一番最初に発生したジャーム、泊君と戦っていたデカブツが元凶だろう」
GM:一般人から覚醒直後のジャームがあそこまでの力を振るうケースはそうありません。
夏目靖章:「現場を回った時に、何か奴の痕跡を見かけなかったかな?」
GM:レネゲイド適性だけは非常に高かったのだろう。戻ってくる才能はまったく兼ね備えていなかったが。
泊:「あー・・・そういえば何か、廃ビル群によくあるような感じで文字が書かれてたな。血で。」
泊:「しゅ、しゅーら・ゔぁら?だかなんだか。きったねー字だったからよく分かんねーんだけど」
泊:「あんな事書ける奴は多分あのモヤシぐらいだろ。」
夏目靖章:「シューラ・ヴァラかな……?確かインド神話に出てくる槍の名前だったはず」
夏目靖章:「君の隣の席の少年、名簿によると矢神秀人だね。回収した荷物の中に彼のカバンはあるかな?」
泊:「・・・あるよ」汚い雑巾を持つように指でつまむ
泊:「中は・・・うわくっさ!なんだこれ!ギラギラしたババァみたいな臭いするぞ!」
夏目靖章:「ゲーム機に漫画に、コスメ?なんか半端に色気づいたナードって感じだなぁ」
泊:「ユーヒ、こういうゲームとか漫画ってお前らの中で流行ってんのか?」
古庭悠陽:「おれもあんまり詳しいわけじゃないですけど流行ってはいない、かな……?」
泊:「こういうの何て言うんだっけか、”拗らせてる”だったか?」
夏目靖章:「まあ……なんとなくだけど彼の人となりは推察できるね」
夏目靖章:「覚醒前は不遇だった人間が、オーヴァード化してはっちゃけてしまうってのはよくあることだ」
古庭悠陽:「不遇……」
夏目靖章:「大概は限界を見誤って早期にジャーム化するけどね」
泊:「・・・何か心当たりがあんのか?ユーヒ。」
古庭悠陽:「……綾瀬さん、なんですけど、昔から家庭の事情で何かあったらしくて」
古庭悠陽:「おれが言うのは、間違ってると思うんですけど……綾瀬さんも不遇だったのかもしれないって……思って」
泊:「その話は誰から聞いた?」
古庭悠陽:「友人から噂で聞いてて、でも、今日本人からも……」どんどん顔が俯く。
泊:「・・・ナツメ、こりゃ早いとこ何とかしないとマズいんじゃないか?」
夏目靖章:「ああ、レネゲイドの制御は意志の力に依るところが大きい。抑圧されてきた感情が解放を望めば……」
古庭悠陽:嫌な想像ばかりが頭をよぎる。必死に打ち消そうとしても上手くいかない。
古庭悠陽:「……すいません、ちょっと」耐えきれずにふらりとこの場から離れようとします。
GM:周囲の警戒には川島が当たっている。ひとまず、この周辺でジャームの戦闘は起きていない。
GM:エグザイルの能力で視界角度を操作しているのだ。
GM:少しの間、古庭が一人になるくらいの余裕はあるだろう。
泊:(悠陽を無言で見送る)
夏目靖章:「……作戦開始まで、まだ少し時間がある。15分後、もう一度集まろう」
古庭悠陽:「わかり、ました」少しおぼつかない足取りで部屋から出ていく。
GM:では、シーンを終了します。
古庭悠陽:綾瀬さんへの感情をネガティブの不安に変更します……
どどんとふ:「古庭悠陽」がログインしました。
GM:トリガーシーンです。シーンプレイヤーの古庭くんは登場侵蝕をお願いします。
古庭悠陽:古庭悠陽の侵蝕を+1(1D10->1)(侵蝕:35->36)した
GM:他の二人は言及がない限り登場できません。
古庭悠陽:低い……
GM:まだ36ってどうなってるんですか
GM:----
GM:陽が、傾きかけている。
GM:海の上だというのに、揺れは感じない。大きいから揺れない、そういうふうにできている人工島だ。
GM:しかし、事実として陸地は視界の遥か向こうに遠のいている。頻度を減じながらも、ジャームによる異常現象も遠くで続いている。
GM:ほんの半日足らず。たったそれだけの間に、いったいどれほど遠くに来てしまったのか。
GM:あなたは海を一望できる波止場に、一人佇んでいる。
古庭悠陽:夕焼けを眺めながら、思いかえす————本当は以前から、気づいていた。
古庭悠陽:綾瀬真花は基本的には明るい女子生徒だ。ただ時折、その笑顔に陰があった。
古庭悠陽:そう気づいたのは、前に見たことがあったから。幼いころの、あいつがそういう笑顔ばかりだったから。
古庭悠陽:きっと、悩みがある。だけどそれは簡単に立ち入ることができない事情ってやつで、おれは。
GM:誰にだって自分の事情がある。人と人とを隔てる壁を超えるなんて、簡単にできることじゃない。
GM:超常の力に目覚めたという事実をもってしてもそれは変わらず。
GM:むしろ、「世界の裏側」が、こちら側もそうだという裏付けにせせら笑っているようだ。
GM:さて、ここで<知覚>判定です。
GM:目標値は8。
古庭悠陽:1dx10+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 9[9]+1 → 10
GM:成功ですね。では古庭くんは気付きます。
GM:海面が何か、妙に泡立っている。
GM:その泡が、徐々に近づいてくる。
古庭悠陽:「……?」
GM:人だ。
古庭悠陽:「?……!? なん、だよ……?」
GM:少なくとも、顔かたちはそう見える。 首にパクリと開いたエラと、色とりどりのミノ状のトゲ・・・
GM:そして、指の間や肘関節の内側に生じた、得体のしれない皮膜を別にすれば。
古庭悠陽:「……はぁ!?ほんとになんなんだよ!?」後ずさる
GM:陸地に這い上がったそれは、虚ろな目であなたを見つめている。
GM:バスの中で見た学生服だ。
生徒ジャーム:<<ハンティングスタイル>><<破壊の爪>>
生徒ジャーム:次の瞬間、それはもうあなたの目の前に「居た」。
生徒ジャーム:<白兵>で攻撃しますが、ファンブルで姿勢を崩し外します。
古庭悠陽:「っ、うぁっ!」見えなかった。やられると思った。
GM:…「敵」だ。UGNやらFHやらがどうあれ、目の前の相手は監視を抜けてここに現れ、自分を殺す気でいる。
:うわ、ミスった!
GM:GM発言です、後で修正しておきます
GM:身を守るか、危険を承知で退避するか…
GM:いずれにしても、ただの人間の力では不可能!
古庭悠陽:助けたいと思った。”守る”と、そういった。でも、いざ目の前に現れた「敵」を相手にして……
古庭悠陽:ただ、顔をかばうように両手を構えることしかできない。腰が引けている。動いてないはずなのに、息が苦しい。
GM:ふむ、躊躇いがありますか。
GM:では、姿勢を整えた生徒ジャームの次の一撃が古庭くんを捉えようとした、その時。
?? ??:<<疾風迅雷>><<サイレンの魔女>>。
GM:目の前のジャームが、視界から消え。一瞬遅れて、名状しがたい音圧が全身を揺さぶった.
GM:…いや、消えたのではない。音が失せた世界を、コンクリートを跳ね散らしながら水切りの石のように吹き飛んでいき
GM:街頭にぶつかると、そのまま横の海に落ちた。…浮かんでこない。
古庭悠陽:「は、うおっ!?」一瞬呆けて、音圧に顔をゆがめる。
GM:ジャームのいた方向に視線を戻す。土煙が晴れると、得体のしれぬ高熱で溶け削れ大穴の開いたアスファルトが…
GM:そして、土埃にまみれた制服姿の少女が目に入る。クラスメイトの綾瀬真花が、そこにいた。
古庭悠陽:「……!あや、せ、さん……?」
綾瀬 真花:「…古庭くん。生きていてくれたんだね。嬉しいよ」
古庭悠陽:「綾瀬、さんこそ。無事で……良かった」
GM:目の前の破壊痕に、目をくれる様子もない。
GM:彼女が、これをやった。
綾瀬 真花:突然、表情が強張る。
綾瀬 真花:その視線は、あなたの腹部の・・・おびただしい血の跡へと向けられている。
古庭悠陽:(レネゲイドは意志の力、抑圧された感情が解放を望めば————)夏目さんの言葉が頭をよぎる。
綾瀬 真花:「それ・・・」声が震えている
古庭悠陽:視線に気づく。「あ、その……これは」
古庭悠陽:「に、逃げるときにさ、ちょっと引っかけちゃって。ほら、おれ、抜けてるとこあるし……」
綾瀬 真花:声を立てない。だがその表情や視線から
綾瀬 真花:何が起きたのかを察しているのは判る。
綾瀬 真花:「・・・どうやって、ここまで来られたの」バス事故現場はそれなりに遠くだ。
古庭悠陽:「運よく、さ。人に……助けてもらって……今は、ちょっと考え事してて」
綾瀬 真花:「・・・人」
綾瀬 真花:「まさかそれって、UGNとかっていう・・・」
綾瀬 真花:その先の言葉を呑み込む。
古庭悠陽:「……ッ」こちらもそれを聞いて言葉が詰まる。
綾瀬 真花:「そう、なんだ」成績は普通だが、綾瀬は敏い少女だ。
綾瀬 真花:「・・・ここで、何をしているの?」
古庭悠陽:「……考えてた。綾瀬さんが、無事かどうか」
古庭悠陽:「無事なら、さ。よかったと、思うんだよね。ほかの人たちには、その、悪いんだけど……」
綾瀬 真花:一瞬、その表情を何かがよぎった。見間違いでなければ
綾瀬 真花:「呆れ」だ。
綾瀬 真花:呼吸を整える。「・・・ねえ、古庭くん」
綾瀬 真花:「私、選ばれたって言われたの。この力があれば、誰も知らない、新しい世界を生きることができるって」
綾瀬 真花:言いながら、何かに焦るように視線が素早く辺りを巡る。
綾瀬 真花:「…ここから連れ出してくれる人がいるの。古庭くんのことも、お願いしたら一緒に日本に帰らせてもらえるかもしれない」
古庭悠陽:「……おれを助けてくれた人もさ。帰らせてくれるって言ってた。だから」
古庭悠陽:「だから、帰ろうよ、綾瀬さん」
綾瀬 真花:「・・・だけど」表情と、声を引きつらせる。
綾瀬 真花:「・・・駄目だよ。だってそれは、古庭くんも『選ばれた』ってことなんでしょう?」違うと言ってくれという目だ
綾瀬 真花:「駄目だよ。そっち側にいたら、駄目」はじめて、破壊痕に目をやる。
綾瀬 真花:「UGNの仕事って『普通の』日常に帰らせることなんでしょう」
古庭悠陽:「そっち側って、まるで、綾瀬さんが離れたみたいな……」
綾瀬 真花:「こんなことが出来ちゃうのに。古庭くんだって、そんな怪我をして・・・こんなに、『普通』にしてるのに」
古庭悠陽:「それは——それは……」
綾瀬 真花:「戻れるって、思うの?」
綾瀬 真花:「そんなにまでして『普通』な世界に戻りたいの?」
綾瀬 真花:そこまで言って俯く。
古庭悠陽:「おれは……戻りたい、と思う、よ……でも」綾瀬真花の『普通』を思いかえす。おれの『普通』とは違う、彼女のこと。
古庭悠陽:きっと、戻りたくなんてない。そうだろう、でも、それでも。
古庭悠陽:「おれは、おれの『普通』は……綾瀬さんも、さ。いるから。だから」
綾瀬 真花:「!」その言葉を聞いて身を震わせる。
古庭悠陽:だから————だから?彼女に、『普通』を耐えろっていうのか?なにも
綾瀬 真花:「ごめんなさい」
古庭悠陽:なにもできない、そのくせに。その思いのせいで、喉元で「帰ろう」という言葉が詰まる。
古庭悠陽:「……!」
綾瀬 真花:「私は。私の事情は、私だけのものなのに。古庭くんには、ちゃんと帰って暮らせる場所があるのに」
綾瀬 真花:「それを。勝手に、連れて行こうだなんて」
綾瀬 真花:「一つ。最後に一つだけ、お願いがあるの」
綾瀬 真花:「私のことは、みんなにどう伝えてもいいから。」
綾瀬 真花:「私のことなんてどうか、忘れて。お願い…」
綾瀬 真花:<<軽功>>。
綾瀬 真花:涙が地面に落ちる前に、その姿は消えていた。
古庭悠陽:「まっ、待って……!綾瀬さん……」
GM:後には煙を上げる穴と、ジャーム生徒のこの世に残した全て…僅かな水の痕が残るだけだ。
古庭悠陽:ただ、立ち尽くす。「おれは、また」 間違いを犯した。あの時と、何も変わらないまま。
GM:シーンを終了します。
古庭悠陽:了解しました
GM:まだやりたいことがあったら続行オッケーですよ・・・!
古庭悠陽:あ、じゃあ最後に一言だけ……!
GM:どうぞ!修正は入れておきます
古庭悠陽:できたことは、やれることは何か、ずっと、考えていた。だけど「どうすれば、いいんだよ……!」
古庭悠陽:以上でオッケーです!申し訳ない!
GM:----
GM:情報収集シーンに入ります。
GM:シーンプレイヤーはPC順なので泊さんです。
泊:応!
泊:泊の侵蝕を+3(1D10->3)(侵蝕:42->45)した
古庭悠陽:登場してもいいですか!
GM:もちろん!
古庭悠陽:ならでます!
GM:・綾瀬の潜伏先 <情報:UGN、FH>8
GM:・バス事故の全貌 <知識:レネゲイド><情報:UGN、FH>8
古庭悠陽:古庭悠陽の侵蝕を+6(1D10->6)(侵蝕:36->42)した
GM:・任意(PCが個人的に知りたいと思う項目があったら適宜追加しますの意)
夏目靖章:では私も出ます
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+9(1D10->9)(侵蝕:48->57)した
泊:立ち絵が!!
夏目靖章:ギャー!侵蝕が重い!
泊:さて、どうしましょうか
GM:任意項目は何かあれば、くらいの話なので
GM:上二つを抜いたあと、PC間で合意が取れたらミドルに移行します
古庭悠陽:おれは財産4点余ってるから、実質両方とも4でいけますね
GM:逆に言うと、任意項目を後回しにしてもデメリットはありません。行きたいときに行けます。
GM:侵蝕がやばそうだと思ったらさすがに進めますが、あまり心配なさそう
泊:夏目さんならバス事故確実に抜けそう
夏目靖章:コネの使いどころか
古庭悠陽:むしろジェネシフトを考えるべきかも……
GM:ジェネシフトは任意のタイミングで大丈夫ですよ
古庭悠陽:あんまり調子乗ってジェネシフトすると、あとが怖い……
GM:それこそミドル戦闘の直前のシーンの切り替わりとかでも
GM:…いや、戦闘があるとは限りませんけど。
古庭悠陽:こわいなぁ!
古庭悠陽:とりあえず自分は後詰めに回ってもいいですか?失敗した方に挑戦する感じで
夏目靖章:じゃあ私は確実に行けそうなバス事故で
泊:じゃあ私が綾瀬の潜伏先探ります
古庭悠陽:よろしくお願いします
泊:2dx10+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 4[2,4]+1 → 5
泊:あーい!!
GM:こういうこともある!
泊:古庭君・・頼んだ・・・
GM:寧ろ今までみんな出目が良すぎたんですよ
古庭悠陽:ドンマイです!任せといてくださいよ~
古庭悠陽:2dx10>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 8[4,8] → 8 → 成功
夏目靖章:流石だぜ!
泊:さすが
古庭悠陽:任された……ので!
古庭悠陽:あとは夏目さんだ、お願いします!
夏目靖章:大人のコネの力を見せてやろう
夏目靖章:コネ:UGN幹部を使ってダイスを+2
夏目靖章:5dx10+3
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 7[2,4,6,7,7]+3 → 10
泊:強い!
GM:情報開示だ!
夏目靖章:これが大人の力だよ泊君
古庭悠陽:流石大人!
泊:アタシは大人じゃねぇってのかよ
GM:・綾瀬の潜伏先は、来た方向からして倉庫街の北端だ。
GM:・「課外授業」には実態が存在しない。ソラリス能力者が関係者に催眠をかけ、「適格者」だけが当選するように募集をかけた。
GM:・メガフロートに民間人の影はなく、見学先の工場もGWなので休業中である。
GM:・矢神秀人というコントロール不可能なジャームの誕生と、UGNの迅速な隠蔽対応により、FHの当初の目論見はほぼ潰えている。
GM:…この事件そのものが、表に出ようと出るまいと、オーヴァードの力による爪痕を世界に残したことを除けば。
GM:開示された情報は以上です
GM:それではロールプレイ開始だ!
泊:どっから始めましょうか
夏目靖章:派手に音を立ててたから流石に我々も気づいて駆けつけそうな気がする
古庭悠陽:確かに(目の前には広がる思いっきりえぐれた地面)
GM:あーそうか、サイレンの着弾音は普通にどっちの向きでも聞こえるに決まってる!
GM:めっちゃガバった!
GM:そのまま埠頭でもいいですし、もう情報共有したのならセーフハウスに戻るのがいい・・・かな?
夏目靖章:情報共有を済ませて、セーフハウスに戻った所からにしましょうか
古庭悠陽:そうですね、ジャームも寄ってきそうですし。
泊:ではセーフハウス、古庭君が戻ってきた所からにしますか
GM:それでお願いします!
GM:シーンプレイヤーだし泊さんから行動してもらうのがいいかな・・・さっきまで情報収集どころじゃなかったでしょうし
泊:じゃあ帰りが遅い古庭君を気にして外に出ようとしていた体で
泊:15分経過したが、悠陽が戻ってくる気配は無い
泊:「ナツメ、ちょっと外に出る」
夏目靖章:「ああ、頼むよ。川島さんが張ってるから逃げるってことはないと思うけど……」
泊:「ユーヒに何かあったのかもしれない」
GM:そのとき、川島から通信が入る。
GM:応答は必要ない。「コールがあったら緊急事態」の合図だ。
GM:そして、川島本人は通信機を操作できる状況にいる。つまり。
夏目靖章:「っ!まずい、急ごう泊君!!」
泊:「ユーヒ!!」扉から出ようとしていた身を翻し、軽功を使って窓から外に出ます
GM:----
GM:-メガフロート、セーフハウス。
GM:あなたたちは、改めて現在の状況について情報交換を行っている。
GM:古庭くんは事情をどのあたりまで話すのだろう
古庭悠陽:どうしましょう……
GM:ごく最低限、「悪い予感が当たった」「綾瀬は北にいる」だけでも平気です
GM:たぶん周りもあまり踏み込まないでしょう
古庭悠陽:ジャームに襲われて、
古庭悠陽:綾瀬さんに助けられた。
古庭悠陽:というとこまで話しましょう!かなり呆然自失にしてた!
GM:川島もちょっとの間だけ泊さんに見張りを変わってもらって様子を見に来ましたが
GM:本人が話す以上のことを聞こうとはしませんでした。
古庭悠陽:話してからは目を伏せて黙り込んでいます。
泊:「・・・そうか」
泊:「ユーヒ、答えなくないなら、答えなくていい。もしアヤセが何の罪もない人を殺した時」
泊:「オマエは、アヤセを殺せるか?」
古庭悠陽:びくりと、肩が跳ねる。……
古庭悠陽:答えることは、できない。
泊:「FHとUGNってのは、つまるところそういう関係性だ」
泊:「アタシは、アタシから普通を奪ったレネゲイドウイルスを・・・それを使って普通を奪おうとするFHが許せない」
泊:「だから、もしアヤセがアタシの前に立ちはだかった時、アタシは躊躇いなくブッ殺す」
泊:「アタシのような人間をもう生み出さない為に。その為にUGNに入ったんだ。」
古庭悠陽:「……ぁ」その場面を思い描く。今のままならば、遠くないうちに起こる未来だとわかる。
泊:「・・・でも」
泊:「もしお前が、それ以外の手段を思いつくなら」
泊:「それが出来るぐらい、強くなるしかないだろうが」
夏目靖章:「……」自分の時は、何もかもが手遅れだった
夏目靖章:俺は何も知らないまま覚醒し、覚悟を持たないまま対峙し
夏目靖章:殺す以外の選択肢がない状況で、それを選べなかった
夏目靖章:……この子はまだ間に合う
夏目靖章:奪う以外の選択肢を、この子は掴むことができるはずだ……
泊:「・・・立て、ユーヒ。」
古庭悠陽:「おれは
古庭悠陽:強く、なれますか……?」
泊:(無言で悠陽に歩み寄り、へその下あたりを叩く)
古庭悠陽:「うえっ!?」
泊:「腰を引くな!!基本中の基本だ!!」
古庭悠陽:「は、はい!?」驚いて姿勢を正す。
泊:「顎を引け!!視線は真っすぐ相手を見据えろ!!自分は強いと言い聞かせろ!!」
泊:「アヤセはどうしてお前に話した!!どうしてお前を誘った!!」
古庭悠陽:「それは……っ」
泊:「お前がアヤセを繋ぎとめてたからじゃないのか!!!」
泊:「言え!!ユーヒはアヤセをどうしたいんだ!!!」外に声が響く事も厭わず、叫ぶ
古庭悠陽:「おれは、おれは……!綾瀬さんに戻って、きてほしい!!」
古庭悠陽:「でも、でもどうすればいいか、わからなくて……!綾瀬さんが、本当に、おれを必要としてるかわかんなくて……!」
泊:「・・・それ、アヤセに聞いたのか?」
古庭悠陽:「……聞けません、でした。綾瀬さんだけじゃなくて、今までもずっと……」
古庭悠陽:「人の事情に、踏み込むのが怖くて、踏み込んで欲しくないって言われるのが怖くて……ずっと……!」
どどんとふ:「泊」がログインしました。
泊:「・・・アタシは、学校にも行ってないし、人と人とのいざこざなんて正直よく分かんねぇ」
泊:「ユーヒは、きっとアタシよりもめんどくせーもん一杯抱えてるんだろうさ」
泊:「でも、それがどうした」
古庭悠陽:「っ……」それは、きっと違う。きっと、泊さんと夏目さんのほうが、抱えてるものは重いはずだ。それなのに……
泊:「お前が抱えてるもんは、お前だけのもんだ。アタシ達が代わりに持ってやるなんてことは出来ない」
泊:「だからさ、お前はもっと自分勝手になっていいんだ。ユーヒ。」
古庭悠陽:「自分、勝手に……」
泊:「自分勝手にやって後悔したら、自分の抱える荷物が一つ増えるだけだ。まあ、それで潰れちまう奴も居るんだろうが・・・」
泊:「でもお前は、不安も、後悔も、全部抱えて歩いて行ける。アタシはそう信じてる。」
泊:「だって、ちゃんと”選んだ”んだからな、お前は」
古庭悠陽:「……!」
泊:「だから、まずは確かめろ。腰を引くな。図々しく踏み込め。それで駄目だったら・・・その時はその時だ。」
泊:「・・・って、会って一日も経ってないような奴が言う事でもないけどな。」
古庭悠陽:「……はい」まだ少し迷いがある声で答える。
泊:(返答を聞いて)「・・・さてナツメ、これからどうする?」
夏目靖章:「ふふ、やっぱりこういう時の泊君は頼りになるね。俺には出来ない強引さだ」
泊:「やっぱり一言多いよなオマエ」
夏目靖章:「いや本当に。尊敬してるんだよ俺は。ともあれ精神面では泊君がケアしてくれたので、俺は情報の方をいくつか補足しておこう」
夏目靖章:「不幸中の、ではあるが、幸運な要素がいくつかある」
夏目靖章:「まず一つは、この事件はこれ以上被害が広がることはない」
夏目靖章:「どうやら君たちの行くはずだった課外授業自体がFHのでっち上げだったらしくてね、今このフロートにいるのはバスの乗客と俺たちだけだ」
夏目靖章:「制限時間内に俺たちが首謀者を確保すれば、それでこの事件は解決する」
泊:「”制限時間”ねぇ・・・」
夏目靖章:「もう一つは、綾瀬真花の潜伏先だ。古庭君の証言と川島さんの報告から逆算すると、倉庫街の北端にいる可能性が高い」
古庭悠陽:「……あそこに、綾瀬さんが」
GM:予め場所の辺りを付けておけば
GM:監視衛星で場所の確度を高めるのは難しくないだろう。重要なのは情報をチェックするための労力なのだ。
GM:既に、夏目の支部が動いている。
夏目靖章:「準備が出来次第、突入作戦を開始する。あと、最後に一番大事なことだが」
夏目靖章:「綾瀬真花はまだ人間だ」
古庭悠陽:「?でも、あの力は……」
夏目靖章:「外見的に人の形を保ったままジャーム化する者もいるが、精神は例外なく人の枠を超えてしまう。人間ではわかり合うことができない化物にね」
古庭悠陽:「つまり、綾瀬さんは、まだ帰ってこれる……?」
夏目靖章:「ジャームはね、"絆を全て喪った存在"と言われているんだ」
夏目靖章:「オーヴァードとしての彼女が君を求めたなら、それこそが彼女を繋ぎ止める絆だ」
夏目靖章:「まだ間に合うよ……!」
古庭悠陽:「!……はい!」
泊:「・・・なんにせよ、鍵になるのはお前だ。ユーヒ。」
泊:「ちゃんと掴めよ、今度こそ。」
古庭悠陽:「わかり、ました」
古庭悠陽:俯いて、自分の掌を見つめる。今まで、なにも掴んでこなかった手だ。
古庭悠陽:……覚悟ができているわけではない。踏み込むことへの恐怖も消えてない。……それでも。
古庭悠陽:今は、今だけは、もう迷わない。そう、決めた。
GM:・・・シーンを終了します。
GM:前回までのあらすじ!
GM:RC型ピュアハヌジョックというなんだかよくわからない闇に落ちたこのヒロインの名前を、あなた方もご存知の筈…!
GM:ついに残虐ジャーム四魔将を根絶したゆっくり矢神の前に、突如姿を現した暗黒邪悪ジャーム6人衆!そして物陰でそれを忍び笑う何者かの正体は!?
GM:そして・・・古庭くんの背中を押した大人たちは、決戦を前に何を思うのか!
GM:----
GM:メガフロート、セーフハウス前。
GM:あなた達は綾瀬たちの潜伏先に向かうための下準備に一区切りをつけ、つかの間の休憩をとっている。
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+6(1D10->6)(侵蝕:57->63)した
夏目靖章:「……フゥーーー」セーフハウスの壁に背を預けて紫煙をくゆらせている。
泊:泊の侵蝕を+5(1D10->5)(侵蝕:45->50)した
泊:「持ってきてたんだな、それ」隣に歩み寄り、夏目と同じように壁によりかかる
泊:「身体に悪ぃからやめろよ、いい歳なんだから」
夏目靖章:「……実際美味いと思ったことはないんだけどね。人の真似で吸い始めただけだし」
夏目靖章:「でも大人の付き合いには便利だから吸い続けているうちに、考えをまとめる時はこうするようになってしまったよ」
夏目靖章:「泊君も一本どうだい?」
泊:「要らねぇよ、身体に悪いって聞くし、何より臭いが好きじゃねぇ」
泊:「・・・・・}
泊:「・・・なあ、アタシの事”無責任”だって思うか?」しばしの沈黙の後、おもむろに口を開く
夏目靖章:「無責任?彼に発破をかけたことかい?」
泊:「・・・ずっと考えてたんだ。アタシはユーヒにアタシと同じ事をやらせて」
泊:「アタシが出来なかった・・・してあげられなかったことを負わせようとしてるだけなんじゃないかって」
泊:「”腰を引くな”、”顎を引け”、”相手を睨め”、”自分を強いと思え”」
泊:「ぜーんぶ、アタシがやってることだ」
泊:「それに、”お前が選んだ”なんて言っちまったけど」
泊:「答えを用意したのも、結局アタシなんだよ。ナツメ。」
泊:「・・・前に、進めてるのかなぁ・・・アタシ。」
夏目靖章:「ふふ、泊君のそんな弱った顔を見れるなんて以外だな」
夏目靖章:「それを言ったら俺だって同じさ」
夏目靖章:「彼には選ぶ権利がある。とは言ったが、実際は答えが決まっていたようなもんだ」
夏目靖章:「適度に脅し、共感し、危機感を与え、飛びつきやすい希望を提示して、俺達に協力するよう仕向ける」
夏目靖章:「とんだ詐欺師だよ。ベクトルが違うだけで、やっていることは春日恭二と変わらない」
夏目靖章:「だが君は違うだろう?彼に語った言葉は、打算から出たものでは無いはずだ」
泊:「・・・」梁山泊での過去を思い返し、俯く
泊:我を忘れた仲間達。オーヴァードとして覚醒した自分。泣き叫びながら一人一人を殺害していった、悪夢のような思い出。
泊:絶対に忘れない、楽しかったあの日々を。絶対に許さない、アタシ達の普通を壊そうとするFHを。
泊:そして、”ただそうする”事しか選べなかった、弱い自分も
夏目靖章:「さっきも言ったけど、俺には出来ないことなんだよ」
夏目靖章:「オーヴァードにできることは”奪う”か”守る”か、その2つだけ……」
夏目靖章:「君の時は"奪う"以外の選択肢が残っていなかったけど、それでも君はそれを選ぶことが出来た」
夏目靖章:「俺はね、選べなかったんだ。"何も出来なかった"のに、まかり間違って生き延びてしまっただけの男だ」
夏目靖章:「何かを成して得た後悔と、何もせずに残った後悔はまったく別のものだ」
泊:奪う。守る。選ぶ。後悔。背負う。
泊:「・・・ハァーッ」なんだ、全部自分が言ったことじゃないか。
泊:「・・・ナツメ」
泊:「難しいな、大人って」
泊:今がどうとか、関係ない。アタシは・・・私は、前に進む為に守ると誓ったじゃないか
夏目靖章:「おや、ようやく泊君も俺の大人の魅力に気づいたかな?」
泊:「うっせえよ・・・・悪かったな、つまんねぇ話しちまって。」
夏目靖章:「君と同じ後悔を彼に味合わせたくないという気持ちは、やましいところのない真摯なものだ」
夏目靖章:「オーヴァードを人間たらしめるものは、絆の力」
夏目靖章:「そして失った絆を昇華して前に進んで行けるのも、オーヴァードの力だ」
夏目靖章:「胸を張っていい、君はちゃんと前に進んでいるよ」
泊:「・・・はは、生意気なんだよ。ナツメのくせに」少し目元が赤い
泊:「さて、と。アタシは少し散歩してから帰るよ。じゃあな。タバコも程々にしろよ。」
夏目靖章:「ああ、出撃時刻には遅れないようにね」
泊:「分かってるよ・・・それと。」
泊:「・・・・あ、ありがとな。」
夏目靖章:「……」呆気にとられてしまい声が出ない
泊:「・・・っ!クソッ!」気まずさから軽功ダッシュ!その場を後にする
夏目靖章:「……やれやれ、いつもああだと有り難いんだけどね」
GM:----
泊:潮風が肌を撫で、無駄に火照った身体を冷ます
泊:”君はちゃんと前に進んでいる”、その言葉が何度も頭を駆け巡る
泊:身体が軽い。まるで、胸につっかえていたものが取れたようだ。
泊:”自分の荷物を抱えられるのは自分だけ”と私は言ったが、こうやって”抱えている身体を支える”事は、自分以外じゃないと出来ないのだと、初めて気が付いた。
泊:なら、私も支える。古庭悠陽を。もう迷ったりなんかしない。
泊:アタシは”梁山泊”。世界最高の武人達に育てられた、世界で一番強い戦士なのだから。
GM:----
夏目靖章:「……フゥーーーー」一際長く紫煙を吐き出し、吸い殻をケースにしまう
夏目靖章:彼女が去った方向を眺める。
夏目靖章:この先、古庭悠陽がオーヴァードとして生きていくとしても、彼女のような者が前にいてくれれば大丈夫だろう。
夏目靖章:立ち止まったままの自分にできることなど、こうして時たま後ろから声をかけることくらいだ。
夏目靖章:だが、もしも"最善の結果を得ることが出来なかった"のなら、自分にもやれることが残っている。
夏目靖章:綾瀬真花はまだ人間だ。だが、レネゲイドの侵蝕の進行は予想がつかない。
夏目靖章:作戦の途中でジャーム化する最悪の事態も、十分にありえる。
夏目靖章:もしも自分が守ると誓った者が目前でジャームと化した時、そしてそれを殺すしかなくなった時。
夏目靖章:彼は彼のままでいられるだろうか。
夏目靖章:泊君はFHを憎む事が出来た。怒りを糧に進むことが出来た。
夏目靖章:だが、あの優しい少年にそれができるだろうか。自らを責め、絆の喪失に絶望してしまったのなら……
夏目靖章:それは最悪、新たなジャームを生む可能性もある。
夏目靖章:オーヴァードを人たらしめるものは絆の力、そして、憎しみもまた絆だ。
夏目靖章:憎まれるのなら、彼女より俺のほうがいい。もしも綾瀬真花がジャームとなってしまった時は。
夏目靖章:——俺の手で、彼女を殺さなくては。
GM:・・・シーンを終了します。
GM:購入処理!
GM:情報収集シーンと回数合算だ!
古庭悠陽:夏目さんに渡すためのアルティメイド服を狙います!
夏目靖章:頼んだ!
古庭悠陽:で、判定の前にジェネシフトしましょう。突っ込むぜ!
GM:オッケーです!
泊:なっ!
GM:購入判定のほうの目標値は20!
古庭悠陽:振るのは……4Dだ!
古庭悠陽:42+4d10
DoubleCross : (42+4D10) → 42+24[9,7,5,3] → 66
古庭悠陽:ダイスボーナスゲットォ!
夏目靖章:いいジェネシフトだ!
古庭悠陽:そして購入……!
古庭悠陽:3dx10+2>=20
DoubleCross : (3R10+2[10]>=20) → 9[6,8,9]+2 → 11 → 失敗
古庭悠陽:……がっ、ダメ……!
夏目靖章:ドンマイ!
古庭悠陽:次の機会にまた狙います……自分は以上!
GM:けっこう惜しかった!
泊:高い壁・・・
GM:あ、購入判定はこれが最後ですよォ~
GM:いや、でももう一回設けるか。
泊:購入判定の前に、ちょっと夏目さんへの感情を変更します
GM:どうぞ!
泊:夏目靖章 〇連帯感/不信感→〇尊敬/不信感
泊:で、狙うはボディーアーマーだ!
GM:がんばれー!
GM:目標値12!
泊:ダイスロォォール!!!!
泊:2dx10+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 4[4,4]+1 → 5
泊:しょっぺえなあ
GM:回らない!
夏目靖章:oh…
GM:床下収納やトランクルームにボデマが山積みのセーフハウスもあれだと思うから
GM:これでいいのかもしれない
GM:あくまでたくさんあるうちの一つがたまたまメガフロートにあっただけだし・・・
泊:くっ大人の事情だぜ・・・
古庭悠陽:諦めずもう一回狙ってみましょ!
GM:そう、あと1回振れるのだ。夏目さんも2回振れる
GM:1回と2回。合わせて3回・・・
泊:あ、そうか
泊:うおおおお!!!
泊:2dx10+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 6[4,6]+1 → 7
GM:さすがに運命を変える力をこんなところで大安売りはできなかったようだ
夏目靖章:ダイス2回、失敗する運命だったな
GM:いうて所詮は購入判定だし、自前の防具がありますからね
泊:くそっ・・・30億さえあれば・・・
GM:夏目さんのターンだ!
夏目靖章:私も先にロイス所得します!
GM:どうぞなんだぜ!
夏目靖章:所得:綾瀬真花 庇護 / ◯不安 変更:泊 ◯感服 / 隔意
夏目靖章:そして俺は応急手当キットを狙うぜ!
GM:目標値8だ!
夏目靖章:3dx10+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 7[3,3,7]+1 → 8
GM:ぴったり!
夏目靖章:イエス!
GM:そしてもう一回夏目さんのターン!
夏目靖章:そして2個目はUGNボディーアーマーだ!
古庭悠陽:あ、夏目さんもダイスボーナス入ってるから4Dで振れますよ!
GM:あっほんとだ! とっくに60超えてるんじゃないか!
GM:すみません、完全に失念していました
夏目靖章:あ、そっか!
夏目靖章:まあ結果オーライで、次からちゃんとします
GM:仮に購入失敗してたら振り直しをしていただく局面だった
GM:ちゃんとしなきゃ・・・
夏目靖章:4dx10+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[2,6,7,10]+7[7]+1 → 18
古庭悠陽:ダイスボーナスの見落とし、ありがちですから
GM:高い!
泊:強い!
古庭悠陽:すごい!
夏目靖章:これがダイスボーナスの力…!
GM:では夏目さんは、ロッカーの中からもう一つボディアーマーを発見します
GM:床下のものと違って梱包が解かれていますが、誰かが実際に着た形跡はありません。
夏目靖章:陰謀を感じるぜ
GM:古庭くんは少し休んでいます。泊さんも手分けして家探しをしましたが特に何も見つかりませんでした
GM:このセーフハウスの物資はこれで全部のようですね。
GM:応急キットが少ない気がするけど、たぶん古庭くんの手当てに使ったのでしょう。
GM:ではシーンを切り替えます!
GM:----
GM:ミドル前シーン。全員登場です。
GM:-メガフロート。倉庫街北端付近。
GM:-あなた達は、衛星写真に映っていた春日の行動経路をもとに絞り込まれた綾瀬の潜伏先へ急行している。
GM:作戦会議の内容を思い出す。
川島 公治:(レネゲイドチェッカーを見る限り、侵蝕に一番余裕があるのは俺だ)
川島 公治:(春日が傍にいる状況のままじゃあ、救出は難しいだろう。…二重陽動といこう)
川島 公治:(お前たちが動けば春日が嗅ぎつけてくる。俺がそこに奇襲をかけて動きを止める)
川島 公治:(…本命はお前だ、夏目。いつものやつでアイツの足を止めて、そいつらと例の倉庫に急行しろ…)
GM:というわけで川島は潜伏して少し後をついてきています。
GM:目標の倉庫まで、もうすぐそこだ…
GM:上手いこと春日に発見されよう!
古庭悠陽:では登場しましょう
古庭悠陽:古庭悠陽の侵蝕を+4(1D10->4)(侵蝕:66->70)した
泊:泊の侵蝕を+10(1D10->10)(侵蝕:50->60)した
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+1(1D10->1)(侵蝕:63->64)した
泊:上手い具合に60だ
古庭悠陽:いい感じなのでは
夏目靖章:いい感じに並んだ
GM:これはちょうどいいですね
夏目靖章:これ春日以外の敵はいない感じですかね
GM:少なくとも、矢神含めジャームとは遭遇していませんね
GM:待ったなしの命のやりとりを何時間も続けていれば、まぁこうなるだろうという感じです
GM:どのみち春日たちのことも襲うんですけど、あいつら。
夏目靖章:監視カメラとかにわざと写ってもらう感じにしましょうか、泊君に
GM:春日はカメラとか掌握できてるかなぁ…
泊:派手に音でも立てましょうか?
夏目靖章:単純に物音を立てるだけでもいいかな
GM:電力供給が死んでるのでブラックドッグじゃないと厳しいかもです
GM:それで大丈夫ですよ
夏目靖章:じゃあ夏目から指示します
GM:お願いします!
夏目靖章:「……」倉庫街の物陰に身を潜めている。
夏目靖章:「まずは春日に出てきてもらわないと始まらない。泊君、頼めるかい?」
泊:「ああ、アタシ達が居る事を気づかせればいいんだろ?」
夏目靖章:「ああ、派手に頼む」
泊:どうしようか、エフェクト使うよりその辺に落ちてた廃材使ったりした方が良いんだろうか
GM:何か使っても侵蝕は増えません
泊:了解!
泊:<<インフィニティウェポン>>で狼牙棒を作り、倉庫の方に向かって歩いていく
泊:窓ガラスの前で立ち止まると、「すぅ」と軽く息を吸った。
泊:「カスガの”カ”は、カス野郎のカ~!!!!」そう叫びながら、窓ガラスに向かって狼牙棒を振り抜く!!
GM:ものすごい音を立てて、窓ガラスが枠ごと吹き飛ぶ!
泊:「カスガの”ス”は、カス野郎のス~!!!!」二枚目!容赦はない!
GM:ものすごい音を立てて、窓ガラスが今度は枠周辺の壁ごと吹き飛ぶ!
古庭悠陽:「えぇ……!?」めちゃくちゃ困惑している!
夏目靖章:「昭和の不良じゃないんだから……」
春日 恭二:<<ハンティングスタイル>><<破壊の爪>>
春日 恭二:「なんだなんだお前ら!?」ご期待通りに即現れる!
春日 恭二:こめかみに血管が浮き、すでに臨戦態勢だ。
川島 公治:<<原初の黄:スタートダッシュ>>。すでに春日の後方に出現している。
春日 恭二:「お前ら・・・UGNだな!?」
泊:「んだよ空気読めよお前!!まだ”ガ”の所歌ってないだろうが!!!」
春日 恭二:こめかみに3か所ほど追加で血管が浮き上がる!
春日 恭二:「余計な真似を・・・してくれたなっ!!」それは八つ当たりというものだ!
川島 公治:<<コンセントレイト:ウロボロス>><<原初の赤:魔獣の衝撃>>
川島 公治:「甘いぜ!本命はこっちなんだよッ!!」小さな影の獣たちが地を這い、春日を強襲!
川島 公治:(今だ、のサインを作る)
春日 恭二:「なっ・・・貴様らは囮か!?」振り向く!
夏目靖章:<<コンセントレイト・オルクス>><<茨の戒め>><<氷の戒め>>
GM:攻撃演出どうぞ!
夏目靖章:「残念、そちらも囮だ!」春日が振り向き防御したタイミングで、火をの着いたタバコを放り投げる。
春日 恭二:さすがに反応が遅れる! 挟み撃ちされていることには変わりがないのだ!
夏目靖章:瞬間、燻るタバコから氷の茨が湧き出るように生え、影の獣もろとも春日を拘束する。
古庭悠陽:「……!」繰り出される異能の数々に目を見開く。
夏目靖章:「その植物はお前の熱を奪って成長する。しばらく大人しくしておいてもらおう」
春日 恭二:「これは…貴様ら、やってくれたな!?」茨にがっちりと足を取られ、重心移動がままならない!
川島 公治:「行けッ!!」
夏目靖章:「行くぞ、古庭君!」
古庭悠陽:「……はいっ!」
GM:あなたたちは倉庫の扉を通り抜ける!
泊:「ちゃんと見張ってろよカワシマ!」
GM:答えるかのように、入り口のシャッターが落ちる。影の獣が、吊具を噛み切った。
GM:持ち上げるのはオーヴァードなら苦ではないが、戦いながらでは無理だ。
GM:あなた達は倉庫内のクリアリングを開始する!
GM:----
GM:綾瀬を見つけるのに時間はかからなかった。
GM:倉庫内、物が積まれていないやや広い空間…そこに、彼女のほうから姿を現したのだ。
GM:すぐ後ろには、「給湯室」のサイン。おそらく、そこを拠点にしていたのだろう。
綾瀬 真花:「…古庭くん」
古庭悠陽:少し離れた場所で立ち止まり、正面から綾瀬を見据える。
綾瀬 真花:「…そっか。来ちゃったんだね」
綾瀬 真花:泊に、夏目に、視線をやる。
古庭悠陽:「……」
夏目靖章:「古庭君、彼女で間違いないね」
古庭悠陽:「……はい」綾瀬を見据えたまま答える。
泊:「こいつが、アヤセか。」
綾瀬 真花:黙ってやりとりを見守っている。
古庭悠陽:「……」黙ったまま、一歩。綾瀬の方に踏み出す。
泊:(いつでも踏み込める体勢でそれを見守る)
綾瀬 真花:音を立てずに半歩、後ずさった。
古庭悠陽:「っ……」後ずさるのを見て動きが止まる。
古庭悠陽:一瞬、逡巡する。「……綾瀬、さん。……おれはさ」
古庭悠陽:「ごめん、おれは……綾瀬さんを忘れるなんて、できないよ」
綾瀬 真花:「・・・私が、どんなに遠くに行っても?」
古庭悠陽:「……うん」目は、逸らさない。
綾瀬 真花:それを聞くと目を伏せ、溜息をつく。
綾瀬 真花:「春日さんを、どうしたの?」
綾瀬 真花:「ここにいろって、出て行って・・・まだ、戻ってこない」
夏目靖章:「彼は我々が追っていたテロリストだ。拘束させてもらったよ」
綾瀬 真花:「テロ…!?」ぎょっと目を見開く。
綾瀬 真花:言葉を信じかねている。
夏目靖章:「君が奴からどのような説明を受けていたのかは知らないが、オーヴァードの力を悪用する国際テロ組織。それがFHだ」
夏目靖章:「我々はUGN。人とオーヴァードの共存を目指す者だ。君に危害を加えるつもりはない。落ち着いて話を聞いてほしい」
綾瀬 真花:「UG、N…!」表情が強張る
夏目靖章:とはいえ、見ず知らずの自分たちが何を言ってもたかが知れている。ここはやはり古庭くんが頼りだ……
古庭悠陽:「おれは、あのバスで……死んで。それから、この人たちに助けられたんだ」
古庭悠陽:おれは、UGNに助けられて……綾瀬さんは、FHに助けられた。 ……でも、今は。
古庭悠陽:「……UGNとかFHとかは、関係ないよ。おれは、綾瀬さんに会いに来たんだ」
綾瀬 真花:「だったら…ひとつだけ聞かせて」
綾瀬 真花:「古庭くんは、もう普通の人ではなくなってしまったんでしょ」
綾瀬 真花:「これから、どうやって生きていくつもりなの・・・?」
古庭悠陽:「大きくは、変わらないよ。普通に、家に……帰って。普通に学校に行って……」
綾瀬 真花:「…そうだね」
古庭悠陽:「……綾瀬さんとふつうに話して、なんでもないことで笑ったり、する。……おれはそう、したい」
綾瀬 真花:「古庭くんになら、そういう世界に帰っちゃうことが、本当にできるのかもしれない」
綾瀬 真花:そう言うと、綾瀬は夏目に視線を向けた。
綾瀬 真花:「春日さんが私に何をさせたいのか…よく、わかりませんでした」
綾瀬 真花:「あなたたちのおかげで、クラスの不良の子みたいに・・・悪い大人にいいように使われるような未来を迎えずに済んだというのなら」
綾瀬 真花:「それは・・・ありがとうございます」
綾瀬 真花:「古庭くんのことを助けてくれたのも、いくらありがとうと言っても足りないかもしれない」
綾瀬 真花:「でも私は、あなた達と一緒には行けません」
夏目靖章:「……何?」
泊:(少し身構える)
古庭悠陽:「……っ」
綾瀬 真花:「私は、普通の日常なんかに戻りたくはない」
綾瀬 真花:「世界を変えるだなんて話も、正直よくわからない。だけど」
綾瀬 真花:「この力があれば、せめて今までよりも自由に生きるくらいは、できるはずです」
綾瀬 真花:「だから、お願い。私に…構わないでください。私を行かせてください」
綾瀬 真花:言葉を切る。
夏目靖章:「……それは出来ない。自由に生きたいという君の気持ちは理解できる」
夏目靖章:「だがオーヴァードが真に自由にその力を振るえば、必ず世の中に混沌を生む」
夏目靖章:「考え直したほうがいい。君がやろうとしていることは、巡り巡って悠陽君の日常を破壊することになる」
泊:「アタシからも一つ・・・仮にだ、自由に生きたその先で、お前は何をするんだ?」
綾瀬 真花:「まだ・・・わかりません。私が何をしたいのか。私に、何ができるのか」
綾瀬 真花:「でも、自分に嘘をつくことは、もうしたくない。それだけは、はっきり思うんです」泊の目をまっすぐに見据える
泊:「・・・それは、オーヴァードの力を振るわなきゃ出来ない事なのか?」
綾瀬 真花:「!」
綾瀬 真花:「それは・・・」
綾瀬 真花:つい先ほどまで目の奥に宿っていた決意の火が
綾瀬 真花:その言葉に、揺らいだ。
泊:「そんなもん無くても、オマエの話を聞いてくれる奴も、一緒に悲しんでくれる奴も、一緒に歩いてくれる奴も」
泊:「ここに居るじゃねぇか」悠陽の背中を軽くたたく
綾瀬 真花:「…!」視線が古庭のほうを向く。まるで、助けを求めるかのように。
綾瀬 真花:…次の瞬間。
綾瀬 真花:「…わかりました」
綾瀬 真花:綾瀬のレネゲイドが、高揚した。
泊:「!?」戦闘態勢に入る
古庭悠陽:「……ッ!?」口を開き、言葉を出そうとして止まる。
綾瀬 真花:「あなた達の言う通りなのかもしれない。でも、あの日常に帰ったら」
綾瀬 真花:「このまま…二度と、自由になんてなれない気がする」
綾瀬 真花:「帰る場所を探すにしても、戻ってこないにしても。『出ていきたい』というこの気持ちは、私だけのものです」
綾瀬 真花:「そこを、退いてください」
夏目靖章:「まずい!古庭君、離れて!」
古庭悠陽:「……嫌、です」小さく、しかしはっきりと言う。
古庭悠陽:「おれは、綾瀬さんを行かせたくないから……!」
泊:「・・・!」
綾瀬 真花:「・・・うん、わかるよ」
綾瀬 真花:「それが、古庭くんの決めたことなんだね」
綾瀬 真花:「また会いましょう。どこに行くにしても、あなたの顔はときどき見たいかもしれない」
GM:・・・戦闘開始です。
GM: 綾瀬
10m
泊 古庭 夏目
GM:まずは1ラウンド目のセットアッププロセスから。
GM:セットアッププロセスに使用できるエフェクトを持っているのは古庭くんのみですが
GM:各自、何かするかどうかの申告だけお願いします。綾瀬は動きません。
GM:というわけでイニシアチブ順に宣言をどうぞ!
夏目靖章:夏目はできることがない…!待機します。
泊:泊も待機で
GM:綾瀬も待機します。
古庭悠陽:まだ侵蝕がたりない、なしで!
GM:では、イニシアチブプロセスです
綾瀬 真花:<<スピードフォース>>
綾瀬 真花:即座にメインプロセスを行います。
夏目靖章:先手を打たれた!
綾瀬 真花:<<サイレンの魔女>><<疾風迅雷>>。対象は泊さんと夏目さんの2名のみ。
綾瀬 真花:3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 9[6,6,9]+2 → 11
GM:ドッジは不可能、装甲も無視です。
夏目靖章:なんと……
GM:ガードは可能ですがガード値のある武器は「まだ」誰も装備していませんね。
泊:そうですね
泊:マイナーアクション出来てない
GM:あれ?侵蝕でダメージダイスも増えましたよね?
古庭悠陽:いや、判定ダイスだけですね
GM:そうなんだ!ありがとうございます
綾瀬 真花:2d10
DoubleCross : (2D10) → 10[5,5] → 10
古庭悠陽:こ、固定値はいかほどで……?
GM:そうだった!ボロボロじゃん!
GM:サイレンのレベルが5なので25ダメージですね
泊:うおお
夏目靖章:既に死にかけ
泊:泊のHPを+25(HP:32->57)した
泊:間違えた
夏目靖章:夏目靖章のHPを-25(HP:28->3)した
泊:泊のHPを-25(HP:57->32)した
泊:泊のHPを-25(HP:32->7)した
GM:ではロールプレイだ!
綾瀬 真花:目の前の空間を掻き切るように、手を振るう。
泊:「チッ・・・速ぇ!!!!」
綾瀬 真花:指向性の衝撃波が泊と夏目を襲う!
夏目靖章:「ぐあッ!!」
古庭悠陽:「! 泊さん、夏目さん……ッ!」
泊:「・・・っ、あ・・・!!」
夏目靖章:茨で拘束しようとした瞬間、相手の速度が飛躍的に上昇した
泊:(くそ・・・あの速さ、空気の振動・・・アタシと同じタイプか!!)
夏目靖章:[この短時間でここまでレネゲイドの力を使いこなすとは……
GM:だが、綾瀬の顔にも動揺の色が浮かんだ。
泊:「ユーヒ!!こっちに構わなくていい!!アタシ達なら大丈夫だ!!」
GM:その正体が何かまではまだわからない!
GM:夏目さんの手番です!
古庭悠陽:「っ、はいっ……!」
夏目靖章:先手を打たれたがやることは変わらない…「冷血の根」で動きを止めます
GM:かしこまりました!判定どうぞ!
夏目靖章:<<コンセントレイト:オルクス>><<茨の戒め>><<氷の戒め>><<冷気の鎌>>
夏目靖章:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 8[3,6,7,8]+3 → 11
古庭悠陽:C値が入ってませんぜ!
GM:あ、コンセが反映されてないなこれ
GM:8の目のみ振り直してください。
夏目靖章:しまった!
GM:1dx8でいいのかな?
古庭悠陽:dx の後ろにC値を入れるのです……
GM:とりあえず10には乗った
夏目靖章:1dx8
DoubleCross : (1R10[8]) → 6[6] → 6
GM:10+6+3で達成値19ですね。
古庭悠陽:ですね!
綾瀬 真花:ドッジを宣言。<<冷気の鎌>>の効果により、ドッジダイス-1。
綾瀬 真花:2dx10+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 10[8,10]+7[7]+1 → 18
GM:何なんだお前
GM:命中です!ダメージどうぞ!
綾瀬 真花:ひとまず命中が確定したのでラウンド中の判定ダイスが2つ減ります。
夏目靖章:えーと、達成値が19だから3dxでいいのかな?
GM:ダメージロールにはC値が無いので2d10+攻撃力ですね。
古庭悠陽:(判定の10の位+1)D10ですね
古庭悠陽:それに武器やエフェクトの攻撃力を足す!
夏目靖章:そっか、切り上げないんだ。2D10+固定値3ですね
GM:ですです
夏目靖章:2d10+3
DoubleCross : (2D10+3) → 11[10,1]+3 → 14
綾瀬 真花:特に軽減効果は無し! ダメージが入ったので硬直をもらいます!
GM:ロールプレイをどうぞ!
夏目靖章:「やってくれたな……だが」
夏目靖章:正直に言ってヤバい。あと一発でもくらえばくたばりかねないが……
夏目靖章:音波を操るシンドローム。ハヌマーンをこのまま動き回させては永遠に勝ち目など来ない。
夏目靖章:「絡み付け、"冷血の根"!」綾瀬真花の足元、衝撃によってえぐれた地面から氷の根が伸びる。
綾瀬 真花:「あっ・・・」
夏目靖章:「ハヌマーンの能力は"振動"を起点とする。そいつに熱を奪われた状態では、さっきのようには動けないぞ」
夏目靖章:「今だ!泊君!」
綾瀬 真花:「ぐっ、ううっy・・・!」苦痛に顔が歪む。
GM:綾瀬は痛みと拘束で<<スピードフォース>>どころではありません。
GM:泊さんの手番です。
泊:<<インフィニティウェポン>>攻撃力10の棍を生成
泊:「物騒なもんぶっぱなしやがって・・・勿論、攻撃される覚悟はあるんだろうなぁ。」首を鳴らしながら
泊:(あの攻撃を何度も使われたらたまったもんじゃねぇ・・・なら)
泊:(速攻で)<<コンセントレイト>><<音速攻撃>><<さらなる波>>
泊:(カタを付ける)<<一閃>>
泊:6dx8+4
DoubleCross : (6R10+4[8]) → 10[1,2,2,6,9,10]+6[4,6]+4 → 20
綾瀬 真花:ドッジを宣言。ダイスペナルティで1dになってます。
綾瀬 真花:1dx10+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 1[1]+1 → 2 → ファンブル
GM:ドッカーン!
泊:そりゃそうだよ!拘束されてるんだもん
夏目靖章:ククク、効いておる
綾瀬 真花:回避は自動失敗です。ダメージをどうぞ。
古庭悠陽:ダブルクロスめったに見ないファンブルだ
泊:3d10+10+4
DoubleCross : (3D10+10+4) → 19[5,5,9]+10+4 → 33
綾瀬 真花:死ぬ!!
綾瀬 真花:<<リザレクト>>
綾瀬 真花:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7
綾瀬 真花:HP7で復活しました。侵蝕が+7されるはずですがNPCなのでありません。
GM:ロールプレイをお願いします!
泊:(悠陽の手前、あまり手荒な真似はしたくないが)
泊:瞬きの間に、眼前まで迫る(悪く思うなよ、アヤセ)
綾瀬 真花:「え?
泊:綾瀬が空気振動をそのまま射出するのだとしたら、泊は武器に振動を乗せる。
泊:瞬間移動により生じたそれは、ハヌマーンの力でさらに増幅し、音速の攻撃となって相手に襲いかかる
泊:鳩尾への突き。下がった側頭部に一発。返す刀でもう一発。そして、後頭部に振り下ろす。
綾瀬 真花:「!? …!! …!」
綾瀬 真花:「‥‥ッ!!」
泊:「・・・!クソッ・・・諦めの悪ぃ奴だ!!!」
古庭悠陽:「……っ、ぁ……!」目の前で起きるそれを、ただ見ていることしかできない。
泊:泊の侵蝕を+11(侵蝕:60->71)した
綾瀬 真花:超能力ではない。辛うじてそれだけ認識できる。
綾瀬 真花:それは綾瀬がこの事件に巻き込まれてからも見たことのない、「違う世界」の暴力だった。
古庭悠陽:行動して、いいでしょうか……!
GM:どうぞ!
古庭悠陽:じゃあ行きます……まずはマイナーで《斥力跳躍》《破壊の爪》
古庭悠陽:素手データを変更して飛行状態で14m戦闘移動します。
古庭悠陽:古庭悠陽の侵蝕を+4(侵蝕:70->74)した
古庭悠陽:ゆっくりと、一歩ずつ近づく。近づきながら、右腕が変わっていく……自らの身すら傷つけそうな棘が、無数に生えた異形のものに。
古庭悠陽:黙ったまま、綾瀬の前まで歩く。
古庭悠陽:……メジャーで《漆黒の拳》《鮮血の一撃》《C:バロール》 装甲無視でメインプロセス終了時HPを2点失います。
GM:命中判定を省略します。
古庭悠陽:力を、こめる。異形と化した腕から赤黒い霧がこぼれだし、古庭の足元から綾瀬の周囲に広がる。
古庭悠陽:そして、右腕を高く掲げ……振り下ろす。
綾瀬 真花:「う…」
古庭悠陽:……いつまで待っても、衝撃はない。
綾瀬 真花:怒涛の打撃で朦朧としていた視界が、徐々にクリアになる。
古庭悠陽:ただ、夏目が作り出した氷の根が破壊されている。
綾瀬 真花:「古庭、くん・・・」
綾瀬 真花:どうして、と言いかけて、うなだれる。
綾瀬 真花:・・・どこかに行こうとする様子はない。
古庭悠陽:しゃがんで、目線を合わせる。「……おれもさ、嘘をつきたくないって、思ったんだ。自分にも……綾瀬さんにも」
綾瀬 真花:その目を、見る。
古庭悠陽:「ほんとは、おれも悩んでた。怖がってたって、言った方がいいかな……」
古庭悠陽:「気づいてた。綾瀬さんが、ずっと、悩んでたの。噂とか聞く前から」
古庭悠陽:「それが、きっと……簡単には解決しない、綾瀬さんの事情だってことも」
綾瀬 真花:「・・・」その言葉に、心当たりは…ある。
綾瀬 真花:無言のままだが、確かにそう答えが返ってきたような気がする。
古庭悠陽:「……気づいてて、おれは、でも……怖かったんだ。その、事情に踏み込むのが……」
綾瀬 真花:「…そうだね」
綾瀬 真花:「そうだった。優しくしてくれた人もいたし、そっとしておいてくれた人もいた」
綾瀬 真花:「でも。優しくて、それなのに私に何も聞かないでいてくれたのは・・・古庭くんだけだった」
綾瀬 真花:「だから、だから私は」しゃくりあげる声になる。
綾瀬 真花:「もしかしたら・・・! もしかしたら、古庭くんも『そう』なんじゃないかって」
綾瀬 真花:「私と同じで、普通な毎日が辛くて耐えられない人なんじゃないか、って…!」その声が、肩が震える。
綾瀬 真花:「ごめんなさい・・・ ごめんなさい・・・! 私、最低だ・・・」
綾瀬 真花:蹲り、声を殺して嗚咽を漏らす。
泊:(無言で武器を収め、二人から離れる)
古庭悠陽:「……最低なんかじゃ、ないよ。おれも、『普通』の中で、ずっと、辛くて」
古庭悠陽:「いままで、ずっと。逃げてきたから。わかっておきながら、なにも……しなかったから」
綾瀬 真花:その手を、握る。
綾瀬 真花:泣きながら、ただ首を横に振る。
古庭悠陽:異形の手は、既に戻っている。ただ、握られるまま。
綾瀬 真花:振動の余波で熱されていた手が、少しずつ、少しずつ人肌の温かさに戻っていく。
綾瀬 真花:・・・そこにいるのは異能に目覚めた少女などではなく、古庭悠陽の知るままの綾瀬真花だった。
古庭悠陽:「でも、おれは……おれがずっと、したかったことは……」
古庭悠陽:「助け、たかったんだ、ずっと。事情がどうだからとか、じゃなくて」
古庭悠陽:「悩みを、聴いて……出来ることがあれば、手助けして」
古庭悠陽:”お前が抱えてるもんは、お前だけのもんだ” そうだ、だから。
古庭悠陽:「支えるよ。おれにできることは、少ない、かもだけど。辛いときは支えるから」
古庭悠陽:「……一緒に、帰ろう。『普通』に」手を握り返し、泣き笑いのような下手な笑顔を向ける。
綾瀬 真花:「…うん」
綾瀬 真花:私も、もう一度…がんばってみる」
GM:シーンを終了します。
古庭悠陽:古庭悠陽の侵蝕を+7(侵蝕:74->81)した
古庭悠陽:古庭悠陽のHPを-2(HP:30->28)した
泊:古庭悠陽 〇同情/悔悟→〇有為/悔悟
古庭悠陽:綾瀬真花 ○決意/隔意→○約束/不安 へ!
古庭悠陽:購入はハイリスクなアルティメイド服じゃなくて確実性をとります、応急手当キット!
古庭悠陽:ダイスボーナスも増えてるしいけるでしょォ~!
GM:がんばれがんばれ!
古庭悠陽:4dx10+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 10[4,5,8,10]+3[3]+2 → 15
GM:これが・・・主人公・・・!
古庭悠陽:ヨシ!
夏目靖章:私も購入…の前にロイスを変えます
夏目靖章:古庭悠陽 〇懐旧/無関心→〇憧憬/嫉妬 へ
泊:じゃあ私も応急手当キットを・・・これって先に持ってる分使った方がいいですかね
GM:ヒューヒュー!
GM:使用は購入の後にしてもらおうかと思ったけどこの際問題ないかな!
GM:使っちゃってください
泊:泊のHPを+8(2d10->5,3)(HP:7->15)した
泊:よし、購入だ
泊:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 10[2,6,10]+9[9]+1 → 20
泊:!?
泊:ボ・・・ボディーアーマー・・・
GM:残念、それは春日の応急キットだ
GM:もう!!
古庭悠陽:わりとよくあるのだ……
夏目靖章:では私も先に応急手当を行います
夏目靖章:夏目靖章のHPを+14(2d10->5,9)(HP:3->17)した
夏目靖章:そしてすかさず応急キットを購入!
夏目靖章:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[6,6,7,10]+9[9]+1 → 20
夏目靖章:もう!
泊:なんでここにきて出目がいいんだよ
古庭悠陽:なんでだろう……ともあれ二人とも購入成功ですね
GM:ダイス神の「春日にメイド服を着せたい」という執念が伝わってくる
GM:だがすまない、応急手当キットなんだ
泊:これ二個目も使えます?
GM:一応、処理の都合で二個目は次のシーンで使っていただく形になります…おそらく!
泊:了解です!
GM:イージーエフェクトとか以外だと、戦闘外でメジャーアクションを1シーンで複数回はあまり使っていないはず…
GM:ミドルフェイズにプロセスの概念があるのかルルブに詳しく書いてなかったと思うのであやふやですが。
古庭悠陽:そこら辺はかなり自由ですね
GM:仮にイニシアチブプロセスがミドルフェイズに存在しない場合
GM:リニアキャノンで購入判定を<<支援射撃>>とかできないんですよね
古庭悠陽:受け渡しもワンアクションとらせる人もいれば、エフェクト+購入判定+アイテムの使用(いくつでも)ってする人もいます
GM:なんと、自由にしてよいのですか
泊:へー
GM:じゃあ…前言を翻します、応急キットも今使ってしまって大丈夫です!
古庭悠陽:最終決定権はGMにありますので、GM次第ですね
古庭悠陽:ありがたい~!
泊:使うぜ使うぜ~
泊:泊のHPを+8(2d10->2,6)(HP:15->23)した
泊:ぬぅ
夏目靖章:私も使っておきます。デバフ撒きが初撃で落ちるわけにはいかない
夏目靖章:夏目靖章のHPを+11(2d10->10,1)(HP:17->28)した
夏目靖章:完全回復!
古庭悠陽:よかった!
古庭悠陽:じゃあ1個を泊さんに渡しましょう
泊:やった!
古庭悠陽:存分に回復してください!
泊:2d10+1
DoubleCross : (2D10+1) → 15[7,8]+1 → 16
GM:古庭くんと綾瀬さん以外完全回復した
古庭悠陽:よしよし、ということで最後の1個は綾瀬さんに使います。
夏目靖章:優しい~~!
古庭悠陽:ここでやらなきゃ古庭くんじゃない!
古庭悠陽:綾瀬 真花のHPを+15(2d10->8,7)(HP:7->22)した
古庭悠陽:なかなか!
GM:絆の力だぜ
夏目靖章:これが……愛……!?
泊:愛ですね・・・
古庭悠陽:手当してるときめちゃくちゃニヤニヤされてそう
GM:さぁ…誰を+1する?
GM:候補は一人しかいないけど敢えて聞きたい!
古庭悠陽:綾瀬さんですねェ~!
GM:+1だぁ!
泊:ヒューッ!
GM:綾瀬さんは衝動判定コミであと1回くらいはリザレクトできるかなぁという感じです
GM:逆に言うとリザレクトするとエフェクトレベルが上がるよ
古庭悠陽:無理はしてほしくないなぁ
GM:前回までのあらすじ!
GM:情緒不安定気味のピュアハヌの保護に成功したPC達!誰が何と言おうと彼女は綾瀬真花!
GM:春日の使い古しのアルティメイド服を夏目さんに着せたいというダイスの邪神の慟哭がこだまする!
GM:そして、一行は川島との合流地点であるヘリポートへ…!最終決戦の幕が開く!
GM:----
GM:-メガフロート、ヘリポート。
GM:あなたたちは、数十分後に迫る脱出の手はずの為、この場所へと移動してきた。
GM:あちこちに残る血の跡、あるいはジャームの死骸と思しきぬけがらの学生服。半ば崩れて砂となったまま突き立つ鉄骨。
GM:ヘリポート脇の建物の影で、綾瀬がぽつりぽつりと自分の過去について口を開く。
GM:・・・というわけでシーンプレイヤーは古庭くん。登場は自由です。
古庭悠陽:古庭悠陽の侵蝕を+7(1D10->7)(侵蝕:81->88)した
綾瀬 真花:「小さい頃はね。お父さんもお母さんも、すごく優しくしてくれてたんだ」
綾瀬 真花:「こんな大人になりたいって、思ってた」
古庭悠陽:綾瀬の手を握り、静かに聴いている。
綾瀬 真花:「…お父さんの会社がね。人をいっぱい減らすことになったらしいの」
綾瀬 真花:「お父さんの仕事がなくなるわけじゃないってわかった時は、3人ですごく喜んだ」
綾瀬 真花:「でも。それからお父さんは、家に帰ってくるのが昔よりすっごく遅くなって」
綾瀬 真花:「顔色も機嫌も、日が経つほどどんどん悪くなって」
綾瀬 真花:「お母さんも、だんだん疲れちゃったみたいで…家のことを放り出して、カルチャークラブとかに入りびたって…」
綾瀬 真花:「二人とも毎晩、夜遅くまでずっと喧嘩して・・・私がどんなに言っても、やめてくれなくて」
綾瀬 真花:「遠くに行きたい、帰りたくないって。ひとりで生きていく力が欲しいって、そればっかり考えてた」
GM:そう語る彼女の目の奥にあるのは憤懣や遺恨ではなく、悲哀と諦めだった。
古庭悠陽:「……綾瀬さんは、強いね」
綾瀬 真花:「…私が?」
古庭悠陽:「うん……おれは一回で、諦めちゃったから。何回も、頑張ろうとした綾瀬さんは、強いなって思ってさ」
綾瀬 真花:「一回…」
綾瀬 真花:「古庭くんは…何があったの?」
古庭悠陽:「……昔、小学校のころなんだけどさ。家の近くの高台でよく会うやつがいたんだ」
綾瀬 真花:黙って聞いている。
古庭悠陽:「同じ学校のやつじゃなかったんだけど、不思議と気があって……話したり遊んだり、ともだち、だったんだ」
古庭悠陽:「ただ、そいつ、よく怪我してきて……でも、なんでもないって言って笑ってて」
綾瀬 真花:一瞬、握る手に少しだけ力がこもる。
古庭悠陽:「……でも、あの日、本当にひどい怪我をしてて。聞いた方がいい、聞かなくちゃ……助けなくちゃって、思ったんだ」
綾瀬 真花:「…どうなったの?」
古庭悠陽:「……いつも通りにわらって、大丈夫って……何度も聞いたけど、教えてくれなかった。もう、いいからって言って、なにも」
綾瀬 真花:「…」
古庭悠陽:「それきり、来なくなった。それだけ、のこと……なんだ」
綾瀬 真花:「…会えなかったんだね」
古庭悠陽:「……うん」
綾瀬 真花:「どうなんだろうね。私なら、『もう会いたくない』って思っちゃうかも」
綾瀬 真花:「見ていても辛いだけで、何もできないなら、って」
綾瀬 真花:「そのまま会えずに済んでよかったって思って…忘れちゃう」
古庭悠陽:「そう思ったことも、あった、かも。でも……できなかった。忘れることも……踏み込むことも」
古庭悠陽:「なにもしなかった。それからは、気づいておきながら、見ないふりで、逃げて……弱くて、情けないやつなんだ、おれ」
綾瀬 真花:「強さに、弱さかぁ…」
綾瀬 真花:「そっか。そういうふうに、見られちゃったりするんだ…」
古庭悠陽:「……?」
綾瀬 真花:「私はそういうとき、忘れて逃げちゃうからさ」
綾瀬 真花:「あんまりそういうこと考えたこと、なかったんだ」
綾瀬 真花:「…不思議だね。もう家族なんて顔を見るのも嫌だって、そう思っていたはずなのに」
綾瀬 真花:「今は、2人とも・・・ううん、3人で話したいことがいっぱいなの」
古庭悠陽:「……やっぱり強いよ、綾瀬さんは。 ……でもさ」
綾瀬 真花:「…?」
古庭悠陽:「大変、だと思うんだ。おれが、なにか言えるようなことでも、できるようなことでも……ないんだけど」
古庭悠陽:「だけど……だけど! おれは綾瀬さんの助けになりたい……から、さ」
綾瀬 真花:「…うん。わかってるよ」
綾瀬 真花:「というか、私がそーんなに強いっていうなら」
綾瀬 真花:「その強い私を連れ戻しちゃったアフターケアは、責任取ってきっちりやってもらうから!」
綾瀬 真花:堂々と言う。
綾瀬 真花:「…覚悟、してね?」
古庭悠陽:「……はは、うん。勿論」
泊:泊の侵蝕を+10(1D10->10)(侵蝕:71->81)した
泊:「・・・ちょっといいか、お二人さん。」建物の脇から顔を出す
綾瀬 真花:「…!?」めっちゃくちゃビビる
古庭悠陽:「?はい、なんですか……?」わりと平然としてる
古庭悠陽:ちなみにいつの間にか綾瀬の両手で握ってるし、距離もかなり近いぞ
泊:「む・・・ナツメの奴が呼んでたぞ。」一応両手を挙げて、何もしないことをアピールする
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+1(1D10->1)(侵蝕:73->74)した
綾瀬 真花:「は、はい…」安堵
綾瀬 真花:泊さんの前だと露骨におとなしくなるぞ
泊:「・・・アヤセ」すれ違いざまに呼び止める
泊:「アタシは、ブン殴って気絶させて、引きずってでもお前を連れ帰るつもりだった。」
綾瀬 真花:「ッ…!」
泊:「そうするしか無いと思ってたからだ。」
泊:「・・・でも、ユーヒはそうしなかった。まるで”始めっから傷つける事なんか考えてなかった”みてぇにな」
泊:「だからオマエだけは、アイツの覚悟を、決断を・・・強さを、忘れないでやってくれ。」
綾瀬 真花:「…はい。」
泊:「アタシもつい最近知ったことだが、支え合うぐらいが丁度いいんだ。人ってのはな。」
泊:「・・・頼んだぞ。」綾瀬の頭に軽く手をのせる
綾瀬 真花:その背中をじっと見送る。
夏目靖章:「や、悪いねふたりとも。…邪魔をしてしまったかな?」タバコの火を消す。未成年の前では吸わないのだ。
古庭悠陽:「いや、大丈夫ですよ。 ……なにか、ありましたか?」
綾瀬 真花:「いえ、そんな」
夏目靖章:「そうか(ちょっと残念そう)…。いやなに、帰る前に今後の身の振り方について聞いておこうと思ってね」
古庭悠陽:「今後の……?」
夏目靖章:「君たちは晴れて日常へ戻るわけだが、さすがに何から何まで今まで通りという訳には行かない」
綾瀬 真花:「…」ちょっと何かを考えているふうだ。
夏目靖章:「君たちはレネゲイドの力を手にしてしまったからね。またFHが接触してくる可能性もあるし、普通に生きるだけでもジャーム化の危険は一生ついてまわるんだ」
夏目靖章:「なので、我々UGNには君たちを保護すると同時に、監視していく義務がある」
古庭悠陽:「保護、はわかるんですけど、監視って……そんな」
綾瀬 真花:自分の指先を見る。ついさっき、目の前の人を引き裂きかけた。
夏目靖章:「まあ。監視と言ってもそんな物騒なものじゃない。定期的に支部に顔を出して、レネゲイドの侵蝕状況をチェックさせてもらうだけさ」
古庭悠陽:「それなら、まぁ……わかりました」少し前に出ていた体を元に戻す。
綾瀬 真花:「支部というのは、どこに?」
GM:----
夏目靖章:近隣の支部について一通り説明した後「とまあ色んな所にあるんだけど、よく使っているのは君達の学校の近くにある喫茶店かな」
綾瀬 真花:「喫茶店」ちょっと目を丸くする
夏目靖章:「"スノー・ドロップ"っていう店。見たこと無い?」
綾瀬 真花:「私は、初めて聞いたかもしれません」
古庭悠陽:「あぁ、たまに行きますね」クラスメイトなどに付き合っていったことを思い出す。
夏目靖章:「おや、それはご贔屓にどうも」
夏目靖章:「一応、あの店のスタッフはみんなうちの支部員なんだよ」
古庭悠陽:「……思ってたより、近くにあるんですね。非日常って」
夏目靖章:「泊君もたまに手伝ってくれるけど、最近は近所の中華料理屋に行ってばかりだね」
綾瀬 真花:「オーヴァードの人も…?」
夏目靖章:「俺の選んだ制服。フリフリですっごい可愛いって評判なのに……ああ、うちの支部は殆どがオーヴァードだよ。」
古庭悠陽:「あー……」確かにクラスメイトの男子のウケは良かったなぁと思っている。
泊:「戻ったぞー・・・?おい、何か余計な話してたんじゃねぇだろうな。」二人を呼びに行ったついで、先ほどまでヘリポート周辺を散策していた
綾瀬 真花:(してた…)
夏目靖章:「いや何も?仕事な話だよ。仕事の」
泊:「ユーヒ、本当か?」
古庭悠陽:「あー、えっと。まぁ、本当かな……?」
古庭悠陽:目線は逃げまくってるし、頬をかいてます。ごまかすのが下手!
綾瀬 真花:話を振られる前の段階でそれとなく目をそらしている
泊:「ふーん・・・お前ら、信用のない大人になったら駄目だぞ。」少々怪訝な顔をしつつ、夏目を睨む。
夏目靖章:「ま、まあそんなわけで、あの街に住んでいる限りは君達の安全は保証するよ。FHを近づけさせることはないし、侵蝕の抑制についてもできる限りのケアをしよう」
夏目靖章:「ご家族への説明や、場合によっては偽装も、任せてもらっていい」
綾瀬 真花:「!」
夏目靖章:「ただし、タダでという訳にもいかない。君達には何らかの形でUGNの活動に協力してもらいたい」
古庭悠陽:「おれは、むしろ協力させてもらいたかったので……いいんですけど」ちらと綾瀬を見る。
夏目靖章:「オーヴァードとしての責務……といえば聞こえはいいけど。まあ正直万年人手不足なのでね」
綾瀬 真花:「家を…出たいと思っているんです」
綾瀬 真花:「そのために今、できることがあるなら…やってみたい」
綾瀬 真花:フリフリの制服のデザインには期待半分、不安半分という心境だ
夏目靖章:「具体的には臨時協力者(イリーガル)か正規エージェントが……おや、そうかい?」
夏目靖章:「綾瀬さんのレネゲイド能力は強力だから、エージェントとしては是非欲しいところだが……」
夏目靖章:「あまりおすすめはしないな。正規エージェントの多くは、他に行き場がなかった者ばかりだ」
夏目靖章:「帰るべき日常があり。愛すべき繋がりがあるなら、まずはそれを守ることを考えたほうがいい」
泊:(帰るべき場所・・・か・・・)
泊:「まぁ、やりたいってんなら別にアタシは止めねぇよ。」
泊:「オマエ達が本当に”それでいい”んならな。」
綾瀬 真花:「それは…」
夏目靖章:「だが、喫茶スノー・ドロップとしては可愛いウェイトレスさんが増えるのは大歓迎だ!家に居づらいというのなら……」
夏目靖章:「まずはイリーガル登録のままうちで身柄を預かるという小細工も、まあ俺の大人力をもってすれば出来ないこともない。どうかな?」
泊:(こいつ本当ブレねぇな)といった顔で見つめる
古庭悠陽:「おれは、やりたいです。知っておきながら、なにもしないのは……もう、嫌ですから。それに」
綾瀬 真花:「…少し、時間をください。逃げたりは、しません」
綾瀬 真花:泊さんの言葉の意味を考えてみようと思ったのだろう
古庭悠陽:「泊さんにも、夏目さんにも……支えてもらいましたから。おれができることは、多くはないけど、少しでも返したいです」
GM:その時である。
GM:揺れないはずのフロートが大きく揺れ、軋んだ。
GM:一瞬遅れて、異音とともにフロートのあちこちで遠目にもわかるほどの水柱が上がる。
GM:何かが、起きている。
古庭悠陽:「!?」咄嗟に綾瀬さんの手を握り、しゃがませてかばいます。
夏目靖章:「…!川島さん、状況を!」無線で川島に連絡を撮ろうとします。
綾瀬 真花:「あっ…」一瞬あっけにとられる。
GM:応答なし。川島との連絡は途絶したままだ! 尤も夏目さんにとっては慣れている部類の事態かもしれない。
泊:「・・・まさか・・・!」思い当たる節があるような顔をする
GM:では、泊さんは真っ先に気付くでしょう
GM:どこかで見たような鉄骨がそこらじゅうで曲がりくねって伸び、コンクリートの舗装を、壁を突き破っている。
GM:それらは互いに巻きつき、縒り集い、地面に根を下ろし…やがて、ワイヤフレームの城を形作り始める。
矢神 秀人:エネミーエフェクト《キングダム》。
GM:メガフロートが、「それ」の力を誇示するものへと形を変えていく。
GM:だが…荒波と鉄骨の暴威の前に、メガフロートのデッキの連結がついに限界を迎えようとしている。
GM:地面の亀裂から水柱が垂直に吹き上がり、破壊の痕をさらに押し広げる。このままでは遠からず、メガフロートは崩壊する…!
GM:そして。
"シューラ・ヴァラ":「ヒヒッ、ヒヒヒヒヒ‥‥!」
GM:荒れ狂う鉄骨と水しぶきの合間から、ひとつの影が姿を現した。
泊:「・・・よぉ、随分御大層な登場じゃねぇか。」
"シューラ・ヴァラ":「クケ、クケケケ…」その首と体は、あのとき離れたままに繋がっていた。
"シューラ・ヴァラ":得体の知れない血管や神経のようなものが巻きついた鉄骨が、首の断面から伸び…体を貫いているのだ。
夏目靖章:「泊君、奴はあの時の…」
泊:「・・・ああ。アタシが仕留めそこなった奴だ。」
"シューラ・ヴァラ":背骨や気管らしきものが、ブラブラと首の鉄骨群の合間で揺れる。
泊:「かなり面白い見た目になっちまってるがな。」
"シューラ・ヴァラ":リザレクトに似た現象で、不格好に繋がっている。
"シューラ・ヴァラ":「俺は、俺は強くなったんだ…」
"シューラ・ヴァラ":「もう誰にも負けない…俺が一番強い…だから、教育を…」
泊:「・・・何が”教育”だ。下らねぇ。」
GM:推し量るまでもない。この状況の原因が、自分から目の前に現れたのだ。
GM:自分を誇る、いちばん簡単な手段を求めて。この数時間、ずっとそうし続けてきたように。
GM:…そして、泊さんは気付くでしょう。
GM:矢神は目の前の相手が誰だか、もうわかっていません。
GM:自分を「殺した」相手の顔に頓着するでもなく、4つの獲物を値踏みしている。
GM:それは、良縁も悪縁もすべて切り離した果てにただひとつ残る執着のカタチ。
GM:すなわち、"ジャーム"。 ただそれだけの存在である。
古庭悠陽:「……!」息をのむ。なれ果てた姿を見るのは二度目だが……あのときとは向けられる殺意の質が全く違う!
泊:「初めて会った時から、ずっとそうだ。ただ振りかざすだけの力に溺れるクソ野郎が。」
夏目靖章:「もう仕事納めの気分だったんだけどね……だが、ようやく"いつもの"ジャーム退治だ。こっちのほうがわかりやすくていいだろ?泊君。」
泊:「ああ・・・」首から下げた腕輪を強く握りしめる
綾瀬 真花:「これが・・これが、誰も知らないところに行くという事なの・・・?」
綾瀬 真花:「もし何かが違っていたら、私も・・・」
泊:「来いよ、モヤシ。オマエなんかにアタシ達の”普通”はやらねぇぞ。」
夏目靖章「ジャーム"シューラ・ヴァラ"。処理を開始する!悪いが手が足りない。古庭君、イリーガルとしての最初の仕事だ」
古庭悠陽:「……っ」綾瀬さんの手を強く握り、前に出る。
古庭悠陽:(迷わない。おれは)「……”守る”ために、戦うんだ……!」
GM:シーン終了。そのまま休憩を挟んでクライマックス戦闘です。
GM:クライマックスの戦闘を開始します。登場侵蝕は必要ありません。
GM:ですが。
"シューラ・ヴァラ":禍々しい《ワーディング》を展開!
GM:というわけで衝動判定です!まず<意志>で判定、目標値9!
GM:これに失敗すると、バッドステータスの暴走を受けた状態で戦闘を開始することになります。
GM:そして…判定の成否にかかわらず、侵蝕率が2d10上昇します。
GM:準備のできた方から振るのだ! 【精神】dx10+<意志>!
泊:4dx10+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[2,6,9,10]+1[1]+1 → 12
古庭悠陽:4dx10
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[2,3,5,9] → 9
夏目靖章:5dx10+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 9[5,5,6,6,9]+2 → 11
GM:全員成功! つよっ!
古庭悠陽:問題は侵蝕だ……!
古庭悠陽:古庭悠陽の侵蝕を+5(2D10->3,2)(侵蝕:88->93)した
泊:泊の侵蝕を+2(2D10->1,1)(侵蝕:81->83)した
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+12(2D10->3,9)(侵蝕:74->86)した
泊:2て
夏目靖章:全員80には乗ったぜ
古庭悠陽:いい感じですね!
GM:低いなぁ
GM:
"シューラ・ヴァラ"
10m
古庭 泊 夏目 綾瀬
GM:戦闘処理、開始。セットアッププロセス。
GM:"シューラ・ヴァラ"はなにもしません。
夏目靖章:夏目は行動なしです
泊:泊も無し
GM:おや…アレを使うか迷っていますか?
GM:猫師匠の言葉を思い出してください
古庭悠陽:いや、綾瀬さんはなにかあるのかなと!
GM:あっ、なにもありません
古庭悠陽:了解しました!
GM:実は彼女はもう所持エフェクト全部見せてるのだ
GM:(イージー入れて4つしかない)
古庭悠陽:(少ない……!)
泊:分かりやすすぎる
古庭悠陽:では宣言、クライマックスに出し惜しみはしない……!もちろん《フルパワーアタック》!
古庭悠陽:このラウンド中、行動値を0にし、白兵攻撃の攻+15!
古庭悠陽:古庭悠陽の侵蝕を+4(侵蝕:93->97)した
GM:ではセットアッププロセスを終了します!
GM:イニシアチブプロセス!矢神は何もなし。綾瀬もまだ様子見です。
GM:オートやイニシアチブのエフェクト所持者がいないためスキップ。
GM:"シューラ・ヴァラ"のメインプロセスです。
"シューラ・ヴァラ":マイナー《ハンドレッドガンズ》
"シューラ・ヴァラ":メジャー《カスタマイズ》《ギガンティックモード》《コンセントレイト:モルフェウス》
"シューラ・ヴァラ":17dx+4
DoubleCross : (17R10+4[10]) → 10[2,3,3,3,3,4,4,4,6,6,7,9,9,9,9,9,10]+3[3]+4 → 17
古庭悠陽:おや、C値が
GM:うわっc値入れてない!
GM:すみません、振り直しても大丈夫でしょうか!
泊:どうぞ!
古庭悠陽:もちろん!
夏目靖章:OKよ~~
GM:では改めて!
"シューラ・ヴァラ":17dx7+4
DoubleCross : (17R10+4[7]) → 10[1,2,2,3,4,4,4,4,5,6,6,7,8,9,10,10,10]+10[1,6,7,9,9,10]+10[2,3,5,10]+6[6]+4 → 40
夏目靖章:アバーー!!
泊:おほー
古庭悠陽:なかなか回る……!
GM:当たると5d10+7ダメージ。装甲、ガードその他諸々有効。
GM:クリスタライズは使い切っているのでもう使えません。
GM:あ、宣言を忘れましたが対象は矢神本人を除く4人全員です。
泊:何にせよ死ぬので、回避狙います
夏目靖章:ド、ドッジ!!
古庭悠陽:ドッジを試みよう
GM:リアクション判定どうぞ!順番は気にしなくていいです!
古庭悠陽:6dx10+1
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 9[3,5,5,6,9,9]+1 → 10
古庭悠陽:ダメ!
綾瀬 真花:4dx10+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 9[3,7,8,9]+1 → 10
GM:おそろい!
夏目靖章:4dx10
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[6,7,7,10]+9[9] → 19
古庭悠陽:嬉しみ……!
泊:5dx10+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[1,2,5,9,10]+7[7]+1 → 18
泊:駄目だ—!
GM:けっこう回っている気はするが全員に命中!
"シューラ・ヴァラ":5d10+7
DoubleCross : (5D10+7) → 34[7,4,6,9,8]+7 → 41
GM:41ダメージ。装甲有効です。
綾瀬 真花:《リザレクト》
綾瀬 真花:1d10
DoubleCross : (1D10) → 5
古庭悠陽:装甲で8点軽減して……死!《リザレクト》!
古庭悠陽:古庭悠陽の侵蝕を+4(1D10->4)(侵蝕:97->101)した
綾瀬 真花:事前の宣言通り、侵蝕が100に乗ったものとして処理します。
泊:<<リザレクト>>
泊:1d10
DoubleCross : (1D10) → 3
古庭悠陽:あっ、すいません。この時点でエフェクトlv上がったのでここから白兵攻撃力+15です!
GM:オーケーです!
夏目靖章:死ぬ!《リザレクト》
夏目靖章:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+9(侵蝕:86->95)した
GM:侵蝕の処理が全員終わったようなのでロールプレイだ
"シューラ・ヴァラ":「シャアアアアアアー!!」全身の皮膚を突き破るようにして鉄骨を生成。
"シューラ・ヴァラ":一瞬の蠢動ののち、散弾のように射出する!
GM:速度も密度もバス事故の際とは桁違いだ。
古庭悠陽:「う、ぐっ……!」かろうじて両腕でかばうがそれでは到底耐えきれない!
夏目靖章:「ぐぅっ!!……がっ…くそ!!」咄嗟に作った氷の壁を易々と突破され吹っ飛ぶ
綾瀬 真花:「ううっ…!」
泊:(この数は流石に・・・躱しきれねぇ!)こちらの反射を上回る速度で飛来する鉄骨が身体を吹き飛ばす
GM:イニシアチブ、綾瀬は何もしません。
GM:スキップし、夏目さんのメインプロセスです。
夏目靖章:「やってくれたな……オーヴァードはこのくらいじゃ死なない!落ち着いて体制を立て直すんだ!」綾瀬さんと古庭君に指示しながら、自分は距離を取る。
夏目靖章:射程からは出れませんが、マイナーで15m戦闘移動し敵から離れます
GM:
"シューラ・ヴァラ"
10m
古庭 泊 綾瀬
15m
夏目
夏目靖章:そして出し惜しみ無し!《C:オルクス》《茨の戒め》《縛鎖の空間》《氷の戒め》《冷気の鎌》
GM:判定どうぞ!
夏目靖章:6dx8+4
DoubleCross : (6R10+4[8]) → 7[1,2,3,4,4,7]+4 → 11
夏目靖章:伸びなかった!
古庭悠陽:惜しい……!
"シューラ・ヴァラ":ドッジを宣言。
"シューラ・ヴァラ":9dx10
DoubleCross : (9R10[10]) → 10[1,1,2,2,2,4,5,10,10]+4[1,4] → 14
GM:あっ、冷気の鎌が適用されていない
夏目靖章:ドッジダイス-1です
GM:振り直します。
"シューラ・ヴァラ":8dx10
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[2,3,3,5,6,7,8,10]+5[5] → 15
夏目靖章:さっきより良いじゃねーか!
古庭悠陽:振りなおしたら状況が悪くなるやつ!
"シューラ・ヴァラ":壁のようにせり出す鉄骨で、攻撃が逸れる!
夏目靖章:(まだ出力が足りないか…!だが距離は取った、次で決める…!)
GM:イニシアチブ、綾瀬は引き続き様子見、省略。
GM:泊さんのメインプロセスです。
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕を+11(侵蝕:95->106)した
泊:《インフィニティウェポン》で最も得意とする武器、短槍を生成
泊:《C:ハヌマーン》《音速攻撃》《さらなる波》《一閃》
GM:判定どうぞ!
泊:7dx8+4
DoubleCross : (7R10+4[8]) → 7[3,4,5,6,6,6,7]+4 → 11
泊:伸びない!
GM:
"シューラ・ヴァラ" 泊
10m
古庭 綾瀬
15m
夏目
"シューラ・ヴァラ":ドッジを宣言。
GM:あっこいつ<回避>持ってた
"シューラ・ヴァラ":8dx10+2
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 10[2,4,6,8,9,9,9,10]+8[8]+2 → 20
泊:てめぇ~!
古庭悠陽:調子いいなぁ矢神くん!
"シューラ・ヴァラ":全身からさらに鉄骨を生成、球状に展開し転げまわって回避!
泊:「クソッ!なんでもありかよアイツ!」
"シューラ・ヴァラ":無理に追えば下段からの掻き切りが来る、油断ならない防御戦術だ。
GM:イニシアチブプロセス。綾瀬はエフェクトの使用を保留。そのまま綾瀬のメインプロセス。
綾瀬 真花:矢神の移動方向に軸を合わせるように移動。
綾瀬 真花:《疾風迅雷》《サイレンの魔女》対象はもちろんシューラ・ヴァラのみ。
綾瀬 真花:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 10[2,3,10,10]+9[5,9]+2 → 21
GM:おいおいおいおい!?
泊:おお
古庭悠陽:綾瀬さんすごいぜ!
"シューラ・ヴァラ":ドッジ、ガード共に不可。装甲無し。
綾瀬 真花:3d10+18
DoubleCross : (3D10+18) → 18[6,9,3]+18 → 36
綾瀬 真花:(泊さんに当たらないように…狙いを、絞る!)
"シューラ・ヴァラ":衝撃波で鉄骨が剥げ跳び、動きが止まる。ダメージの程度は判らない。
GM:古庭くんのメインプロセスです。
古庭悠陽:ではまずマイナーで《斥力跳躍》+《破壊の爪》 素手データを変更して飛行状態で15m戦闘移動。シューラ・ヴァラにエンゲージ。
古庭悠陽:古庭悠陽の侵蝕を+4(侵蝕:101->105)した
GM:
"シューラ・ヴァラ" 泊 古庭
10m
綾瀬
15m
夏目
古庭悠陽:そしてメジャーで《漆黒の拳》+《鮮血の一撃》+《C:バロール》 攻+27、装甲無視 メインプロセス終了時HPを2点失います。コンボ名はない!
古庭悠陽:対象はシューラ・ヴァラ!くらえ!
GM:判定どうぞ!
古庭悠陽:13dx7+2
DoubleCross : (13R10+2[7]) → 10[1,1,2,3,3,4,6,7,7,7,9,10,10]+10[2,7,7,7,8,9]+10[5,5,7,9,9]+10[1,3,10]+10[9]+10[10]+4[4]+2 → 66
古庭悠陽:うっわ
泊:www
GM:回った!
泊:主人公!!
夏目靖章:もう少し手心というものを…!
"シューラ・ヴァラ":ドッジ!
古庭悠陽:思いっきりぶちのめしてやるぜェ~!
"シューラ・ヴァラ":8dx10+2
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 10[4,4,4,7,7,9,10,10]+10[8,10]+8[8]+2 → 30
古庭悠陽:怖いわ!
"シューラ・ヴァラ":あ、1D足りない
"シューラ・ヴァラ":1dx10
DoubleCross : (1R10[10]) → 3[3] → 3
"シューラ・ヴァラ":達成値は変わらず30。命中。
古庭悠陽:(迷わず、まっすぐ相手を見据えて……跳べ!)
古庭悠陽:ダメージロール行きます!
GM:どうぞ!
古庭悠陽:7d10+27
DoubleCross : (7D10+27) → 29[1,3,9,2,7,4,3]+27 → 56
泊:うおお
GM:あっ!ああーっこれは…
古庭悠陽:少し低いか……?
古庭悠陽:あっと、装甲無視です
"シューラ・ヴァラ":《魂の錬成》
"シューラ・ヴァラ":4d10
DoubleCross : (4D10) → 27[6,8,10,3] → 27
GM:ジャスキル。HP27で復活します。
GM:違う、固定で40だ
古庭悠陽:やはり蘇生エフェクトがあったか……!
GM:というわけで"シューラ・ヴァラ"のHPが明らかになりました。初期92、現在40。
古庭悠陽:ロールを行ってもよいですか!
GM:どうぞ!
古庭悠陽:一直線に、全力で”敵”へと跳ぶ。そのままの勢いでその異形を殴りつける、それと同時!
古庭悠陽:拳の周りに漂う赤黒い霧の一粒一粒が殴りと同等の力をもってシューラ・ヴァラの身体を突き刺し、貫く!!
古庭悠陽:「ふ、う……!や、やった……!?」
古庭悠陽:古庭悠陽の侵蝕を+7(侵蝕:105->112)した
古庭悠陽:古庭悠陽のHPを-2(HP:4->2)した
"シューラ・ヴァラ":体を覆う鉄骨が次々と千切れ跳び、胴に向こう側が見えるような大穴が開く。
"シューラ・ヴァラ":…その穴が、塞がる。
"シューラ・ヴァラ":まだ、生きている。
GM:クリンナッププロセスに入ります。ちょっとRPも入れます。
"シューラ・ヴァラ":一見、大きいダメージを一瞬で回復したかのように見える。
"シューラ・ヴァラ":だが…メガフロートの各所で蠢いていた鉄骨の動きが、鈍った。
"シューラ・ヴァラ":レネゲイドの力を再生に集中させているのだ。
GM:このターン、メガフロートの破壊は進行しません。
GM:×ターン 〇ラウンド
GM:ラウンドを終了。セットアップ。NPC達は何もしません。
夏目靖章:夏目も行動なしです
泊:泊も無しです
古庭悠陽:まだまだ行きます。《フルパワーアタック》
古庭悠陽:古庭悠陽の侵蝕を+4(侵蝕:112->116)した
GM:イニシアチブ。綾瀬は様子を窺います。処理を省略。シューラ・ヴァラのメインプロセス。
"シューラ・ヴァラ":やることは同じ。マイナーで《ハンドレッドガンズ》
"シューラ・ヴァラ":メジャーで《カスタマイズ》《ギガンティックモード》《コンセントレイト:モルフェウス》対象も同じ。
GM:(ログ編集追記:GMによる、範囲攻撃の対象選択のルールミスが発生しています)
"シューラ・ヴァラ":17dx+4
DoubleCross : (17R10+4[10]) → 10[1,1,2,2,3,3,4,4,4,5,7,7,8,9,9,9,10]+5[5]+4 → 19
GM:だからC値!
GM:すいません、振り直します!
GM:17dx7+4
DoubleCross : (17R10+4[7]) → 10[2,2,2,3,3,5,5,6,7,7,7,7,8,9,9,9,10]+10[3,4,5,5,5,5,6,7,10]+10[6,9]+10[7]+10[10]+6[6]+4 → 60
GM:えっと…当たると7d10+8ダメージですね。
古庭悠陽:やるじゃない……
泊:お前も加減しろ!
綾瀬 真花:ドッジ。
泊:ドッジ!
綾瀬 真花:4dx10+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[2,9,9,10]+9[9]+1 → 20
古庭悠陽:ドッジしてみよう……!
古庭悠陽:7dx10+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 8[1,5,5,5,7,7,8]+1 → 9
GM:このNPC達、出目がおかしい
泊:5dx10+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 10[1,1,4,4,10]+8[8]+1 → 19
古庭悠陽:ふふ、全くダメ!
夏目靖章:ドッジ!
夏目靖章:5dx10
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[2,2,2,6,10]+6[6] → 16
夏目靖章:知ってた
古庭悠陽:皆回るなぁ
"シューラ・ヴァラ":7d10+8
DoubleCross : (7D10+8) → 40[9,6,5,3,8,7,2]+8 → 48
GM:全員48ダメージ。
古庭悠陽:ダメージロールの出目もいい……!もちろん死!
綾瀬 真花:"シューラ・ヴァラ"に何らかのロイスを取得、即タイタス化して昇華。
泊:《リザレクト》
泊:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1
泊:泊の侵蝕を+1(侵蝕:97->98)した
夏目靖章:春日のロイスをタイタス昇華して蘇生します
古庭悠陽:”シューラ・ヴァラ”矢神秀人に同情/○脅威でロイス取得、即タイタス化から昇華。蘇生!
夏目靖章:夏目のHP0→12
古庭悠陽:HPは14になりました
"シューラ・ヴァラ":蠢いていた鉄骨が、再び動き出す…が、様子が変だ。
"シューラ・ヴァラ":建造物を形作っていたワイヤー状のそれらが、一斉にPC達へと殺到する。
"シューラ・ヴァラ":巨大質量の、鉄の津波。
泊:「次から次へと・・・!」眼前を覆いつくす”質量”という単純明快な概念。弾くことも捌くことも出来ずに飲み込まれる。
古庭悠陽:全力で攻撃した代わりか、一切の対応ができない。成すすべなく飲まれる。
夏目靖章:「…っ!芸達者な奴だ!」無理に躱さず、衝撃を受け流す形で更に吹っ飛びます。
綾瀬 真花:綾瀬の様子は判らないが、おどらく同様に直撃を受けている。
GM:イニシアチブを省略。夏目さんのメインプロセスです。
夏目靖章:吹っ飛んだという体でマイナーで更に15m移動。敵の射程から外れます。
GM:
"シューラ・ヴァラ" 泊 古庭
10m
綾瀬
30m
夏目
夏目靖章:そして再びの《氷天の華》!対象のドッジダイスを-2!
夏目靖章:7dx7+4
DoubleCross : (7R10+4[7]) → 10[3,3,5,5,8,9,10]+10[1,4,10]+5[5]+4 → 29
"シューラ・ヴァラ":ドッジを宣言。
"シューラ・ヴァラ":7dx10+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 9[1,1,2,2,3,4,9]+2 → 11
GM:ダメージをどうぞ!
夏目靖章:3d10+4
DoubleCross : (3D10+4) → 15[2,7,6]+4 → 19
"シューラ・ヴァラ":ダメージがそのまま通ります。硬直、放心、ラウンド中のダイスペナ2を付与。
"シューラ・ヴァラ":《状態復元》。硬直と放心を解除、HPを5消費。
"シューラ・ヴァラ":残りHPは16です。
夏目靖章:あ、重圧も入ります
GM:あ、そうか"バステ1つにつき"だ
GM:重圧も忘れていました。消費HPは15点ですね
夏目靖章:虫の息だ
"シューラ・ヴァラ":6点!ダイスペナはバステじゃないから状態復元で解除できないし虫の息!
古庭悠陽:夏目さんのデバフえげつない……!
泊:頼りになるぜ・・・
夏目靖章:最初外した時はどうなることかと思ったぜ…
夏目靖章:あ、GMさんこのフロートって工場とかもあるんですよね?
GM:あります。見学先という事になっていたものの他にも複数。
GM:あと、ミニマップは飾りです。
夏目靖章:じゃあ工場で使う燃料もたくさん備蓄されていますよね?
GM:ありますね。泊さんのオープニングで登場させていたかもしれない
夏目靖章:じゃあそれを踏まえてRPします!
GM:なんか丸くて水色のでかいのが並んでいることでしょう。
GM:どうぞ!
夏目靖章:(俺の氷の茨は絡みついた対象の熱を吸い取って成長する。生物の捕縛にはうってつけだが……)
夏目靖章:(ああいう生き物かどうかも怪しいデカブツ相手だと効果が薄い。今必要なのは純粋な質量……)
夏目靖章:「もちろんそういう時の仕込みも――――」
夏目靖章:僅かに後ろを振り返る。現在は操業を休止しているメガフロートの工場地帯。その一角を締める石油コンビナート。
夏目靖章:その中にある巨大な球形のタンクに、先程の攻撃で射出された鉄骨が突き刺さっている。
夏目靖章:ここまで距離を取ったのは、奴の攻撃範囲から逃れるためだけではない。ここに来ること自体が、勝利のための布石だ。
夏目靖章:胸元からライターを取り出し、着火する。瞬間、周囲の空間が爆ぜた。
夏目靖章:タンクから漏れ出し、周囲に充満していたLPガスに引火したのだ。
夏目靖章:爆炎は瞬く間に燃え広がり、綾瀬達をも呑み込もうかという所で、ぴたりと完全に動きを止める。
夏目靖章:揺らめきすら許されず、炎が"燃えたまま凍って"いた。
夏目靖章:炎/氷が甲高い音を立てて収縮する。爆発の熱量がそっくりそのまま反転し、氷点下の種が芽吹く。
夏目靖章:爆炎の輪郭が砕けると同時に、中から夥しい数の氷の茨が伸び、シューラ・ヴァラの全身に絡みついた。
"シューラ・ヴァラ":「ギィッ!?」
夏目靖章:茨は周囲の熱を吸収して更に成長しながら、シューラ・ヴァラを囲むように檻状の構造物を形成し、頭上に大輪の花を咲かせている。
夏目靖章:「―――――これだけ時間があれば多少は準備できる。でかい火種の目星を付ける程度だけどね」
夏目靖章:炎に包まれたはずの身体は《不燃体》の効果によって火傷一つ負っていない。スーツの裾は焦げてしまったが、まあ必要経費だろう。
川島 公治:(お前、ホント油断も隙もねぇ奴だな…)
川島 公治:(いや違う、褒めてんだよ。そういうところはどんどん伸ばしておけ)
川島 公治:(それがいつか、お前自身の命を左右する武器になるかもしれねぇ…)
"シューラ・ヴァラ":「グ、ガァアアアッ!!」
夏目靖章:「泊君!トドメを!!」
"シューラ・ヴァラ":鉄骨を体から分離させ、戒めを解こうとしている。
"シューラ・ヴァラ":鉄骨ごと、体の肉をこそげ落しながら。
GM:イニシアチブを省略。泊さんの手番です。
泊:マイナーで《ジェネシフト》を使用
泊:1d10
DoubleCross : (1D10) → 3
泊:泊の侵蝕を+3(侵蝕:98->101)した
泊:矢神、装甲値あるんですっけ
古庭悠陽:完璧な侵蝕調整だ
GM:装甲はありません。これは先程の夏目さんの攻撃で判明しました
泊:了解!
古庭悠陽:そうだ、泊さん。せっかくなのでロイスを攻撃の判定で切ってみては?
GM:おお、いいですね
夏目靖章:チュートリアルっぽい!
泊:じゃあ先ほど綾瀬さんがやったように、シューラ・ヴァラにロイス取得してタイタス化します
GM:気になる感情の内容は…!?
泊:シューラ・ヴァラ:クソ野郎 同情/〇殺意 で!
泊:判定ダイスを増やします
GM:ではダイスを10d増やしてください!
泊:《C:ハヌマーン》《音速攻撃》《さらなる波》
GM:判定どうぞ!
泊:19dx7+4
DoubleCross : (19R10+4[7]) → 10[2,2,2,3,4,4,4,4,5,5,6,7,7,7,8,8,9,9,10]+10[1,1,3,3,5,7,7,7]+6[1,3,6]+4 → 30
"シューラ・ヴァラ":ドッジを試みる!
"シューラ・ヴァラ":7dx10+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 9[1,3,3,5,6,6,9]+2 → 11
GM:命中!ダメージをどうぞ!
泊:4d10+10+6
DoubleCross : (4D10+10+6) → 22[4,6,4,8]+10+6 → 38
"シューラ・ヴァラ":戦闘不能。蘇生エフェクトはもうありません。
泊:子供たちがダメージを与え、夏目が勝機を作った。
泊:ならば、自分がやるべきこと・・・それは
泊:「ハハッ・・・全く、ここに来てから支えてもらってばかりだな、アタシは。」
泊:軽く息を吸い、大きく足を踏み鳴らす。衝撃で地面にヒビが入る
泊:「”シューラヴァラ”!!!小細工は無しだ!!!アタシが・・・お前をブッ殺す!!!」
泊:強い言葉を使うのは、自分を強く見せるため
泊:震脚は、不退の覚悟を示すため
泊:そして、鋭い眼光は弱い自分を押し殺すため
泊:(さっき失敗したのは、一瞬で近づこうとしたからだ。なら、”見ながら”接近すればいい。)
泊:相手はこちらを向いている。誰を攻撃するのかが分かれば、避けるのは簡単だ。
"シューラ・ヴァラ":…足元から、鉄骨を生成しようとしている。
"シューラ・ヴァラ":…あなただ。あなたが近付いてきたところを、迎撃するつもりでいる。再度、下段からの掻き上げ。
"シューラ・ヴァラ":しかし。
泊:「見えてんだよ」《軽功》。足を摺るように横に移動。攻撃範囲の外に出る。
"シューラ・ヴァラ":「…!?」
泊:そのまま蛇行しつつ接近。懐に入る。
泊:(半端な攻撃じゃ再生される・・・なら)
泊:(再生が追い付かない速さで、削り殺す。)
泊:突き、薙ぎ、払い、回し蹴り、掌打。僅かに残った肉をめがけて、正確無比な攻撃が押し寄せる。
泊:女性である泊が強くなる為に磨き続けた、速さと技術・・・かの武人達と過ごした、”証”
泊:「モヤシ、最後に教えてやるよ。」
泊:「アタシの名前は・・・”梁山泊”だ!!!!!!」
泊:振槍『不倶替天』。足から手首までの回転運動を乗せた突きは、シューラ・ヴァラの頭を抉り飛ばした。
矢神 秀人:「ァ…」
GM:直前。また一瞬、目が合う。
GM:次の瞬間、矢神の頭部は今度こそ永久に体を離れ、砂となって空に散った。
GM:胴体が、鉄骨が、砂となって溶け崩れ、形を失っていく。
泊:「・・・じゃあな、やっぱりオマエの事は、最期まで嫌いなままだったよ。」
GM:やがて風が砂を洗い流すと、そこにはもう何も残っていなかった。
GM:…いつの間にか、一隻の船が近づいている。双胴式のホバー高速船。
GM:迎えが、来たのだ。
泊:泊の侵蝕を+6(侵蝕:101->107)した
古庭悠陽:バックトラック!ロイスは7つ、うちタイタス化したのは1つ!1倍振りします。
GM:そうだった6つだった・・・!
古庭悠陽:116-6d10
DoubleCross : (116-6D10) → 116-20[1,4,1,5,1,8] → 96
古庭悠陽:こわっ!?
GM:すばらしい。経験点5点です!
古庭悠陽:危なかったけど……5点だ!ありがたく!
夏目靖章:バックトラック!ロイス6つ、タイタス化1つ!一倍振りします。最終ラウンドの侵蝕が抜けてたので最終値117は!
夏目靖章:117-5d10
DoubleCross : (117-5D10) → 117-29[2,10,3,9,5] → 88
GM:5点だぁ!
夏目靖章:生還!
夏目靖章:有り難くいただきます!
泊:バックトラック!私はロイス6つでタイタスは1つ!1倍振りでいくぜ!
泊:107-5d10
DoubleCross : (107-5D10) → 107-24[2,3,9,7,3] → 83
GM:やったね5点!
泊:いぇーい!
GM:目的達成10点、その他5点。各自20点。私が21点。
夏目靖章:うめェ~~~!
GM:全員生還。ご査収ください。
泊:げへへ・・・点じゃ・・・経験点じゃ・・・
古庭悠陽:わーい!ありがとうございます!
GM:----
GM:エンディング1 "フリージア" 夏目靖章
GM:某所。喫茶「スノー・ドロップ」。
GM:事件からしばらく後、事情聴取や事後処理が一通り終わった頃。
GM:あなたたちは夏目の主催で、ささやかな集まりを開いている。
GM:彼の経営する喫茶店は、今日は「和風メイドの日」。和装メイド服姿のウェイトレスが店内を行き交う…
夏目靖章:「ようやく落ち着いたって聞いたからね。今日は俺の奢りだから、ゆっくりしていってくれ」
夏目靖章:席へ案内する夏目の衣装は詰襟に外套の軍服風。和風メイドと合わせて大正ロマンがテーマらしい。
泊:「・・・いや、”飯おごれ”とは言ったけどよ」
古庭悠陽:「ありがとうございます……じゃあ、コーヒーをお願いします」
泊:「随分近場で済ませたな、オマエ」
古庭悠陽:困惑を顔に浮かべている。以前来たときはイベントの日ではなかったからだ。
夏目靖章:「高校生でも問題ない店って中々なくてね、大人の店ならいっぱい知ってるんだけど。それに……」
夏目靖章:「古庭くんはこっちのほうが嬉しいかなと思ってね。おーい、注文いいかな!」綾瀬さんを呼びます
古庭悠陽:「えっ、おれが……?」
綾瀬 真花:「はーい」出てくる!
綾瀬 真花:「こんにちは、古庭くん。ご注文はお決まりですか?」いたずらっぽく笑う
古庭悠陽:「あっ、ええっ!?え、えっと……コーヒーを、一つ……?」
綾瀬 真花:「ふふ。いいでしょ、これ」
綾瀬 真花:小声で。
綾瀬 真花:「でもコーヒーだけって、遠慮してるでしょ? こういうときは好きにいろいろ頼んだほうがいいよ」
綾瀬 真花:声を通常のトーンに戻し
古庭悠陽:「あ、うん……似合ってると、思うよ」戸惑いながらも返す。
泊:(ニヤニヤしながらそれを見つめる)
綾瀬 真花:「本日はカフェー風パンケーキ、ミルクホール風カステラなどをセットでご注文いただけますよ」
綾瀬 真花:「ご一緒にいかがですか?」
古庭悠陽:「……じゃあ、カステラの方で……
綾瀬 真花:「カステラとコーヒーのセットがおひとつ!」
綾瀬 真花:「泊さんはどうしますか? 軽食のメニューも、ちょっと変わったんですよ」
夏目靖章:「泊君が寄り付かない間に、ね。今日の衣装もちゃんと用意してたのに残念だなぁ」
泊:「うるせぇな、アタシはジャージが一番好きなんだよ・・・じゃあ、そうだな、マナカのおすすめは何だ?」
綾瀬 真花:「サンドイッチとフレンチトーストと…それから、ケーキメニューに新しくフォンダンショコラが」
泊:「じゃあ、それ全部。あとキーマンも頼む。」
綾瀬 真花:「ぜん…」
綾瀬 真花:「…かしこまりました!」一瞬で気を取り直して伝票をすらすら書くぞ
泊:「?奢りなんだから食わなきゃ損だろ?」
夏目靖章:「泊君?上司の奢りは焼き肉食べ放題とは違うんだよ……?」
綾瀬 真花:(こうやってたくさん食べてるからあんなに重いパンチが出せるのかな…)
GM:※中国武術リアリティショックで殴られた前後の記憶が曖昧になっています
泊:「別にいいだろ?ナツメはどうせ金持ってんだから。」
夏目靖章:「いやいや、いくら仕事でよく動くと言っても食べ過ぎは良くないよ?俺の見立てだとそろそろうちの制服がキツくなってくる頃合いだ」
泊:「・・・」(無言で腹を触る)
泊:「いや!そうじゃねぇよ!!オマエまさかマナカにもそういう事言ってんじゃねぇだろうな!!」
綾瀬 真花:微妙に視線を逸らします。
夏目靖章:「人をセクハラ上司みたいに言うのはよしてくれ!俺は支部長として、そして店長として部下の健康とスリーサイズを気遣っているだけだ!!」
泊:「マナカ、辛いことがあったらコイツブン殴っていつでもアタシのバイト先に逃げてきていいからな?」
綾瀬 真花:「ありがとうございます。わりとすぐお願いするかもしれません」
夏目靖章:(何故かはわからないが分が悪いな……?)「あ、綾瀬くん。俺はコーヒーとサンドイッチで」話題をそらす
綾瀬 真花:「はい。サンドイッチセットですね」
夏目靖章:「というわけで、晴れて我々の仲間になった綾瀬くんだ。とりあえず卒業までは、支部員見習い兼アルバイトってところだね」
GM:綾瀬はなぜ「こちら側」に残ることを選んだのか。
GM:そのあたりはたぶん古庭くんの個別エンディングで語られるであろう…
綾瀬 真花:「これからよろしくお願いしますね」キッチンに戻っていくぞ
古庭悠陽:綾瀬が戻っていくのを見届け、大きく息を吐く。「……おれが嬉しいかなって、こういうことだったんですか……」
泊:「お、照れてんのか?」
古庭悠陽:「そういうのじゃないですって……!元気そうな姿が見れたのは、まぁ、嬉しかったですけど……!」
夏目靖章:「綾瀬くんはしばらくUGNの系列病院に検査入院してたからね、久しぶりの再開を演出してあげようという、ちょっとした親心さ」
夏目靖章:「これからは放課後に来ればいつでも会えるぞ~!席は空けておいてあげよう!」
古庭悠陽:「はは……ありがとう、ございます」
夏目靖章:「まあそれに、この店はUGNとイリーガルとの連絡場所にもなっているからね。常連になってもらえると何かと都合がいいんだ」
古庭悠陽:「そうなんですか。なら、出来るだけ来るようにしますね」
夏目靖章:「今日は来てないけど、君と同じように日常に寄り添って生きるオーヴァードもたくさんいる」
夏目靖章:「そのうち紹介するよ。きっといい友達になれると思う」
泊:「アタシは普段この店には居ないけど、”鍛えたい”とかだったらいつでも連絡してくれ。」電話番号が書かれた紙を渡す
古庭悠陽:「夏目さんも、泊さんも……本当に、ありがとうございます」紙を受け取り、頭を下げる。
夏目靖章:「泊君、山籠りとかする時は事前に言ってね?色々親御さんとかに誤魔化さなきゃいけないから……誘拐犯にはなりたくないだろ?」
古庭悠陽:「あの時も、終わった後も……助けられっぱなしですね、おれ」
夏目靖章:「そんなことは無いさ。綾瀬さんが戻って来れたのは間違いなく君のおかげだ」
夏目靖章:「俺たちだけだったら……まあ負けないにしても、正直殺すしかなかった」
泊:「そうだ、胸張れよ。あれはユーヒが選んだ、ユーヒにしか出来ない事だ。」
泊:「オマエはちゃんと強くなってる・・・今なら梁山泊でも3日は生き残れるんじゃないか?」
古庭悠陽:「……綾瀬さんを助けられたのも強くなれたのも、泊さんと夏目さんのおかげです。……だから」
古庭悠陽:「おれ、頑張ります。助けられた分、おれもお2人の手助けだけでもできるように」
夏目靖章:「フフフ。もちろん、これからじゃんじゃん働いてもらうよ。俺はそのへん遠慮しないので、覚悟してもらおう…!」
夏目靖章:「……でも本当に、綾瀬くんが日常へ戻ろうと決意したのも、君が強くなろうと奮起したのも」
夏目靖章:「それは俺たちのおかげじゃない。君達二人だけの絆だよ」
夏目靖章:「これは俺の憶測に過ぎないけど、あの事件で君達のどちらかが欠けていたら、どのみちもう片方もジャームになっていたんじゃないかな」
夏目靖章:「オーヴァードを人たらしめるものは、絆の力。だから、君達が掴んだその糸を、大切にしてほしいんだ」
古庭悠陽:「……離しません、絶対に」
夏目靖章:「もちろん、俺たちとの糸もね!親にも言えない秘密を抱えてしまったし、オーヴァードとしてはこっちが家族みたいなもんだろう?」少しおどけて言う。
夏目靖章:「永い付き合いになることを、心から願うよ」
夏目靖章:右手を差し出す。
古庭悠陽:「こちらこそ、よろしくお願いします」こちらも右手を出して握手する。
夏目靖章:「改めてようこそUGNへ、古庭悠陽君」
夏目靖章:「新たな同胞を、俺たちは歓迎するよ」
綾瀬 真花:「お待たせしました!」
綾瀬 真花:注文されたものを何度かに分けて運んできはじめる。
泊:「やっと来たか。いやぁ腹減った腹減った。」
夏目靖章:「フフフ、運が良かったね古庭君。今日のカステラは綾瀬くんの担当だ。手作りだぞ…!」
古庭悠陽:「……はい?えっ、本当に……!?」一瞬反応しそこね、理解すると同時に綾瀬の方を向く。
綾瀬 真花:「…うん。美味しくできてるかな?」
綾瀬 真花:(…レシピ通りに生地の材料を混ぜて、カステラ焼き器にかけただけなんだけどなぁ)
古庭悠陽:おそるおそる皿に向きなおる。フォークで端を切り分け……食べる。
古庭悠陽:「……美味しい。綾瀬さん、美味しいよ。このカステラ」しっかりと味わい、飲み込んだ後に笑顔で答える。
綾瀬 真花:「…良かった」
綾瀬 真花:(男の子ってやっぱりこういうの好きなのかな…そうなのかな…)
泊:(サンドイッチを頬張りながら、何かを思いついたように笑みを浮かべる)
泊:「・・・ッ。ナツメ、この店カメラあるよな?あるんだろオマエ」
夏目靖章:「え、ああうんチェキ用のポラロイドカメラならあるよ?」
泊:(本当にあんのかよという顔をしつつ)「よしユーヒ、アヤセ、並べ。写真撮るぞ。」
古庭悠陽:「写真?」
泊:「こういうのはな、残せる時に残しといた方が良いんだよ・・・って、タイマーどこだこれ・・・」
夏目靖章:「いくら山育ちだからってカメラくらい使えないとやばいよ…?ほらここのツマミを回して」
泊:「ああ、これか。ありがとよ。」
綾瀬 真花:(町育ちのつもりだけど機械のことはよくわからないなぁ…)
古庭悠陽:「えっと……じゃあおれたちはさきに並んでおこうか、綾瀬さん」同じくあまり詳しくない。
綾瀬 真花:「うん、そうだね」ついていく
泊:「・・・おい!折角だからオマエらも入れよ!!」店内に居た全員に呼びかける
ウェイトレス(キュマイラ):「あっ、はーい!」
ウェイトレス(ブラックドッグ):「私も私も!」
GM:がやがや
夏目靖章:「やれやれ、もう少し落ち着いた店にしたかったんだけどなぁ」自分も並ぶ
泊:「ほら、もっと寄れ寄れ」古庭と綾瀬の肩を掴み、抱き寄せるように二人を近づける
綾瀬 真花:「わっ!?」
古庭悠陽:「うわぁっ!?泊さん!?」
泊:「そろそろ光るぞ~ほら、笑え!」
綾瀬 真花:驚きながらもできる範囲で笑顔を作る!
古庭悠陽:「えっ、ちょっ……待ってくださ——」驚きと困惑を浮かべた表情でカメラに顔を向ける。
GM:パシャッ!
GM:…そろそろ、店の客が増え始める時間帯だ。つかの間の休息の風景も、日常の喧騒に溶け込んでゆく。
GM:そして…
GM:----
GM:同日、夜。カフェバー「スノー・ドロップ」。
GM:照明や音楽といった装いを変え、全く違う顔を見せるその店の隅。
夏目靖章:「……」カウンターに腰掛けてグラスを傾ける。バーテンとして立つこともあるが、今日は非番だ。
GM:がちゃん、からんからん。
川島 公治:「…よう。いい店じゃねぇか」
夏目靖章:「いらっしゃ……え、川島さん!?どうしたんですか急に」
川島 公治:「どうもこうもないだろ、ったく」
川島 公治:「俺だけ支部が違うもんだから、事後処理なんかの話がまるで入ってこねぇ」
夏目靖章:「ああ、なんだ仕事の話ですか…こういう時だけ真面目なんだから」
夏目靖章:「でも報告ならちゃんと川島さんとこの支部長宛に送っていますよ?」
川島 公治:「ああー…」目が泳ぐ
川島 公治:「…何かの行き違いだったかもしれないな、そりゃ。おい、黒ビールはあるか」
川島 公治:「あと、つまみだ。ラーメン以外で」
夏目靖章:「ちゃんと上手くやれてるんですか?川島さん愛想悪いから……」
川島 公治:「…愛想がどうとかじゃどうにもならねぇことも有るもんさ。頭の隅にでも入れときな」
夏目靖章:「参考にならなそうですけど覚えておきますよ。あ、黒ビールなら最近ドイツから仕入れた良いのがあるんで開けましょう。つまみはウインナーでいいですよね」
川島 公治:「おう、ハーブ入りのがあったらそいつで頼む」
夏目靖章:「川島さん、ハーブなんて柄でしたっけ?病気してから好み変わったんじゃないですか」
川島 公治:「ハハッ、そいつはいい。変わり続けてるってことは、俺もまだまだ若いって事だな」
夏目靖章:「フフ、そう言ってすぐ無茶するところは変わってなさそうですね」
川島 公治:「ハァ。お前もお前で変な趣味は変わらねぇなァ」
夏目靖章:「趣味?何の話です?」
川島 公治:タブレットPCでSNSの画像を出します。なんかweb上で「スノー・ドロップ」の特集が組まれている!
川島 公治:「…一線は超えるなよ。忠告はしたぞ」
バーメイド(ソラリス):ビールを持ってきます。無言で一礼して戻っていく。
夏目靖章:「少しぐらい名前が売れたほうがカヴァーとしては都合がいいんですよ、人が多いほうが情報が入ってくるし」
夏目靖章:「それに、人とオーヴァードの共存がUGNの理念でしょ?上がどれだけ本気かは知りませんけど」
川島 公治:「オーヴァードの秘匿があと何十年も続くなんて誰も本気で思っちゃいないだろ」
川島 公治:「UGNがどうとか、FHがどうとかじゃなしにその時は来る。要は摩擦をどれだけ減らせるかだ」
川島 公治:「…広告塔なんかをやらされても、知らねェぞ」
夏目靖章:「俺なんかより適役が山程いるでしょう。神城のお姫様とか、現時点でも有名人ですし」
夏目靖章:「それにまあ……そうなったらなったで、上手くやりますよ」
川島 公治:「ああ…うまくやれ。マジにだ。正味の話、母屋がいつまで持つかもわかったもんじゃねぇからな」
川島 公治:「そうなった時に、あのガキどもを安全な未来に連れて行くのは俺達がやらなきゃいかん」
川島 公治:「…まぁ、言うまでもねェ事か」
夏目靖章:「『為すべきと信じたことを、貫け』」
夏目靖章:「でしょ?わかってますよ。先輩」
川島 公治:静かに笑い、ジョッキの持ち手に手を伸ばす。
川島 公治:それをひょいと掲げる。
夏目靖章:同じように、手元にあったロックグラスを掲げる
夏目靖章:そのまま不敵に笑い、川島のジョッキにグラスをコツンと当てる。
川島 公治:ぐい、と大きく一口飲む。
夏目靖章:同じく、グラスに残っていた酒を飲み干す
夏目靖章:溶けかけの氷が、グラスの中でカラリと回った
夏目靖章:「……川島さん」
川島 公治:「ん?」
夏目靖章:「あー、その、気が向いたら……でいいんですが」
夏目靖章:「……また来てくれても、いいですよ。仕事以外でも」若干目を逸しながら言う
川島 公治:「…」
川島 公治:「そうだな」
夏目靖章:「……」少し笑って、タバコを取り出し火を付ける。
夏目靖章:ふと気づき、川島の方へも火を向ける。
川島 公治:「んっ? ああー…」
川島 公治:「それがな、職場復帰の時に医者に止められてな…」
夏目靖章:一瞬呆気に取られ「……ップ……ハハハハハハ」
夏目靖章:「……やっぱり変わらないですね !」
夏目靖章:そう言って好きでもないタバコを咥えた。
夏目靖章:一つ、気が付いた事がある。
夏目靖章:川島公治は、俺のオーヴァードとしての師匠で、親のようでも兄のようでもあった人で、
夏目靖章:だから、どうしようもなく似た者同士なのだ。俺達は。
夏目靖章:自分の面倒も満足に見られないくせに、他人の人生に首を突っ込むのがたまらなく好きなのだ。
夏目靖章:もしかするとそれは、自分と同じように大切な何かを失った事への同情からかもしれない。
夏目靖章:組織の、そして自らの利益のために恩を売っておこうという打算からかもしれない。
夏目靖章:あるいはもっと原始的な、人で有り続けるための繋がりを集めようとする生存本能かもしれない。
夏目靖章:全部知ったことか。俺は俺だ。
夏目靖章:どのような動機があったにせよ、得たものは変わらない。
夏目靖章:彼らのおかげで、その事にようやく気が付いた。
夏目靖章:この人に、母の命と俺の人生を背負わせた。その悔悟はこの先も尽きることは無いだろう。
夏目靖章:しかし、それは俺達の起源ではない。俺の結論ではない。
夏目靖章:何故なら、あの時俺も言ったはずなのだ。
夏目靖章:意識を失う直前、血まみれの腕に抱きとめられて。横たわる母の安らかな亡骸を見て。
夏目靖章:『ありがとう』と。
夏目靖章:ロイス変更 川島公治 ◯感謝 / 悔悟
GM:----
GM:エンディング2 "梁山泊" 泊
GM:中国 山東省西部のとある山中。
GM:岩壁は峻厳に聳え立ち、川が滝となって谷間を流れ落ちる。
GM:…その中に、一人の女性の姿があった。
泊:梁山泊。かつて、武人達の総本山と恐れられた天然の要塞。
泊:木々の間を抜け、岩壁を越えた先にある洞穴じみた入口の横で、一人佇んでいる。
泊:「・・・久しぶり。」酒瓶を片手に、そこに並べられた十個の土饅頭を見下ろす。
泊:「ごめんな、中々来れなくて。」腰を下ろし、胡坐をかきながらそう呟く。
泊:「お詫び・・・って言ったらなんだけど、麓で酒買ってきたんだ。みんなが、好きだったやつ。」
泊:十個の盃を地面に並べ、酒を注ぐ。
泊:「乾杯」
泊:盃を軽く掲げながらそう呟き、そこに映った淡い緑ごと、一気に飲み干した。
泊:「・・・ッはぁ」
泊:「・・・」
泊:「・・・ああ、そうだ。ちょっとみんなに見せたいものが」
泊:減るはずのない盃をしばらく見つめ、おもむろにジャージのポケットを漁る。
泊:「ほら」取り出したのは一枚の写真。先日撮影した、喫茶店での一枚。
泊:「今の、私の仲間だよ。」
泊:「阿呆だったり貧弱だったり、うるさかったりカッコつけだったり・・・でも、みんな強いんだ。」
泊:「みんな強くて、良い奴ばっかりだ。」
泊:返答を待つようにして、押し黙る。鼓膜を揺らすのは、風に揺れる葉の音と鳥の囀り、遠くで聞こえる水の音のみ。
泊:「・・・それとね、私・・・全部終わったら会ってみようと思うんだ。お父さんと、お母さんに。」
泊:「”泊”じゃなく、”山田梁子”として。」その瞳に迷いは無い
泊:「だから・・・それまで、私の事ちゃんと見守っててね。みんな知ってると思うけど、私は・・・弱いから。」
泊:目を閉じ、軽く頭を下げる。しばしの沈黙。
泊:「・・・じゃあ、そろそろ行くね。」手をつき、ゆっくりと立ち上がる。
泊:「次は・・・そうだね、春に来るよ。今度はみんなで。」
泊:「桃の花でも見ながらさ、一緒に酒でも呑もう。」
泊:「・・・それじゃ、また。」少し名残惜しそうに、その場を後にする。
泊:一度も振り返ることなく、元来た道を引き返していく。
泊:岩壁を下り、辺りを鮮やかな新緑が包む。そこから差し込む木漏れ日に思わず手をかざし、目を細める。
泊:「・・・今日は暑くなりそうだな。」
泊:森を抜けた先に広がる、果てしない世界。
泊:「いい天気だ。」
泊:背中を押すように吹いた風が、突き抜けるような青空へと溶けていく
泊:それを見送りながら空を仰ぐと、アタシは少し、背伸びをした。
GM:----
GM:エンディング3 古庭悠陽
GM:市内某所、バス車内。
GM:…君は、学校から帰宅している最中だ。いつもより、帰るのは遅い時間帯だ。
GM:そんなときに限っていつも使っている電車は遅れているし、いろいろとタイミングが悪い。
GM:…通学定期は使えないが、これならバスで帰ったほうが早い。
綾瀬 真花:「あれ? 古庭くんの帰り道って、こっちだったっけ?」
GM:きょうは色々ついていないが、ささやかな幸運があった。
古庭悠陽:「いや、ちょっといろいろ……頼まれちゃって。今日はこっち」苦笑いしながら
綾瀬 真花:「わー、奇遇。私も部活とか、先生との用事とかいろいろ重なっちゃってさ」
綾瀬 真花:「普段より遅い時間になっちゃったんだ。ついてないよね」
綾瀬 真花:そう言うと隣に座り込んだ。
GM:…車内に、他の人影はない。
GM:傾いた陽が窓から射し込み、車内をほんのり赤く染め上げている。
古庭悠陽:「それはお疲れ様……ほかには、どう?」
綾瀬 真花:「引っ越しとかのこと?」
古庭悠陽:「……うん。聞いちゃ、悪いのかもだけど」
綾瀬 真花:「あはは、全然。 ワンルームを借りてる話はもうしたっけ」
綾瀬 真花:「いろいろ快適だし、新鮮でさ。楽しいよ」
古庭悠陽:「それは……初めて聞いた、そっか」
古庭悠陽:話しながら綾瀬の様子を窺っている。
綾瀬 真花:「うん。…あれ、そうだっけ? そういえばあんまり最近、話す時間がとれてなかったかな」
GM:綾瀬は、君とともにUGNイリーガルとして夏目の支部の世話になる道を選んだ。
GM:慌ただしい話だった。君より少し長かった検査入院、一人暮らしを始めると言い出しての引っ越し。
GM:学校や「スノー・ドロップ」で会うことはたびたびあったが、二人きりで話すのは…
GM:メガフロートで突然出会い、突然別れたあのとき以来だ。
GM:日常と非日常のあわいを攫った波。嘘のように簡単に呑み込まれた数十の命。
古庭悠陽:「そうだね、色々と忙しそうだったから。 ……あの時ぶり、かな。こうやって話すの」
GM:かれらが辿り着けなかった「その先」の日常を、あなたたちは今こうして生きている。
綾瀬 真花:「…そうだね。なんだか、ずっと昔のことだったみたいな気がする」
GM:変わった。いろいろなものが。
古庭悠陽:「……その、綾瀬さんは……話せたの?」
綾瀬 真花:「まぁ、ね」
綾瀬 真花:「なんだか二人とも、見たことない顔して固まっちゃってさ。ちょっと面白かったよ」
古庭悠陽:「それは、まぁ……驚いただろうね」
綾瀬 真花:「出ていくって先に決めてから話をしたのはちょっとかわいそうだったかな。お母さんなんか、泣き出しちゃってさ」
綾瀬 真花:「なんだかんだで私のことを大事にしてくれてるのも分かってたんだけど…」
綾瀬 真花:「でも、ちょっと一度自分の足で立ってみたいって話したら…最後にはちゃんとわかってもらえたよ」
古庭悠陽:「……良かった、ね。わかってもらえた……ならさ」
綾瀬 真花:「うん、頑張れたよ…私、ちゃんと話せた」
綾瀬 真花:何かを言いかけて飲み込む。
古庭悠陽:「本当に、すごいよ。綾瀬さんは……」その様子をみて、少し……躊躇う。
綾瀬 真花:「すごいのは、古庭くんもだよ」
古庭悠陽:「……?」
綾瀬 真花:「あんなにいろいろなことがあった後なのに、すっごく冷静なんだもん」
綾瀬 真花:「もしかしたらホントは動揺してるのかもだけど、横で見てるとそういうのが外に出てる感じがあまりなくってさ」
綾瀬 真花:「私は…すごく驚いたもの。当たり前の世界が、ほんとに戻ってきたことに」
古庭悠陽:「……それは、きっと、あの人たちのおかげだよ」
古庭悠陽:「川島さん、夏目さん、泊さん。あの人たちがいたから」
綾瀬 真花:「…うん」窓の外、太陽を透かし見る。
古庭悠陽:助けてくれた、手を引いてくれた、背を叩いてくれた。あの人たちがいたから……そして。
古庭悠陽:「綾瀬さんのおかげ、でも……あるんだ」
綾瀬 真花:一瞬、呆けたように古庭を見る。
綾瀬 真花:「…ぷっ。あはは」
古庭悠陽:「あ、あれ……なんか、おかしかった……?」
綾瀬 真花:「ううん、ごめん、違うの」
綾瀬 真花:「古庭くんって。ほんっとーに強いなって思って」
綾瀬 真花:「うん、やっと言えた! ちょっと妬いちゃうくらいだよ」
古庭悠陽:「……強い?いや、おれは……」
綾瀬 真花:「わかってるわかってる。そういうつもりじゃないからだもの」
古庭悠陽:「……?」
綾瀬 真花:「でも、古庭くんがそういう人だから、私も戻ってこれたんだと思う」
綾瀬 真花:「今なら…わかるよ。私の『当たり前』にも、古庭くんが居てくれないといけない」
綾瀬 真花:「だからさ、守るよ。古庭くんと、古庭くんのいる日常を守る」
綾瀬 真花:「お父さんやお母さんも、スノー・ドロップのみんなもそこにいる」
綾瀬 真花:「…一緒に、頑張ろう」
古庭悠陽:「……うん。一緒に、頑張って、守って……」
古庭悠陽:「そして、また……この日常に帰ってきて、こうやって話そう」
古庭悠陽:「……おかえり、綾瀬さん。戻ってきてくれて、ありがとう」
綾瀬 真花:「うん。…ただいま。」
GM:バスの前を何かが横切る。
GM:…野良猫だ。信号待ちで停車しているバスを尻目に、道端の草むらに消える。
GM:そこにある日常を、夕日が染める。海を渡る風が街を通り過ぎてゆく。
GM:"Days crumble off, Nights shamble on"
GM:-完-